ニシダのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ねえどうしようやばい、普通に泣いちゃったんだけど最後。
ラランドのニシダよね?
だらしなくて自虐的で、YouTubeで悪口と下ネタばっかり言ってる、あのニシダよね?
信じられない、こんな綺麗な文章を書くんだ。
5つの物語が収録された短編集。
最初と最後で文章の洗練具合が格段に変わっているような気がしたのだけれど、それぞれの小説を書いた期間にけっこう隔たりがあったりするんだろうか。
徐々に世界観に入り込んでいった結果、最初より読みやすくなったというだけだろうか。
生きることに、絶望したとまではいかなくても希望は見出せず、投げやりになったり自堕落になったり、なんで生きてるんだろうという思いを漠 -
Posted by ブクログ
ニシダだから書ける小説だなと思った。
国民的未亡人で、自分が信じてきた人や信念が他人の無神経な一言で一気に崩れることってあるよなと思った。何を信じればいいのか、何を信じてもいいのか、信じられることはあるのか、自分は何を信じてきたのか、何を見てきたのか。この物語では答えは出ないし出せないけど、答えが出ることの方が少ないはずで、だからこそ何を信じるのか、どう生きるのかは自分で決めれると思えた。
2人の馴れ初めを詳細に明かさないのも好きだった。
ただ君に幸あらんことをは、子供が親に抱く理不尽への反抗心、期待に応えたい気持ちと、親がいないと生活できない不甲斐なさや、育ててもらっていることへの感謝と -
Posted by ブクログ
兎にも角にもニシダっぽさが随所に表れてる小説。
普段からニシダの考え方が自分と似てるな〜と感じることが多かったので、今回小説として熟考された文章を読んで、その思いがより強まった。
読み始めてすぐの方ではいわゆる "小説っぽい表現" が多用されてるのが気になって、むず痒さを感じつつも、デビュー作だし初々しいな〜という気持ちにもなった。言葉遣いからちょっとした不快感と微笑ましさを感じて、一見すると相反するようなその2つが共存しているのが全体のストーリーともリンクするようで面白かった。
ハッピーエンドとは言えないような話ばかりなのに、なぜか読み終わった後に味わったことのない爽快感