ニック・マジューリのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
題名にもある「買い続けること」というシンプルな投資哲学が20の視点から丁寧に語られています。
データサイエンティストによる著者が、データをもとに導き出したお金の原則だからこそ、感覚ではない確かな説得力がありました。
巻末の「21の指示リスト」は、あふれる情報に惑わされがちな日々の中で、冷静さを取り戻すための大きな指針となるように感じます。
また、現在の資産や年代、ライフステージによって、取り組み方のヒントが示されているのが良かったです。
「富は絶対的なゲームではなく、相対的なゲームである。
よくも悪くも、私はあなたと同じように、理想と現実、自分と他人を比較している。
残念ながら、人は常にこのような比較をしながら生きているのだ。」
だからこそ、自分にとって何が大切なのかを問い直すことが重要だと気付かされました。
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Posted by ブクログ
データをもとに投資について語っている書籍はいくつもあるが、本書が他の書籍と違う視点は、これはこうした方が良いという話は、その人の状況・環境によって異なるので、一概に言い放つのは違うというところ。
本書では、ある程度投資の理想はありつつも、「もしそれが難しければ〇〇から始めるとよい。」といっている。
読み直すには少し文章がごってりした感覚を覚えた。データ分析の結果をまとめたものなので、そういう印象を覚えてもしょうがないか。
100年のデータから暴落の可能性を加味した運用方法も分析され、即一括投資の効果やインデックス投資(主にS&P500)の増減についてロジカルに語られているところが良い。
リタイア後の取り崩しも5%よりも4%の方がよいところも納得。現役引退後の運用方法の参考になった。
Buy and Holdという話も結局はJust Keep Buyingだというところも面白い視点だった。
例えば、リバランスで株式:国債=80%:20%を理想とする場合、まずリバランスせずに運用すると、株式の割合が多くなっていく、そこで、リバランスなら株式を売って国債を買うのが通例だが、株式売買は税がかかるため、8:2になるように国債を買っていくのが良いという。
お金や投資にこだわる前に、時間を重視した考え方に共感できた。
節約は限界があるため収入アップすべし・・・とあるが、日本の場合、それをするには時間を削った働き方(責任/残業/タスクの増加)が伴うことがままあるように感じる。なかなか理想的にはいかないと思われる。
私の場合、AIを使った作業効率化で成果を出し始めている。それが認められて収入アップにつながることを願いたい。 -
Posted by ブクログ
資産形成の基本戦略について、まずは手持ちの資産額に応じて6つの段階に分け、それぞれの段階において取るべき行動と留意すべきリスクを豊富なデータをもとに解説した本。
何か劇的に目新しいことを書いてあるわけではないが、統計データと実例に基づいたシンプルな主張は説得力が高い。
前著『JUST KEEP BUYING』が戦術書だとすると、本書は戦略書である、という位置付け通り、資産形成と人生との関係を俯瞰する一冊である。
それゆえに細かい戦術論は他に譲ることにはなるが、人生の見通しを持っておくことは常に役立つことだと思う。
個人的には、JUST KEEP BUYINGがいつまで有効な選択肢なのか?を前著を読んでから知りたかったことなので、満足した。 -
Posted by ブクログ
具体的な事例や計算を根拠に株(個別株ではなくETF)を買い続けろ~と指南する本。
アメリカのデータによるので、腑に落ちにくいところがあるが、参考になる。
p14
「お金に関する様々な疑問への答えをなんとしてもみつけるために、ブログの執筆を自分に強いることにした」
p15
「富を築くためになにより重要なのは米国株をいつ買うかではなかった。カギを握っていたのは、買い続けることだった。
企業価値評価(バリュエーション)の高低は問題ではなかった。強気市場か弱気市場かも問題ではなかった。重要なのは、とにかく株を買い続けることだったのだ」
p77
「一代で富を築く場合、平均すると32年かかっている」
p78
「起業時の平均年齢が40歳」
p79
「富を築く旅の最終目標は「オーナーになること」」
p85
「「贅沢な買い物をするときは、必ずそれと同額の投資をする」ーこれが2倍ルールだ」
p87
「充実感が得られるお金の使い方を優先させること」
p88
「「自律性(自主的であること)」「熟達(技能を向上させること)」「目的意識(自分より大きな何かにつながること)」が、人間のモチベーションと満足感にとって重要」
p90
「買い物を正当化する理由を探すにはそれが長続きする充実感につながるかどうかを考える」
p91
「世界人口の60~75%を占めるとされる外向的な人」
そんなに?!
p95
「増えた収入の半分以上を使ってしまうと、リタイアできる時期はおくれてしまう」
p95
「快適なリタイア生活を送るには、年間支出の25倍(25年分)の老後資金が必要」
p113
「学位の現在価値=(生涯収入の増加分÷2)-逸失利益」
p127
「家がもたらしたリターンは、米国株式インデックスファンドへの同額の投資から得られるものの約4分の1にすぎない」
p131
「頭金として住宅価格の20%を払え、収入に対するローン比率を43%未満に抑えられれば、経済的余裕があるといえる」
p155
「老後生活者は30年間以上、老後資金を使い果たすことなく、50対50(株式5割、債券5割)のポートフォリオから毎年4%を取り崩せることを明らかにした」
p157
「4%ルールを実践するには、リタイア後1年目に予想される年間支出の25倍の資産が必要」
p159
「支出が最も多かったのは45~49歳の世帯」
p160
「リタイア後の支出は一般的に年間約1%ずつ減少する」
p165
「リタイア後に不安のもとになるのは、お金より人間としての存在の問題」
p166
「リタイア生活で一番大切なことは?」
p173
「老いた自分のイメージ写真を見た人は、見なかった人より、(平均して)給料を約2%多く老後資産に振り分けていた」
p174
「「老後のため」という目標のほうが人々を貯蓄に駆り立てていた」
p175
「インフレが年率2%だと、お金の価値(購買力)は35年で半減する。インフレ率が年率5%だと、購買力は14年で半減する」
p178
「労働収入のない退職者にとって、インフレに対抗する唯一の武器は投資資産を増やすこと」
p180
「120万ドルを年利回り3%で運用すれば、資産を枯渇させることなく、40年間、毎年5万ドルを引きだせる」
p190
「100年の間に50%以上の暴落が2回、30%の暴落が4~5年に一回、2年に1回以上10%の下落がある」
p191
「私は個人的に、米国株、先進国株、新興国株の3つをETFで保有している」
p204
「上場REITは株式市場が暴落したときは、その影響をもろに受けやすい」
p230
(個別株投資について)
「これほど運の要素が大きなゲームを続けてはいけない。人生はただでさえ運に左右されているのだから」
p233
「心臓の大きさこそが、競走馬の成功要因としてなにより重要」
p241
「分割投資は即一括投資を平均で1年当たり4%下回っている」
p260
「即一括投資のほうが優れている」
p284
「底値を待って現金を貯めるのは意味がないと繰り返し読者に伝えることにある。「ジャスト・キープ・バイイング」(ドルコスト平均法)のほうがはるかに優れた投資法」
p286
「できるだけ早く、頻繁に投資すべき」
p306
「あなたの投資戦略によって生じる違いは、その時期の市場がもたらす違いより重要ではない」
p316
「株価が最大15%超下落する年には債券に投資し、それ以外の年には株式に投資することで、資産を最大化できる」
p322
「株式市場では、途中で困難を体験せずに無賃乗車することはできない」
p346
「投資資産を売却する際には(中略)
1.リバランスのため
2.集中投資(または損失)状態から抜け出すため
3.自分の経済的なニーズを満たすため」
p348
「早く買い、ゆっくり売る」
p394
「つまり年齢が上がるとともに、私たちは自分が思っている以上に人生が豊かなものであることに気づいていくのだ(その意味で、人生は額面より実際の価値が高い「バリュー株」」