柏原光太郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
外食産業と言っても、個人店からチェーン店、購入店まで様々。著者がおすすめの美味しいお店を紹介したものかと思いましたが、外食の変遷を記した一冊。
ネットやSNSの普及は、隠れた名店が日の目を当たるとともに、冒頭の高級寿司店に場違いな客を呼び寄せる弊害にも繋がることも。それだけにクローズドな空間がより魅力的なものになる気がします。
日本の経済が沈下していく一方で、世界の富裕層が日本の食文化に魅了されるというのは、非肉な話にも感じます。円安で海外に出る若者が多いことは、内向きな国民性を少しずつ変えていくのでしょうか。
食による街作りの話など、これから先も食の重要性が増していくのでしょうか。
それ -
Posted by ブクログ
ネタバレ<目次>
第1章 外食グルメの黎明期
第2章 バブル前夜
第3章 バブルへGO!
第4章 エル・ブジとサンセバスチャン
第5章 垣根が溶け始めた時代
第6章 グルメメディアの変遷
第7章 フーディ登場
第8章 外食産業の5つの方向性
第9章 コロナ禍の試練
第10章 東京グルメの未来
<内容>
美味しい店の紹介と思ってはいけない。グルメ業界の変遷を追った本だ。外食店(すし屋や割烹、レストラン)の内情、グルメメディアの誕生と展開、フーディ(食通よりもいろいろと食べ歩く人と著者は定義)の登場と広がり。インバウンドの話。海外事情。この20年くらいで、外食業界はものすごく変わった