あらすじ
「これは行ってみたい」とメモりたくなる店多数! 当代きっての美食家が、現代日本の外食グルメの歴史を自身の体験と共に記す。70年代から始まるフランス料理の隆盛、バブルと共にやってきた「イタ飯」ブーム、内装とサービスにこだわったエンタメレストラン、グルメメディア事情、フーディーの登場、東京再開発によって活況を呈するイノベーティブレストランまで、「グルメの現代史」を総ざらい!
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Posted by ブクログ
昔は良かった的な大御所の懐古ではなく、グルメサイトの変遷やコロナ前後の変化、和食の世界進出など多彩なテーマで楽しめた。紹介された店にひとつくらいは行ってみたい
Posted by ブクログ
すごい店が身近にあるんだ
東京は食の宝庫。自分が行けるかは別としても
行ってみたいと思えるお店が紹介されてます。とても行けるようなお店ではなかったが…
ただ、世の中にはそんなすごいお店に何年も待って通う人がいて需要がなくならない現実を知った
ただ安価な店ではなく、自分の手が届き、食とサービスと価格がマッチして納得できるお店を探したいと思った
Posted by ブクログ
2024.11.07
地方在住で所得水準も低い私には別の世界の話にしか思えない。
こういう本が成り立つ、そして「お高い」外食やインバウンドが「日本を救う」らしい。
日本はこれから本書に取り上げられるような一食何万円というレベルが「普通」の日本人と大多数の貧しいことが「普通」の日本人との二極化が拡大するのだろう。
私はもうしかたないが、子どもたちがどちらの層に属することになるのか不安が大きい。
日本に中流という言葉はなくなるのだろう。そんな感想を持つ。
Posted by ブクログ
外食産業と言っても、個人店からチェーン店、購入店まで様々。著者がおすすめの美味しいお店を紹介したものかと思いましたが、外食の変遷を記した一冊。
ネットやSNSの普及は、隠れた名店が日の目を当たるとともに、冒頭の高級寿司店に場違いな客を呼び寄せる弊害にも繋がることも。それだけにクローズドな空間がより魅力的なものになる気がします。
日本の経済が沈下していく一方で、世界の富裕層が日本の食文化に魅了されるというのは、非肉な話にも感じます。円安で海外に出る若者が多いことは、内向きな国民性を少しずつ変えていくのでしょうか。
食による街作りの話など、これから先も食の重要性が増していくのでしょうか。
それでも、生きることは食べることと思えば、美味しいものを食べられることは、いつの時代も幸せなことだと実感。私は、近所のファミレスでも満足ですが。それだけ日本のクオリティは高いのでしょうね。
Posted by ブクログ
<目次>
第1章 外食グルメの黎明期
第2章 バブル前夜
第3章 バブルへGO!
第4章 エル・ブジとサンセバスチャン
第5章 垣根が溶け始めた時代
第6章 グルメメディアの変遷
第7章 フーディ登場
第8章 外食産業の5つの方向性
第9章 コロナ禍の試練
第10章 東京グルメの未来
<内容>
美味しい店の紹介と思ってはいけない。グルメ業界の変遷を追った本だ。外食店(すし屋や割烹、レストラン)の内情、グルメメディアの誕生と展開、フーディ(食通よりもいろいろと食べ歩く人と著者は定義)の登場と広がり。インバウンドの話。海外事情。この20年くらいで、外食業界はものすごく変わった。美味しいものを日本人が当たり前に食べられる時代は終わったのだ。