リンジー・C・ギブソンのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
家族関係で悩んでいて、親子、夫婦を多角的に関係を見てなんとか解決や克服できないかなぁと様々な本にあたって見つけた一つがこの本。我が家は子供と決定的に親子関係が悪い。反抗期の重症レベルで肺炎拗らせまくり!?みたいな状態かも(我が家のヤバさをなんとかお伝えしたい)。夫婦関係もイマイチなのかな。まぁ我が家はわりと個人主義で家族の会話が極端に少ないし、みんなが行動を共にする場面がきわめて乏しい。子供ながらに気を遣われていたんだなぁ、と情けなくも反省する。まさにinsightにあふれていて、そうかぁだから問題だったのかとだいぶ理解できた。それと同時に家族システム論という影響関係を多角的に考えるアカデミッ
-
Posted by ブクログ
私の母は傍から見ると愛情があり、面倒見がよく、行動力も人脈もあって、よく友達からも羨ましがられる人だったけど
私は母とは絶対に分かり合えないと感じていて
最近10年振りに共同生活を送るようになってから、またその気持ちが大きくなってきたのでタイトルに惹かれて読んでみました。
小さいころから、なんとなくモヤモヤしていた感情が、私のペースを乱し、上手くコントロールしようとされていたことに気づくことができて、心がスッキリした感覚になりました。
また、本著では親子関係に焦点を当てて書かれていますが、パートナーや友達、職場の人間関係なども改めて考えさせられ、また自分の弱みも知り、モヤモヤが少しずつ言 -
Posted by ブクログ
精神的なサポートと肉体の健康や衣食住のサポートを切り分けて良いとやっと赦された気がする。
自分の方が感情のコントロール(押し込むこと)が得意で、
親と子の関係が逆転していた。
でも凄く仲がいいし、好きなため「親といるとなぜか苦しい」というタイトルに抵抗感が最初はあった。
だけど、確かに自分は役割を全うすることで自分が大好きな親を笑顔にしたかった、平和でいたかったが自分の押し殺した感情が積もり続けて自分の孤独感は強くなってしまった。
好きなままでいい、親を否定することでもない。
でも、精神的なサポートをするのが得意ではない親と精神的なサポートに飢えていた自分がそこにいたんだと現実を受け止めれた -
Posted by ブクログ
自己愛が強く日常の不満を子どもへの理不尽な怒りとして発散する父親。一見優しく振る舞っているものの実際は何事も自分で決めることができず、結局は家父長制の負の部分を助長する母親。
そんな親に育てられる中で、どうにか逃れようと良い大学に入り新卒でも親の年収を超える初任給の会社に入り、やっと自分の人生が始まると感じていたのに、どこか拭い切れない親への暗澹たる思い。
そして、ふとした時に親から受けた理不尽に頭を占領され苦しむ。
そんな私にとって処方箋となった一冊。
親は未熟であり、それに怒ることは何もおかしくないと肯定してくれる本書にはとても助けられた。
親との関係に悩む人は一度でも良いから手に -
Posted by ブクログ
ネタバレ【なぜ】親から過去かけられた言葉、行動を自己分析の際に振り返った、なぜ親はそんな接し方だったかを分析したかった。
【ここだけ】未熟な親に育てられた人でも、自身の子供との接し方を良好に保つことはできる。これは勇気が出ることば。
【感想】自分の身の周りに起こったことと非常に近いことが書かれていた。私は子であり、親である。子供にとって荷物とならないような親で居続けるためにどうしたらいいか考え続けたい。
【メモ】
p68 秀でた共感力には想像力も求められる。それはメタライゼーションと称されるもので、人にはそれぞれ独自の心と思考プロセスがあると言うことを想像できる能力のことだ。
p78 泣いて不 -
Posted by ブクログ
表紙のイラストからして、苦しい。
よく分かる気がする。
母が大好きで、母にくっつきたいけど、母は私を見ていない。
私はかつて子どもだったと同時に、今は母だから、子どもたちにも苦しい思いをさせているのかもしれないと思って、それも苦しい。
完全に分かったわけじゃないけど、今の自分の状況を紐解くヒントにはなった。
おそらく私の母は「がむしゃらな親」だ。
母もまた、自分の父のために自分の役割を演じてきたし、結婚してからも義父母との暮らしの中で苦しかっただろう。
母と心が触れ合う交流をしたくても、難しいんだなと理解した。
私も、誰かが私の心に近づきすぎるのを恐れてる。
私にできることは、自分の心 -
Posted by ブクログ
ネタバレ人生を歩む上で親の存在は良くも悪くも大きく影響を与えてくる。
精神的に未熟な親の元に生まれてしまった場合、死ぬまでその足かせに苦しみ重い十字架を背負わなければならない。
そんな絶望的な現実の一助となるような本だった。
毒親の事情、背景やうまく付き合っていく方法について分かりやすく書かれている。
毒親もまたその親にまっとうでない扱いを受けていた場合が多いというのは何とも切ない。
毒親や親ガチャという言葉を聞いてもあまり納得できないのはおそらく自分は親に恵まれているからだと思う。
理不尽に叱られたり伝えたいことが伝わらなかったりして失望に似た感情を抱くことはあるが親だって人間だし過度に期待するの -
Posted by ブクログ
ネタバレ正直、自分にはあまり関係がない本だろうと思っていたが、読み進めるうちに自分が未熟な大人たちにされてきたこと、そこで思い込んできたことがあったのではないかと気付かされ、苦しくなった。けれど、もう自分の人生を歩んでもいいのではないかと背中を押してくれる本だった。読み終えることができて良かったと思う。
自分のヒーリング・ファンタジーと役割としての自己を書き出す作業で、自分の状況を客観視できた。症例がいくつも途中で出てくるので、自分と照らし合わせて考えることができた。どんなふうに実践したら良いかも書いてあるので参考になった。
周りの未熟な大人たちに精神的な成熟や繋がりを求めることはできない、しなくて良