成田サトコのレビュー一覧
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“?マークを頭のまわりいっぱいにうかべながら、その顔は見る見るうちに赤面していく。カリンはあわててキースの手からホウキをとると、はじめてホウキにのったみたいに、ガクンッと思いっきりさがったり、左右にゆれたりして、見てるこっちがヒヤヒヤ。
「だいじょうぶ?まだ自分でとぶのはあぶないよ。どこか安全なところに……」
「ゴメンなさいっ。ゴメンなさいっ。もうだいじょうぶですぅ〜」”[P.65]
5巻目。
チトセはフウカの知らない、フウカの秘密に関わることを知っているんじゃないかって気も。
“「ああ。それにこの島は魔界と同じ土地。オレたちには空気も土もあわないのさ」
チトセも「ふわぁ〜わ」と大きなアクビをした。
魔界の土地……それなのに、あたしはちっともつかれない。魔力だってーー。
「あたし、へんなのかなあ」
「あ?」
「だってカリンみたいに、全然つかれたりしないもん。魔力だって、なんかふだんとちがう感じ」
あたしは自分の右てのひらを見つめた。
「さっきの火の魔法か」
「うん……。これってパパと何か関係があるのかな。パパっていったい何者なんだろう」”[P.139] -
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“黒いマントがコウモリの羽のようにひろがって、顔にかかった黒髪のあいだからのぞいたひとみが一瞬光ったようなーー。
「キース……」
「だいじょうぶ?ごめんね」
キースのひとみはいつもの憂いのある黒にもどっていた。そしてかなしそうな顔であたしに手をさしのべた。すると、その手をチトセが思いっきりはらい、あたしのうでをムンズッとつかむと、思いっきりひきあげた。”[P.65]
4巻目。
キースがフウカを気に掛ける理由は何巻頃で明かされるのだろう。
“あたしをとりかこんでいた子たちは。「おめでとぉ」「よかったね!」と口々においわいの言葉をかけてくる。
(なんでこんなことになってんのぉーっ)
思わず両手で頭をかかえると、とつぜん、その手をグイッとひっぱられた。
「うわあっ」
おどろいて顔をあげると、チトセがあたしの手首をつかんで、きげんわるそうに顔をしかめていた。”[P.181] -
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“「おまえしか、かんがえられない。こんな、こんなこと……そうじゃなきゃ、ありえない……」
「どうしたのさ?」
チトセはしばらくだまってから、右のてのひらを思いつめたような顔で見つめた。
「魔法が、魔法がつかえないんだ……」”[P.25]
3巻目。
兄弟にナイショって辺りが後で効いてくるかな……。
“「いいよ。ボクの魔力、ぜんぶあげる!だから、フウカちゃんをたすけてっ」
「よいのか。おまえは魔法使いではなくなるのだ。それがこの世界でどれだけきびしいものか、わかるか」
仮面はさとすように、やさしく光った。
「いいんだ。魔力がなくても生きていけるけど、フウカちゃんがいなくなったら、さびしくて生きていけないもの」”[P.159] -
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“「……だいじょうぶだよ」
うすれていく意識のなかで、やさしい声がきこえた。そして氷のようにひえきったからだに、右手だけが徐々にぬくもりをとりもどしていく。レイアがそっと目をあけると、
「アベル……」
アベルの金色のひとみがやさしくレイアを見おろしていた。そして、きずだらけの左手でレイアの手をつよくにぎりしめた。
「ぼくらは闇の力になんて負けない。ぼくらはあたらしい魔法の国をつくるのだから——」”[P.9]
2巻目。
“「チョウチョさん……」
いつもあたしをたすけてくれる、ふしぎな白いチョウ——。
『フウカちゃん、目に見えることが、すべて正しいとはかぎらないよ。ほんとうにあるものが見えなかったり、ないものが見えたり……』
「どういうこと?わからないよ」
『目をとじて……ほんとうのことは、きみがいちばんよく知っているはずだ』”[P.120]