成田サトコのレビュー一覧
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“黒いマントがコウモリの羽のようにひろがって、顔にかかった黒髪のあいだからのぞいたひとみが一瞬光ったようなーー。
「キース……」
「だいじょうぶ?ごめんね」
キースのひとみはいつもの憂いのある黒にもどっていた。そしてかなしそうな顔であたしに手をさしのべた。すると、その手をチトセが思いっきりはらい、あたしのうでをムンズッとつかむと、思いっきりひきあげた。”[P.65]
4巻目。
キースがフウカを気に掛ける理由は何巻頃で明かされるのだろう。
“あたしをとりかこんでいた子たちは。「おめでとぉ」「よかったね!」と口々においわいの言葉をかけてくる。
(なんでこんなことになってんのぉーっ)
思わず両手 -
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“「おまえしか、かんがえられない。こんな、こんなこと……そうじゃなきゃ、ありえない……」
「どうしたのさ?」
チトセはしばらくだまってから、右のてのひらを思いつめたような顔で見つめた。
「魔法が、魔法がつかえないんだ……」”[P.25]
3巻目。
兄弟にナイショって辺りが後で効いてくるかな……。
“「いいよ。ボクの魔力、ぜんぶあげる!だから、フウカちゃんをたすけてっ」
「よいのか。おまえは魔法使いではなくなるのだ。それがこの世界でどれだけきびしいものか、わかるか」
仮面はさとすように、やさしく光った。
「いいんだ。魔力がなくても生きていけるけど、フウカちゃんがいなくなったら、さびしくて生き -
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“「……だいじょうぶだよ」
うすれていく意識のなかで、やさしい声がきこえた。そして氷のようにひえきったからだに、右手だけが徐々にぬくもりをとりもどしていく。レイアがそっと目をあけると、
「アベル……」
アベルの金色のひとみがやさしくレイアを見おろしていた。そして、きずだらけの左手でレイアの手をつよくにぎりしめた。
「ぼくらは闇の力になんて負けない。ぼくらはあたらしい魔法の国をつくるのだから——」”[P.9]
2巻目。
“「チョウチョさん……」
いつもあたしをたすけてくれる、ふしぎな白いチョウ——。
『フウカちゃん、目に見えることが、すべて正しいとはかぎらないよ。ほんとうにあるものが見えなか