青波杏のレビュー一覧

  • 日月潭の朱い花

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    台北で暮らす日本人女性が見つけたのは戦中の日記。行方不明になった女性がどこに行ったのかを探すミステリー。

    書いたのは女性だと思ってたら男性だと知って驚いた(女=こう、男=こうという自分の感覚が間違ってるのかも)爽やかに描く冒険譚、面白かった。

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    2024年08月27日
  • 日月潭の朱い花

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    ネタバレ

    今の20代後半から30代初めの感覚だとこんな風に見えるのかなあと読んだ。場所の選び方がうまいなあ。満州でも沖縄でもなく。

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    2024年08月08日
  • 日月潭の朱い花

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    日月潭は台湾の地名だ読んでみて人名地名に中国語のピンインが多く出ていた。話しは二つの時代一つは日記のもう一つはそれを読んでいて探索している時代が折り重なって進む。ただもう一つ日本統治時代の世相も語られている。差別を受けた人びとの生活が重く心に重積を感じた。違った話しをここに記しておこう中国の歌にメイファ(梅花)があり歌詞を思い出し中国語で思わず歌ってしまった。

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    2024年07月25日
  • 花咲く街の少女たち

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    ネタバレ

    日本植民地下の京城で時代に翻弄されながらも、たくましく生きる少女たちのお話。何回読んでもこの頃はあまりにも酷くて恥ずかしくてやるせない気持ちになる。緑とハナがまた笑顔で再会できますように。

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    2025年10月27日
  • 花咲く街の少女たち

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    1936年、日本植民地下の朝鮮で、日本人の翠と、朝鮮人のハナが出会う。二人の繋がりを描く。

    朝鮮で特権階級として日本人が暮らしていたことや、日本人同士でも特高が目を光らせていたこと等々、この頃のことはよく知らないので、これからも学んでいきたい。

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    2025年09月04日
  • 楊花の歌

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    日中戦争下の厦門、抗日運動家の下で日本人諜報員の暗殺計画に巻き込まれた二人の女性、擬装してカフェ朝日倶楽部で働く日本人リリーと、豆花屋台で敵を見張る台湾少数民族出身のヤンファとの愛を絡めたエスピオナージ。
    リリーの複雑な遍歴と共に舞台は厦門、上海、大阪、台湾の少数民族の村、台湾の港町、基隆、金瓜石と時空を行き来しながら暗転を繰り返す。日本人ナツカと台湾人リーファ、朝鮮人ミツエや台湾人ミヨとリリーの交流と葛藤、登場人物間の複雑に絡み合う関係性は終盤にようやく解きほぐされ、家族や友人さえ気付かない展開に解せなさを感じながらも二人の再会に安堵する。
    国を奪われ支配された台湾人や朝鮮人の心に潜む怒りや

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    2025年05月20日
  • 日月潭の朱い花

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    苦しい時代があったんだな。そこから抜け出そうともがく、息が詰まりそう。誰か何かに虐げられるような世界はなくなればいい。

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    2025年05月16日
  • 日月潭の朱い花

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    物語を辿るときに誰かに感情移入してしまうけれど、都合よく自分の偏見を通じてフィルタを掛けていることを痛感させられた。無防備に誰かを傷つけ、そして自分は傷つけられないように逃げている。そこから変わるきっかけとなる旅にわたしもいつか出るだろうか。

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    2025年02月24日