青波杏のレビュー一覧
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青波杏の日月潭の紅い花を読みました。
主人公のサチコは日本から逃げるように台湾の求人を見て台湾にで暮らします。
古い皮のトランク中の古い日記を発見し、その日記に違和感を覚え、謎を解いてきます。
秋にサイクリングで訪問した十和田の宿で知り合った台湾のご夫婦と台湾での再会を約束してから、台湾のことをいろいろ調べて、この小説でも登場する地名をGoogleで調べながら読んでいました。
半分まではなかなか引き込まれないで、読むペースが遅かったのですが、後半古い日記の謎解きから現代につながり、ミステリーな話に急展開して、なかなか面白かったです。映画になるともっと面白いかなと思いました。 -
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25歳のサチコは、不条理な派遣から逃れて台湾で偶然再会した在日コリアンのジュリといっしょに住む。
古物商で見つけた革製のトランクのなかから古い日記帳を見つける。
それは、日本統治時代の台湾を生きた女学生が、書いた日記だった。
その日記を読んだときから普段は引きこもりのジュリが、その女学生の行方を調査するようになり…
現代のサチコとジュリが、時をこえて日記の少女の行方を探すのだが、植民地台湾の生活に触れて思う重たい気持ちや知らなかったやるせなさなども考えさせられる。
それだけではなくこの二人のアイデンティティも求める旅にもなっている。
探して、追い求めて、ときには苦しみも伴い、だけど断ち切れな -
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娼婦のいる街で育ち、年の離れた市議会議員に見初められ、お嬢様と呼ばれるようになった翠。高等女学校へ通うため朝鮮へ渡ります。そして下宿先で子守りのハナと出会います。日本統治時代の朝鮮で、育った国が違う2人の友情と愛情の物語でした。
「イルボンサラミ、シロヨ(日本人、嫌い)」と言う言葉にショックを受けつつも、同じ年齢のハナへの関心が高まる翠。生い立ちの複雑さもあり、自分の本心をなかなか言えません。新しい環境で出会った友達との、初めての楽しい時間をハナと共に過ごすようになり、様々な日々の出来事のなかで二人の気持ちが近づいたかと思ったら、ある出来事で離れてしまいます。
当時の時代は複雑で、悲しい思 -
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日中戦争下の厦門、抗日運動家の下で日本人諜報員の暗殺計画に巻き込まれた二人の女性、擬装してカフェ朝日倶楽部で働く日本人リリーと、豆花屋台で敵を見張る台湾少数民族出身のヤンファとの愛を絡めたエスピオナージ。
リリーの複雑な遍歴と共に舞台は厦門、上海、大阪、台湾の少数民族の村、台湾の港町、基隆、金瓜石と時空を行き来しながら暗転を繰り返す。日本人ナツカと台湾人リーファ、朝鮮人ミツエや台湾人ミヨとリリーの交流と葛藤、登場人物間の複雑に絡み合う関係性は終盤にようやく解きほぐされ、家族や友人さえ気付かない展開に解せなさを感じながらも二人の再会に安堵する。
国を奪われ支配された台湾人や朝鮮人の心に潜む怒りや