稲垣直樹のレビュー一覧
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星の王子さま大好きな方って多いと思うのです。わたしもそのひとり。その割にあまり詳しいとはいえないので、読んでみたくて。読んだ最初の印象・・・けっこうお堅いな、と。物語がサン=テグジュペリの人生とどう関わっているかを読み解くという割とオーソドックスな内容。言葉の使い方がどういう意味をもつか、フランス語の複合過去の使い方やapprivoiserの意味など、勉強になりました。個人的には、6章の「大切なものは目に見えない」の深い意味、と、7章のわがままなバラの花の物語、がとても興味深かったです。最後に宮崎駿氏の作品との関連付けがあったのが意外でした。
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Posted by ブクログ
和訳が他の出版社より少しかたくて残念だったかも!最初から他のじっくり読み比べて買えばよかった><
けど内容は素敵で深くてちょっと悲しくてファンシーだった☆で、未だにこの内容、サン=テグジュぺリが伝えたかった事。完全には理解できてないと思う。最後まで、未だに謎を多く残すこの読み物。
だから色々と未だに研究されてずっと愛されているんだろうね。
大学の春休みか早朝、4時頃になると、いつも8CHで箱根にある「星の王子様ミュージアム」の綺麗な風景が放送
されていて、それに憧れもあって、1年の頃行ってきたけど、、彼のすべてを知らなくてよかったなあと思った。
結婚生活は、私生活は波乱万丈でうまくいってなかっ -
Posted by ブクログ
ずっと読もう、読もうと思って読んでいなかった有名な本って結構たくさんあると思う。
私にとってそんな一冊は、この『星の王子さま』。
あまりに有名すぎて?色んなところで引用されているだけに、知った気になって読んでいなかった本。
やっと手にとる機会になったのは、「星の王子さま バオバブの木栽培セット」なるものが我が家に届いたため。これは、カードのポイントが貯まってプレゼントに申しこんだもの。アフリカ好きの私は、我が家で「バオバブの木」が育てられるのか!と感動して、数あるプレゼントの中からチョイスしたのです。
届いてみると、あらまぁ、かわいい星の王子さまのイラストがついた栽培ポットとバオバブの木になる -
Posted by ブクログ
平凡社ライブラリー版『星の王子さま』の翻訳者であり、『翻訳技法実践論―『星の王子さま』をどう訳したか』(2016年、平凡社)でその翻訳の工夫を語った著者が、『星の王子さま』の解釈を中心に、作者のサン=テグジュペリやその他の作品などについて論じている本です。
「おとなの日常世界」と「子どもの世界」の対立に、第三の世界として「空の世界」を加えて、『星の王子さま』などの作品世界を読み解く試みや、サン=テグジュペリの作品における「語り」の構造についての考察などが展開されています。また最終章では、宮崎駿の『天空の城ラピュタ』などの作品におけるサン=テグジュペリの影響についての著者の解釈が展開されていま