稲垣直樹のレビュー一覧

  • 星の王子さま

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    奥行き深い。
    読み返す度、子供時代に失った何かに浸れる、大人のための本。
    分量もちょうどよく、読みやすい。

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    2024年03月20日
  • 星の王子さま

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    大人向けの本だと思う。胸がきゅうってなります。王子様が訪れた小惑星の人たちは、大人を象徴していて、なんともいえない気持ちになる。大人になるってそういうことなのかな。色々と忘れていってしまうのかな。寂しいな。 いつまでも子どもの頃のような純粋な気持ちを持ったままではいられないのかな。

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    2012年10月06日
  • 星の王子さま

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    新訳読み比べをしているので、その観点から。
    翻訳とフランス語を生業としている方の作品です。 接続法やら複雑な過去形から成り立つフランス語を 原文に近い形で読みたければ、言語学者のものがよいかも。王子様のセリフが相手によって丁寧になったりカジュアルになったりと書き分けられているのが他にはなかった特徴かと。 文学、詩的ということに目を向けるなら小説家によるモノのほうがよいかもしれませんが、それが原文とどれだけ距離があるのかは、私には分かりません。

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    2011年08月25日
  • 星の王子さま

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    ネタバレ

    間違いなく名作。子ども向けでもあり、大人向けでもある。

    作者自身が偵察飛行中に地中海で消息を絶ったというのがなんとも皮肉のようであり、しかし彼も王子さまのようにどこかに旅に出たのではと思ってしまう。

    満天の星のなかでバラはどうしているだろう。羊の口輪は頼りなげに、それでも巻きついているだろうか。王子は五億の泉を見上げながら、五億の滑車と綱の歌を聴いているだろうか。

    満天の星のどこかに、ぼくもなじみを見つけたいと思わされた。

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    2011年07月26日
  • 星の王子さま

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    なんだか有名な一冊

    子供の視点から見た大人の価値観を子供ってぽい星の王子さまが感じたことを表現するのだが、逆に皮肉っぽいのがいい。

    大人は量をみる、子供は質をみる
    大人はものを見る、子供は心をみる

    王子さまといろいろな星にいる住人との対話が大人社会の価値観を不思議に感じている部分が大人への警鐘とも見える。

    タイトルのかわいらしさとは裏腹にはっとしてしまう。
    効率第一主義、経済第一主義になりがちな現代人は読んでおくべき。

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    2009年10月04日
  • 星の王子さま

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    名著とされていて読んだことない本でした。「幸せは目には見えない」目に見えるもの、視覚的に捉えられるものでしか幸せを推し量れない「おとな」たちをこどもたちは一体どのように感じているのか。大切な人やものができただけで目に映るものすべてが輝いて見えること。哲学的な内容であり、一生かけて自分の人生の経験と照らし合わせたながら定期的に読んでいくべき作品だと思いました。1年後の自分がこの作品を読んだ時にどう感じるのか。それを楽しみできる奥深い作品でした。

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    2025年03月16日
  • 「星の王子さま」物語

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    星の王子さま大好きな方って多いと思うのです。わたしもそのひとり。その割にあまり詳しいとはいえないので、読んでみたくて。読んだ最初の印象・・・けっこうお堅いな、と。物語がサン=テグジュペリの人生とどう関わっているかを読み解くという割とオーソドックスな内容。言葉の使い方がどういう意味をもつか、フランス語の複合過去の使い方やapprivoiserの意味など、勉強になりました。個人的には、6章の「大切なものは目に見えない」の深い意味、と、7章のわがままなバラの花の物語、がとても興味深かったです。最後に宮崎駿氏の作品との関連付けがあったのが意外でした。

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    2011年08月15日
  • 星の王子さま

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    和訳が他の出版社より少しかたくて残念だったかも!最初から他のじっくり読み比べて買えばよかった><
    けど内容は素敵で深くてちょっと悲しくてファンシーだった☆で、未だにこの内容、サン=テグジュぺリが伝えたかった事。完全には理解できてないと思う。最後まで、未だに謎を多く残すこの読み物。
    だから色々と未だに研究されてずっと愛されているんだろうね。
    大学の春休みか早朝、4時頃になると、いつも8CHで箱根にある「星の王子様ミュージアム」の綺麗な風景が放送
    されていて、それに憧れもあって、1年の頃行ってきたけど、、彼のすべてを知らなくてよかったなあと思った。
    結婚生活は、私生活は波乱万丈でうまくいってなかっ

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    2009年10月04日
  • 星の王子さま

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    言わずと知れた名作。近年、訳権等の問題がクリアされ沢山の新訳が出版されました。本書はそのひとつ。友人に薦められて読みました。子どもよりも大人が読むべき本かもしれませんね。

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    2009年10月04日
  • 星の王子さま

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    一見子供向けのように見えますが、大人向けに書かれた本だと思います。子供には難しい。挿絵はジャンプの『ピューと吹くジャガー』のジャガーさんに似ています。これがモデルだったのか。

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    2009年10月04日
  • 星の王子さま

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    ずっと読もう、読もうと思って読んでいなかった有名な本って結構たくさんあると思う。
    私にとってそんな一冊は、この『星の王子さま』。
    あまりに有名すぎて?色んなところで引用されているだけに、知った気になって読んでいなかった本。
    やっと手にとる機会になったのは、「星の王子さま バオバブの木栽培セット」なるものが我が家に届いたため。これは、カードのポイントが貯まってプレゼントに申しこんだもの。アフリカ好きの私は、我が家で「バオバブの木」が育てられるのか!と感動して、数あるプレゼントの中からチョイスしたのです。
    届いてみると、あらまぁ、かわいい星の王子さまのイラストがついた栽培ポットとバオバブの木になる

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    2025年09月29日
  • 「星の王子さま」物語

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    平凡社ライブラリー版『星の王子さま』の翻訳者であり、『翻訳技法実践論―『星の王子さま』をどう訳したか』(2016年、平凡社)でその翻訳の工夫を語った著者が、『星の王子さま』の解釈を中心に、作者のサン=テグジュペリやその他の作品などについて論じている本です。

    「おとなの日常世界」と「子どもの世界」の対立に、第三の世界として「空の世界」を加えて、『星の王子さま』などの作品世界を読み解く試みや、サン=テグジュペリの作品における「語り」の構造についての考察などが展開されています。また最終章では、宮崎駿の『天空の城ラピュタ』などの作品におけるサン=テグジュペリの影響についての著者の解釈が展開されていま

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    2020年02月11日
  • 星の王子さま

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    ネタバレ

    箱根の星の王子さまミュージアムに行って、多くの人によって翻訳がなされていることを知って、小学生の時に別の翻訳者で読んだこの本を手に取った。
    小学生だった自分にはいまいちよく分からなかった本だったけれど、今は色々と分かるようになって、読んでいるうちに気づかされうことも多く、嬉しく思いながらも、少し悲しくなった。
    もし、私がフランス語を読めたなら、フランス語で読んでみたいと思える一冊。

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    2013年04月11日
  • 星の王子さま

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    子どものためのようで、大人のための本って、ことで読んでみた。

    命や人のタイプについて描いた本かな。

    抽象的過ぎる部分は、想像力のない私にはイメージ沸かなかった。
    もう2回くらい読めばよいのか。

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    2012年09月26日