ヴァシームカーンのレビュー一覧

  • 帝国の亡霊、そして殺人

    購入済み

    イギリスから独立したばかりインドを舞台にした歴史ミステリー。主人公は正義感の強いインド初の女性警察官で勇敢で無鉄砲で魅力的な女性で、どこか頼りないイギリス人男性とバディを組んで、事件を解決する。
    インドとパキスタンの分離独立に対する知識が少なかったため、より楽しむために調べながら読む必要があった。宗教間の対立など学びが多く、良い読書経験であった。

    #ドキドキハラハラ #アツい

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    2023年04月19日
  • 帝国の亡霊、そして殺人

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    1950年のボンベイ。大晦日のパーティの最中に殺された英国外交官、事件の真相を追うのはインド初の女性警部。男尊女卑の風潮が半端ない社会や警察組織の逆境の中にあっても真実を追求する姿勢を貫く主人公ペルシスがカッコいい。手掛かりを求めて東奔西走したりと地道に解決へ導くミステリー。英国からの独立やパキスタンとの分断など時代背景も面白かった。

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    2023年03月07日
  • チョプラ警部の思いがけない相続

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    舞台がインドのムンバイ。主人公チョプラが伯父から相続したのは仔象。この日はチョプラが警察を退職する日でもあった。警察官として過ごす最後の日に知った若者の変死事件。警察が動かないなら自分が解決すると、退職後にもかかわらず捜査を行う。仔象を引き連れての捜査。舞台がインドでなければあり得ない光景。とは言ってもムンバイという都会では、かなり珍しいだろう。チョプラも良いが、チョプラの妻、ポピーが魅力的。文句を言ったり心配したりするけど、かなり楽天的で、いつの間にか仔象を受け入れて、一緒にテレビを見ていたりする。色々びっくりさせられる話だけど、インドについて、何も知らないのでそういうこともあるのだろうとし

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    2025年04月04日
  • チョプラ警部の思いがけない相続

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     少年の水死体が発見されてからインドに蔓延る巨悪を倒そうとする主人公がカッコよかったし、伯父から相続することになった子象のガネーシャが要所要所でいい仕事をしていて「変わってるけど良いコンビだなぁ。」と思った。続編が出るなら読んでみたい。

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    2024年04月14日
  • チョプラ警部の思いがけない相続

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    ネタバレ

    ・あらすじ
    インドの大都市ムンバイが舞台。
    心臓疾患のため警察を退職することになったチョプラの退職当日に青年の死体が発見される。
    警察では事故死と判断されるがチョプラは死の真相を暴くため独自に捜査を開始する。
    そんなチョプラ警部の相棒は叔父さんから贈与された子象のガネーシャ。
    不正、賄賂、汚職と貧困が蔓延るインド社会の問題とそんなごちゃまぜで発展途中の都市で騒々しくも逞しく生きる人々、踏みつけられる人々などインド社会が垣間見える作品。

    ・感想
    インドではショッピングモールに象が侵入しても追い出されない…のか?!とか日本人的にこれ有りなの?と倫理観や捜査方法、生活習慣などなど疑問と驚きが多々あ

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    2024年02月23日
  • チョプラ警部の思いがけない相続

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    読むボリウッド映画!RRRを皮切りに昨年は10本程度のボリウッド作品を見ましたが、そんな経験を元にこの小説を読むと脳内でボリウッド映画として再生されました。前半の象がアパートにやってきたシーンでダンスが入ってタイトルコールなんかがいいんじゃないかと妄想できました。内容で好きなところは、主人公は早期退職したおじさん(髭が万歳の形をした紳士)で、日常ミステリかと思わせておいてインド全土を巻き込んでいくギャングや政治家の賄賂が絡む社会派に発展していくという壮大なところ。間に挟まる奥さんサイドのストーリーはラブコメで、これも面白い。シリーズもののようなので、次回作以降も日本語で読めるといいなぁ。

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    2024年02月04日
  • 帝国の亡霊、そして殺人

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    自分ではポケミスほとんど読まないけど、人に貸してもらって。

    面白かった!
    ストーリーだけだと、まあまあ面白いミステリだったなぁと思うくらいかもしれないけど、インドの時代背景、イギリス人への感情や宗教対立など、絶妙に絡まって。

    かなり早い段階で犯人が自白するので、真犯人は他にいるんだろうなぁという想像はすぐにできるものの、なぜやっていない罪を認めたのか?という謎を解くには、そのあたりの背景が不可欠。

    なぜ学校で勉強しないといけないのか?→ミステリを楽しく読むためだ!と実感した一冊。

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    2023年11月11日
  • チョプラ警部の思いがけない相続

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    続きが読みたい! インド小説は初めてだがムンバイの雑多なカオスが目に浮かぶようだ。チョプラのキャラクターが良くて、先を知りたくなる。

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    2023年06月12日
  • 帝国の亡霊、そして殺人

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    一気読み、、。事件は納得いかないふうに収束していきましたが、そこに至るプロセスには深みがありました。さまざまな宗教、民族が絡み合い、イギリスに統治される、当時のインドの複雑な状況が垣間見えました。聡明で正義感あふれるペルシス、キャリア積んでいてほしい、。また次の作品で会えますように。彼と共に。インドとイギリス、というワードだけで頭の中にR R Rが浮かんで仕方ない病との闘いに苦しみながら読み進めることに。

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    2023年04月11日
  • 帝国の亡霊、そして殺人

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    1950年のインドが共和国化される直前にイギリス外交官のヘリオット卿が殺害されるところから始まる。捜査するのはインド初の女性刑事ペルシス警部。女性が警察にいるということの不満が多くある時代。その中で時代の変わり目というものに直面し捜査も難しい。上からの圧力とインドとパキスタンの分離独立の争乱。謎解きの面白さとその歴史の重みが伝わってくる。ここ最近インドが舞台の作品が増えてきてるのは嬉しい。

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    2023年02月18日
  • チョプラ警部の思いがけない相続

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    ガネーシャが可愛い!
    真面目なインド人なんて知らんな…と思ったけど、
    パヴァンを思い出した。元気かな。
    全体的に面白かった。

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    2024年03月13日
  • チョプラ警部の思いがけない相続

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    軽くてすぐ読めるミステリ。ムンバイの混沌とした街の様子もリアルで、賄賂で動く警察官や政治家の悪事を正義感の塊のようなチョプラ元警部の活躍で曝け出すと言うのが爽快。ガネーシャと名付けられた子象も可愛くて楽しかった。

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    2023年07月22日
  • 帝国の亡霊、そして殺人

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    ネタバレ

    独立後間もないインドが舞台。大英帝国の支配を解かれたばかりで、イデオロギーの揺らぎや宗教間の対立など当時の混乱が見て取れて興味深かったが、ミステリーとしては少し粗が目立つ。主人公の母の死の謎が、散々勿体ぶった割には小粒だったのには肩透かしを食った。あと、シンがわざわざ苦労してズボンを持ち帰る必要性は?罪を被るには、自分の持ち物でも置いてきた方が早いと思うけど。そしてブラックフィンチの魅力がわからない。

    後味の悪い終わり方は、当時の混沌としたインドの情勢とマッチしていて悪くないとは思う。

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    2023年07月06日
  • チョプラ警部の思いがけない相続

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    ネタバレ

    やってることはなかなか物騒だったけど、ガネーシャの雰囲気とまじめなチョプラのキャラクターが上手く緩和しててよかった。
    日本でもシリーズ刊行してほしい。

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    2023年05月28日