清水洋のレビュー一覧

  • 野生化するイノベーション―日本経済「失われた20年」を超える―(新潮選書)
    (イノベーション等の)ビジネス史を広く取り扱う著作はある種のロマン的な物語や悲喜劇が散見されるのでエンタメとしても楽しめるものが多いように思うが
    表題や装丁からはかなり学術寄りに見えていたので敬遠気味だった。

    研究対象としての扱いの難しさもあり、銀の弾丸としてのイノベーションの確立には困難を伴うが...続きを読む
  • 野生化するイノベーション―日本経済「失われた20年」を超える―(新潮選書)
    【イノベーションとは目指すものというよりも、あくまでも課題解決の結果です。イノベーションを起こすことが目標になるということ自体、本末転倒ぎみです】(文中より引用)

    すっかり巷間に定着した「イノベーション」という言葉。その光と影に焦点を当てつつ、イノベーションの生態について掘り下げた一冊です。著者は...続きを読む
  • 野生化するイノベーション―日本経済「失われた20年」を超える―(新潮選書)
    <目次>
    はじめに 野生化するイノベーション
    序章あなたがスレーターだったらなら旅立ちますか
    第1章イノベーションとは何か
    第2章企業家がなぜ必要なのか
    第3章3つの基本ルール
    第4章イノベーションをめぐるトレードオフ
    第5章イノベーションはマネジメントできるか
    第6章成長を停滞させた犯人な...続きを読む
  • 野生化するイノベーション―日本経済「失われた20年」を超える―(新潮選書)
    これはビジネス系の本の中では久しぶりに超面白かった。
    さすが、神戸大学の忽那先生の推薦。
    イノベーションの歴史、イノベーションの生まれるメカニズム、イノベーションの及ぼす影響など、短いながらいろいろな角度からイノベーションを論じている。
  • 野生化するイノベーション―日本経済「失われた20年」を超える―(新潮選書)
    「野生化するイノベーション」というタイトルは、“もともとイノベーションって野生でしょ?”と考えている向きには何だかピンと来ないタイトルだと思う。そういう意味であまり期待せずに読み始めたのだが、良い意味で予想を裏切る本であった。

    まず著者自身、この企画は「イノベーションの歴史を書いてみませんか?」と...続きを読む
  • 野生化するイノベーション―日本経済「失われた20年」を超える―(新潮選書)
    イノベーションの負の面まで明確明瞭に解説してくれている。読んだからと言ってイノベーションをポンポン出せるわけではないが、先々の障害や注意点まで気が回りそう。最後半の規制の話がいちばん印象的。良書。
  • 野生化するイノベーション―日本経済「失われた20年」を超える―(新潮選書)
    バズワードとなりがちな「イノベーション」に対し、学術的知見を用いながら、その特徴や現状をまとめた一冊。その不確実性故に、つかみどこのない議論となりがちなイノベーションであるが、本書ではイノベーションに以下のような定義を付与している。
    「イノベーションとは、簡単に言えば、「経済的な価値を生み出す新しい...続きを読む
  • イノベーションの考え方
    累積型と新規性の高いイノベーションはマネジメントスタイルが異なる。そして、後者の組織は多様な集団。小さなチームで早い検証からピポット。
  • 野生化するイノベーション―日本経済「失われた20年」を超える―(新潮選書)
    日本では失われた20年といわれ、経済的に停滞する一方で、米国、中国では主にデジタル技術を活用したイノベーションにより飛躍的に成長する企業が生まれてきた。経済成長が全てではないかも知れないが、少なくともプライマリーバランスの赤字を上回るくらいのGDP成長は必要だろう。低成長からの脱却のため、あるいは社...続きを読む
  • 野生化するイノベーション―日本経済「失われた20年」を超える―(新潮選書)
    これからの日本のイノベーションを考える上で、踏まえるべきことは何か?
    経営資源(ヒト・モノ・カネ)の流動性という観点からイノベーションの歩みを検証し、向き合い方を考えた書籍。

    産業革命は、個人の発明家や企業家が牽引した。つまり、イノベーションは組織的に生み出されてきたわけではなく、元来イノベーショ...続きを読む