清水洋の作品一覧
「清水洋」の「イノベーションの科学 創造する人・破壊される人」「イノベーションの考え方」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「清水洋」の「イノベーションの科学 創造する人・破壊される人」「イノベーションの考え方」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
新書のお手本みたいな本でした。小難しい話はなく、平易な言葉で説明してくれる。内容も平易になりがちですが、それでもポイントや大きな流れがちゃんと表現されていて、飽きずに読み進めることができました。
スキルがアップデートされていないシニアが経営判断をすると、組織の時が止まりがち、残念なことになりがち。けど、誰もがシニアになるわけで、自分のスキルを陳腐化させるリスキリングを意識していこうと思いました。今も昔も、常に新鮮な意識で勉強し成長するだけという、何ら新しい話ではないですけどねw
属性の多様性よりも、知識と経験の多様性の方がイノベーションには重要という話は、私の中では昨今の反DEIの動きと相まっ
Posted by ブクログ
イノベーションは、現状をより良くしようという工夫から生まれる。産業革命期のイギリスでは、高騰した労務費を抑えるため自動機械が開発された。高度経済成長期の日本では、高価なエネルギーコストを抑えるため省エネ技術が磨かれた。
イノベーションには2つのリスクがある。
1つ目は、イノベーションを実施する人が抱えるリスク。イノベーション技術の開発は、不確定要素が大きく、失敗に終わることが多い。
2つ目は、イノベーションによって既存技術が陳腐化するリスク。イノベーションは新たな仕事を生むが、その職に就くのは新規参入者であり、従来従事者はただ失業し、不幸になることが多い。
イノベーション(発明)
Posted by ブクログ
創造的破壊という日本語を持つイノベーション、わかっているようでわかっていないこの言葉の持つ意味がするする頭に染み込んで来るような良書でした。とにかく文章がやさしく章立てがスムーズですぐ読めます。なのに視点が新鮮でインパクトも大きかったです。それは書名にあるように創造的破壊を「創造する人」「破壊される人」と因数分解をしているところです。分解だけではなく、それぞれのサイドの「人」に寄り添っているところもやさしく感じる要因なのかもしれません。あとがきにありますが「イノベーションって、幸せにつながるのですか?」という学生からの質問がきっかけで生まれた本だというところがこの読後感の秘密だと思いました。特
Posted by ブクログ
イノベーションによる破壊のリスクについての議論は参考になった。日本とアメリカのイノベーションに対する取り組みの違いの説明も参考になった。
イノベーションは破壊する側と破壊される側があり、破壊される側のダメージは短期的で致命的なのに比べ破壊する側の効果は長期的にゆっくりと社会全体に波及する。その時間的差異が抵抗を生むとしている。イノベーションにはラディカルイノベーションと累積的イノベーションがあり、調整型の国の日本では、リベラル型社会のアメリカなどで起こっているラディカルイノベーションを目指すのは難しく、累積的イノベーションを継続的に行って破壊される側のダメージを分散されるべきだとしている。