あらすじ
イノベーションを生み出すためには、何をすれば良いのだろう。そもそも、イノベーションって何のことなのだろう。本書は、このような素朴な疑問をもつビジネスパーソンや政策担当者、あるいはイノベーションについての基本的なポイントをおさえておきたいと考える人に向けた入門書。「イノベーションが必要だと言うけれど、さて、何から始めれば良いのだろう」という人の手助けをすることが本書の目的。
イノベーションへの注目が大きくなるにつれて、書籍も多く出版されている。イノベーションを生み出した企業家やコンサルタントなどの経験に基づくものや、イノベーションとなった事例の分析、あるいはアイディアの発想法などさまざまだ。その一方で、イノベーションについての研究はおよそ100年前から進められ、さまざまな研究が蓄積されている。本書は、その積み重ねられた発見の上に立って、イノベーションを考えていく。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
本書は、イノベーションの考え方の基本を考えるために書かれたものとのことであり、初歩的な知識は得られたと思う。
・プロダクト・イノベーション:製品やサービスそのものを革新するもの
・プロセス・イノベーション:製品やサービスを生産する工程の革新
・初期はプロダクトイノベが多く生み出されるが、ドミナント・デザイン(同じような製品が増えてくる中で、支配的な製品やサービスの設計が現れること)が成立すると、プロセスイノベが増える。
・PPMで考える(負け犬、問題児、、カネのなる木、花形)。
・アンゾフの成長マトリックス(市場浸透、新市場開拓、製品開発、多角化)
・イノベーションを生み出す人は、アントレプレナーと呼ばれる。
・アントレプレナーシップ:現在コントロールできる経営資源にとらわれることなく、ビジネス機会を追求する程度