スザンヌ・シマードのレビュー一覧

  • マザーツリー―――森に隠された「知性」をめぐる冒険

    Posted by ブクログ

    マザーツリー=世界樹だ!と思う程度の知的レベルであり、科学エッセイとしてしか読めていないが、その概念と仕組みは何とか理解できた。
    通説を疑い、森の中に「家族」を見出した著者の想像力と研究者魂に感嘆した。

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    2026年01月05日
  • マザーツリー―――森に隠された「知性」をめぐる冒険

    Posted by ブクログ

    森林の木々は、地中の根から菌根菌を通じて栄養や情報のやり取りをしている。それは、日本人ならば八百万や縁のようなアニミズム的な観点から納得できる話であろう。その常識に科学が追いついてきた。

    森林生態学者である著者は、粘り強く森林内部の調査や実地での実証実験を繰り返すことで、「マザーツリー」と呼ばれる高齢大樹が自らの子孫や異種の草木、キノコや地衣類といった菌根菌を育てコントロールすることで、調和した森林空間を創造する実態を突き止めた。

    そして、歴史上多くの時間を森林で過ごしてきた人間も、このマザーツリーの影響を受けている。太古からご神木と崇め、水や収穫物を得てきた先祖たちは直感的にその重要性を

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    2025年09月13日
  • マザーツリー―――森に隠された「知性」をめぐる冒険

    Posted by ブクログ

    余りにも環境保全界隈に持て囃されているのと、余りにも分厚いボリュームでなかなか手が遠のいていた本。思った通り、重量級の本でした。

    利己/利他的な活動という生態学の中でもアツい課題に対して、それまでの常識に一石を投じてきた著者の奮闘記。

    科学的な内容は分かりやすく簡略化されて記されており、むしろ著者の自伝という色が強い。著者の人生は大ボリュームの本の中でも弛れる事がなく、常に波に晒されている。波が打ちよせる度に、科学者・家族・生活の様々な軸で迷う。

    この迷いには自分が人生を生きる上でも大切になることが多かった。確固たる価値観を自分の中に築く事ができれば、どのような選択をしても最後は受け入れ

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    2025年05月20日
  • マザーツリー―――森に隠された「知性」をめぐる冒険

    Posted by ブクログ

    マザーツリーの秘密が明らかになった経緯を時系列順で追うとともに、著者自身の人生についても書かれており、1人の女性としての彼女の強さに勇気づけられる。

    植物には植物の生命ネットワークがあり、様々な面で適した生態系をその土地その土地で作り上げているのだという事実が、もっとたくさんの人に広がり、地球を人間が管理して支配するという思想から生まれる数々の暴挙がなくなればいいなと思う。
    自然は合理的にできている。それを壊しているのが人間なんだ。効率化、利益向上、これらが目指す人間の幸せとは何なのだろうと考えてしまう…。

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    2024年01月31日