ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
12pt
30年以上にわたり樹木たちのコミュニケーションを可能にする「菌根ネットワーク」を研究してきた森林生態学者が明かす! 木々をつなぐハブとなり、次世代を育む「マザーツリー」の驚くべき機能とは? 気候変動が注目されるいま、自然のなかの「秘められた知性」に耳を傾ける一冊!
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
カナダの森林生態学者による研究論文。 というよりも、著者の学究心の心からの吐露。そして人生、家族への愛に満ちた深い考察文という趣。 深い森とキノコの香り立つような、読み始めから、読む人を温かく包み込むような深い愛情が感じ取られました。、
カテゴリー設定は、いくつもにまたがるうちのひとつ。専門的でありつつエッセーの要素があり、ノンフィクションルポの面もある。森や動物といった生態系に関する記述は、壮大で美しい風景を“目の当たりに”できて詩的ですらある。
この本は、対象読者が混み合っていて読みにくい点は否めないが、モノの見方を一変させてくれる。 西洋哲学ばかりではなく、原住民や他種族の叡智も読んでいきたい、先人の知恵を埋めてしまってはいけないと感じた。 読み終わった後、地球が大好きになり、新しい自分が産まれる良い本。感謝。
森に対する見方を変えてくれる本だ。著者のスザンヌ・シマードはカナダの森林学者で、森の木々はマザーツリーと呼ばれる古木を中心に根にからみついた菌糸のネットワークを通してつながっており、栄養や情報を送り合っていることを明らかにした。その研究を縦糸に、女性科学者ならではの苦闘や、妻として母としてそして乳が...続きを読むんサバイバーとしての人生を横糸に、美しく織り上げられたタペストリーのような書物だった。最後に、マザーツリーが衰え死んでゆくときに蓄えてきた栄養や情報を次の世代に渡すことを知った著者が、自分は何が出来るかを問う場面は感動的だ。森には人間と同じように知性があり、そこから多くのことを学ぶことが出来るという。この本は映画化されることが決まっているそうなので、今から観るのが楽しみだ。
森や土、菌類への見方が変わった。 と同時に、著者の女性として、学者として、母として、など、色んな場面ごとの葛藤や喜びなども丹念に描かれていて、森や生態に関すること以外の、読み物としても良かった。むしろ、物語的に科学の話が混じられているのは、ただ図鑑を眺めているよりずっとイメージが湧きやすく分かり良い...続きを読む。
すべての物事はある物事の一部を拡大したり縮小したりしているようだという説が好きなのだが、この本はそういう意味で人も木も、たぶんそのほかのものも、同じなのではないかと思わせてくれる感じがありわくわくした 人の健康も木の健康もつながりがだいじなんだなと思った
森や木をテーマとした本はいくつか読んできましたが、ここまで専門的で神秘的な内容を分かりやすく伝えてくれた本はこの本が初めてでした。 まさに、私が求めていた「森」に関する本でした。 木は人間であり、我々と同じように行動し感じる、叡智の持ち主である。森よ永遠なれ!
映画「アバター」のコンセプトとしても採用された、自然の木々が知性を持ち、互いに意思疎通し合う共生のメカニズムが実証されるまでの過程を記した一冊。 材木会社が伐採後の植樹に相次いで失敗するのを目の当たりにした著者は、農業のようにビジネス上の効率性を優先し、商品価値のある単一樹木の栽培のために、それ以...続きを読む外の草木を競合と見做して排除する政府の「自由生育政策」が、森の多様性を阻害しているのではないかと考え、伐採地でのプロジェクトを含む多くの実証実験により、森の木々が根に共生する菌類を介して、お互いに養分を融通し合っている事実を明らかにする。 研究結果をもとに発表した論文が、進化は競争のみがもたらすと信じて疑わない学界や、自由生育政策を進めたい産業界から激しい批判を浴びる中、著者はさらに研究を進め、「マザーツリー」と呼ばれる長老的な古木が自らの子孫に優先的に養分を与え、障害を受けた木が周囲に警告を発し、枯れる前の木が周囲の木に養分を譲ることを突き留め、森全体が菌類のネットワークで繋がった「知性」を持つシステムなのだと主張する。 本書は、伝統的な木こり一家に生まれ、山の中で土を食べて育った著者が、ただ感傷的に環境保護を叫ぶのではなく、徹頭徹尾科学的なアプローチによって歴史的転換ともいえる偉業を成し遂げた探求の物語であり、また男性優位の世界を相手に、時に傷つきながら戦い続ける一人の女性科学者の物語でもある。さらには愛する家族との複雑な関係や苦悩と別れ、赦しと癒しの物語が重層的に織り込まれ、読み手の心を掴んで離さない。 木々の繋がりが他の動植物、果ては人間をも含めた全ての繋がりへと昇華する。自然の神秘に科学と精神世界の両面から迫った唯一無二のノンフィクションである。
カナダ生まれの森林生態学者の自伝的な回想録でもあり、森林システムについての彼女の研究成果を紹介する一冊。 樹木と樹木は根や菌根菌類を通じてコミュニケーションを取り合って最適な生存戦略を森として採用してる。そのことに気づいてからそれを科学者として証明し、人々に理解してもらうまでの科学的に証明しにくいだ...続きを読むろうテーマに科学的に正面から挑戦してきた彼女の人生は本当に尊敬に値する。 人間は自然の一部。自然が本来持っている知性を尊重し、耳を傾けることの重要性がよくわかる一冊。今後、TED動画や関連映画なども見てみたい。 内容はとてもおもしろいが、文章は少しだけ読み進めにくかった。
話題になっていた本だと思うがその分厚さにかなり怯む。頁数は550ほど。辞書と同じくらいには分厚い。 で、読みはじめてみると、最初は(わたし的には)つまんなくて、読むの止めちゃおうかな、、、などと、逡巡している間に気付いたら面白くなってくるんだから不思議。 この本はシマードさんの自叙伝でありフィー...続きを読むルドノートだ。彼女の生い立ちや家族のバックグラウンドの話が導入部分で、森と近接した暮らしから木への興味(発端の驚くべき発見がある)、何故どうして?の疑問を解決するために彼女は動き出す。女が外に出ていく時代じゃなかった昔に孤軍奮闘(実際には大いに助けてくれる人たちがいたけど)する状況もつぶさに記載されていて熱い。 自分のこと、家族のことを赤裸々に正直に書きつつ、森や木々が菌類を介してネットワークを形成して情報伝達しているなんて、まるで細胞内のシグナル伝達みたい! ミクロからマクロまで、土のなかの菌類、熊から地球温暖化まで実に壮大なスケールのお話で、こういうの読んじゃうと地球のために何が出来る?のレベルで考えるようになる。 彼女はTEDでも講演してて見てみたけど英語の勉強にもなるし、本の内容知ってるのでめちゃ良かった。600万近くの再生数がありましたヨ。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
マザーツリー
新刊情報をお知らせします。
スザンヌ・シマード
三木直子
フォロー機能について
「学術・語学」無料一覧へ
「学術・語学」ランキングの一覧へ
植物に学ぶギフトエコノミー
不安神経症・パニック障害が昨日より少し良くなる本
食卓を変えた植物学者
CBDエッセンシャルガイド
CBDの科学
CBDのすべて
ネイティブアメリカンの植物学者が語る10代からの環境哲学
ネコ学
作者のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲マザーツリー―――森に隠された「知性」をめぐる冒険 ページトップヘ