柳谷晃のレビュー一覧

  • 面白くて仕事に役立つ数学

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    著者の思想がつよく垣間見えるところもあるが、自分の思想に沿っているのもあったので私は気にならなかった。このあたりで好き嫌い分かれるところはありそう。
    内容としては、タイトルにある「仕事」というより何かを考えるとき全般に活かせるような部分もあり、仕事にとどまらず考え方を拡げておくために役立つ知識が多く最後まで面白く読めた。学生時代に数字を避けてきたため数字や数式が出てくると理解が及ばない部分もあったが、今後学習することのモチベーションにもつながると感じた。

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    2025年11月30日
  • 数学はなぜ生まれたのか?

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    釈迦、キリスト、ムハンマド。このお三方の中でどなたが一番数学ができたと思われますか。お経から考えて、1番は釈迦、科学への理解から考えて、2番目がムハンマド、キリストは数学を勉強した記録がありません。

    最澄、空海だけではありません。昔のお坊さんは、科学者でもありました。日本には多くの神社仏閣が残っています。その美しさに惹かれて、神社やお寺がお好きになった方も多いでしょう。とにかく神社やお寺の建物の姿は綺麗です。法隆寺の五重塔だけではなく、フェノロサが「凍れる音楽」と評したとされる薬師寺の東塔や唐招提寺など、いつまで見ていても飽きません。

    その知識の積み重ねの上に今の私たちの生活があ

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    2023年08月23日
  • 面白くて仕事に役立つ数学

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    面白くて仕事に役立つ数学
    by 柳谷 晃
    これなのです、人間が実例やデータを必ずしも信じない、ということは。どうやら人間は、データや数字を「経験から読み解く」のではなく、「自分の都合の良いように解釈する」生き物だといえそうです。  人は誰でも自分にとって心地よい話を聞きたい。耳障りなことは聞きたくない。だから数字や事実がどうあれ、自分の嫌なことは信じないし、証明されていても納得しないのでしょう。

    数値は現象のある一面しか表していないものです。その数値をどのように使うかは人間の責任なのです。

    複雑な構造は簡単な構造の積み上げです。簡単なことにこそ本質があるのです。原点に戻って元デ

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    2023年08月07日
  • 円周率πの世界 数学を進化させた「魅惑の数」のすべて

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     本書は「円周率の歴史」を綴ったものです。
     あるいは「円周率の世界史」と言った方が、「文系」の人も取っ掛かりやすくなるでしょうか。

     円周率の計算は、歴史をたどれば面白いです。
     古代バビロニアや古代中国、古代インド、古代ギリシャから、ルネサンス後の西欧、そして戦後のコンピュータ時代へと、どう変遷していったのか。

     その中で、革命的な発明がなされます。
     微分積分です。

     微分積分と言えば、接線を求めたり、面積を求めるもの。
     頭ごなしに数学の授業で習っても、そのありがたみというのは、分からないものです。
     しかし歴史を辿ってみれば、無限に計算しなければいけない「無理数」と、「接点」と

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    2022年01月20日
  • 面白くて仕事に役立つ数学

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    世の中にある統計や常識を、数学的な見方をすれば疑わしい事が多い。
    数学の知識を使えば、もっと良くなれる。
    といった内容。

    確かに、そうなるよね。
    といった感じで、数学的な考え方を実社会に応用する方法を学べる。

    等比例数とか実際に目の前で起きている事はまさにそれな訳だが(ねずみ講や投資貯蓄、売上増加率等)それが等比例数とは気が付かなかった。

    読む前より、少しは数字からストーリーを読み取れる様になった気がする。

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    2024年09月27日
  • 円周率πの世界 数学を進化させた「魅惑の数」のすべて

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    内容・評価
     円周率をキーワードとした数学史(として読んだ)。

     必要に応じて数学が発展するものだったり、中国が数学の面で西洋社会を凌駕していたことだったり、現在は必要性に関わらずより詳細な数値を出そうと努力していることだったりがわかって、興味深い内容であった。

     ただ、レビュアーは私学文系で、数学を一生懸命やっていなかったので(私学もいい学校は多いが、数学を真剣にやるのは大学入試くらいだから、まずは国公立大学を目指すのがよいと老婆心ながら忠告しておく)、本書の内容をあまり理解していない。レビュアーの責任ではあるが、数学が苦手な人にとって苦しい本であることを考慮して星1つ減らして星4つとし

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    2021年10月05日
  • 円周率πの世界 数学を進化させた「魅惑の数」のすべて

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    πについての計算の歴史的記述が主です。特に計算の過程が詳しいので、必然的に18世紀までの話しが多めです。
    それでも数式は難しく、超越数の証明あたりは何回か読んでやっとわかりました。
    それでも知的好奇心が大いにそそられるので、謎解きとか好きな人にはオススメです。

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    2021年07月24日
  • 面白くて仕事に役立つ数学

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    実学としての数学の大切さを説いた本です。

    「いろんな場面で使われている数学」についての説明は、確かに意味があると思うのですが、「学校で習う数学が、実際にはどのような形で役に立つ、あるいは、役に立っているのか」という視点は弱く、そういう意味では、物足りませんでした。
     ※場面に対応する数学の紹介、という意味ではよいのですが、
      数学に対応する場面の紹介、という点は、物足りませんでした。

    また、経済に関する説明に偏りがち、という印象を受けました。

    とはいえ、全体的に見れば、一貫して、わかりやすい言葉で書かれており、数学が苦手な大人にとって、数学の学び直しのきっかけを与えてくれる、

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    2018年03月24日
  • 天才数学者たちの超・発想法

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    この本を読んで頭がよくなるとかいうことはないのですが、数学が面白く感じるかもしれません。数学は「論理力」というよりも「発想力」というのも面白かったですし、平均を求めるときにすでに確率の概念が入っているというのも目からうろこでした。
    数学アレルギーの人の一歩目によいかもしれません。

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    2014年07月01日
  • 数学はなぜ生まれたのか?

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    特に目新しい知識はなかったが、昔勉強したことをいろいろ思い出せて懐かしい気持ちになる。

    ただ、現実社会に言いたいことがあるのなら、象牙の塔から見下ろして、人を小馬鹿にした態度で他人事的に批判するのではなく、然るべき議論の場に参加して現実社会に働きかけて欲しい。
    著者が批判する現在の金融工学に対しても、働きかけることが出るんじゃないのか、と思った。

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    2014年06月01日
  • 天才数学者たちの超・発想法

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    数学の歴史の裏話から数学やその他科学に向き合う姿勢まで、心のこもった平易な言葉で語りかけてくる授業をイメージできる説明に、数学に興味を持ち深めようとする気持ちが湧き上がってくる。

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    2014年05月11日
  • 武器になる「わり算」 知っている人が一生得する計算式

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    水木しげるの幸福の条件第5条「努力が人を裏切る」が新鮮で参考になった。

    《幸福の七カ条》
    第一条 成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。
    第二条しないではいられないことをし続けなさい。
    第三条 他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追及すべし。
    第四条好きの力を信じる。
    第五条 才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。
    第六条 怠け者になりなさい。
    第七条 目に見えない世界を信じる。

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    2021年02月28日
  • 面白くて仕事に役立つ数学

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    難しい数式は出てこなく、さらっと読めました。

    ■メモしたいところ
    ・「科学的」ということに対して、万能でないことを意識する
    西洋の科学では、一つの考え方で全体を説明しようとする傾向がある。
    人間が方法論を考えたのだから、万能な方法などない。いろんな見方ができるようになろう。例えば「利益が多ければ、会社にとってよい」というのは思い込みで、利益が多くても処理しきれない廃棄物を出したら意味がないという視点ももつ。

    ・GDPが高いと景気がいいといわれるが。。
    そもそもGDPは、国全体で生産した総量を出している。そこには売れていない在庫も含まれている。GDE(国内総支出)は国全体がどれくらい支払いし

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    2018年05月06日
  • 天才数学者たちの超・発想法

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    タイトルに惹かれて読んだら数学史の小話集めたエッセイやった。。。ぜんぜん発想法関係あらへん orz

    数学嫌いには致死性の高い方程式や微分積分などなども、昔の人が現実の問題を解決するために編み出したもので、決して特別なものではないんやで~、という内容。数学苦手な人のリハビリ向けの本やね。

    しかしこのタイトルは煽りすぎとちゃうか(-_-;;;

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    2014年08月20日