吉田誠一のレビュー一覧

  • ビロードの悪魔
    タイムスリップSF+冒険活劇+ミステリ。
    冒頭から悪魔と契約して、さっさと過去へ飛び出します。悪魔はおしゃべりな案外紳士風です…

    過去で乗り移ったニック卿。その妻リディアは、なぜ殺されたのか?どうやって殺されたのか?がメインに置かれ物語は進む。フーダニットにハウダニットは、それなりにインパクトはあ...続きを読む
  • メランコリイの妙薬
    一篇はたった5~6頁ほどですが巨匠ブラッドベリの手に掛かれば彩り豊かな宝石箱のような様相を見せます。22篇が収められた短編集は全体的に明るい作品が多め。そして日本語訳の表現も素晴らしい。もっと注目されてほしい一冊。

    『穏やかな一日』
    とある画家の絵画に想いを馳せるひとりの男性。バカンス先で起こった...続きを読む
  • ビロードの悪魔
    カーの歴史ミステリの中、いやカー全作品の中においても屈指の面白さを誇るのが本作。私的カーベスト5、いやベスト3に入る作品と断言しよう。
    本書では『火よ燃えろ!』同様、現代の人間がタイムスリップして中世に行き、その時代の事件を解決するという手法が採られている。しかし、作品が書かれた年代から云えばこちら...続きを読む
  • メランコリイの妙薬
    火竜(dragon )なんか、詩的に描写を重ねて世界と心情を作り上げていて、さすがレイブラッドベリだなーと思ったら、その描写自体をオチにするという、割と性格悪い話
    だけど、詩的な表現は一級。憎い

    綺麗な悪女、という本

    あと、ブラッドベリにとって火星とはなんなんだろう。はっきり意味があるのは間違い...続きを読む
  • ビロードの悪魔
    現代人が過去にタイプスリップする歴史ミステリです。
    毒殺されるはずの貴婦人を助ける為、悪魔と契約して過去にタイムスリップしたフェントン教授が奮闘します。
    特殊な設定を上手く活かした良く出来た大掛かりな作品だと思います。
    歴史的事実を上手く取り込んだストーリーや心に残るエピソード、そして、迫力満点の活...続きを読む
  • 歌おう、感電するほどの喜びを!〔新版〕
    失われたものへの郷愁、失われるものへの愛惜、人間存在というものの滑稽さへの優しい眼差し、それらを深い叙情で包み込んだ、ブラッドベリの幻想短編小説集。『明日の子供』『ニコラス・ニックルビーの友はわが友』などがお気に入り。
  • ビロードの悪魔
    カーの歴史ミステリーの代表作。悪魔と契約を交わして、過去の事件を調べるフェントン教授の活躍。ロマン、冒険活劇あり、ミステリー要素ありの娯楽小説。そもそも厚い文庫の上、字が小さいのでかなり長い作品のはずだが、入院中の多大な時間対策としても非常に楽しい時間を過ごせた一作。
    やっぱりカーは面白い(カーはフ...続きを読む
  • 歌おう、感電するほどの喜びを!〔新版〕
    表題になっている一編が気になって読んだ。収録作品はどれも面白かったけど、やっぱり歌おう!が格別すてきだった。
  • ビロードの悪魔
    三銃士的な伝奇小説に、カーらしいトリッキーなミステリーが融合。ただせっかくタイムスリップしたのだからタイムパラドックスの解釈をつけてほしい(過去にいったまま話が終わっている)
  • ビロードの悪魔
    悪魔と契約し過去にタイムスリップしたニック・フェントン教授。
    毒殺されるはずの女を救おうとするが・・・。
    チャールズ2世統治下のイギリスの歴史をも変えようとするニック。
    冒険、ミステリ、恋愛、歴史の要素が。

    2009年1月29日初読
  • メランコリイの妙薬
    根強く圧倒的な人気を誇るブラッドベリの魅力を余すところなく紹介する
    傑作集。SF、ホラーを中心に、あまり読者の目に止まらないミステリや普通
    小説などもまじえて、表題作ほか全22の短篇を収録する。
  • ビロードの悪魔
    とある貴婦人を毒殺の運命から救うために、悪魔と契約してチャールズ2世時代にタイムスリップ(?)する中年教授の冒険譚。歴史&活劇&謎解きもの。フツーに悪魔が出てきて会話するあたりがシュールだ。
  • ビロードの悪魔
    大学教授のニコラス・フェントン教授は、17世紀に書かれた手記が気になっていた。
    それは、自分と同姓同名の貴族フェントン卿の執事、ガイルズが書いたものだった。
    そこには、フェントン卿の妻、リディアが毒殺されたことが書かれていたのだが、
    肝心の事件の顛末や犯人が失われていたのだ。
    どうしても気になるフェ...続きを読む
  • 歌おう、感電するほどの喜びを!〔新版〕
    あいかわらず、合う合わない(理解できない)がある。
    自分が読みたいと思ったら手に取って読み、
    他の人がこういっているから読んでみる
    という本ではないと思う。
    自分としては、日常と非日常の間にある
    ファンタジーの世界を、訳とはいえ、詩的な表現で
    幻想的に表されている世界の物語は酔うように浸れる。
  • ビロードの悪魔
    大作。歴史ミステリですが、ミステリより『三銃士』みたいな冒険活劇だという心構えで読んだ方が楽しめるんじゃないかなぁ。
    悪魔と契約して三百年前の貴族に乗り移り、その貴族の妻が毒殺される事件を解明しようとする謎がミステリネタのメインです。が、プラス当時の政治的なゴタゴタ(チャールズ二世の統治する時代)や...続きを読む
  • メランコリイの妙薬
    異色作家短篇集の15巻です。
    SF作家で有名な人らしいですが、私は存じませんでした。
    SFは読みませんからね。
    本書はSF、ホラーを中心に収録されています。
    あまり好みの話はなかったです。
    ですが、ピカソを崇拝していると言っても過言ではない男の話の「穏やかな一日」は気に入りました。
    あとは「すばらし...続きを読む