齊藤彩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「第9章 あなたは嘘を言っている」の中に書いてある、捜査機関が取り調べの際に使ったとされるセリフ。
> 絶対にありえないよ
> 普通 ~ することじゃないんだよ。
> 大事に可愛いがられてたんだな。
> 心を持っているって確信したよ
> 僕には分かるんだ。あなたを信じてる。
こんな的外れな"決めつけ"を言われたら、私も馬鹿馬鹿しくなって話す気持ちは消え失せる。こんな手法が有効なセオリーとして使われているのだとしたら、捜査機関が想定しているのは、あくまで一般的な倫理観を持った犯罪者なのだ。
あかりが控訴審の前に真実を話そうとした理由について -
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ネタバレこの本を読んでまず思ったのは、私はたまたまこんな家庭環境に生まれずに済んで、頭もそれなりによく生まれてきてよかったな、ということだった。我ながら身も蓋もない感想だが、正直そう思った。
娘の境遇は気の毒だと思う一方で、あまり感情移入はできなかった。判決についても、懲役10年は妥当だと思う。供述を読んでいると、自分に都合のいい物語を作るのが上手い人なのかなという印象を受けたからだ。
また、遺体の解体について最後までよく分からなかった。過程があまりにもグロテスクだった。母親から受けた仕打ちへの同情と、遺体を解体していく描写から受ける嫌悪感が最後まで頭の中で両立せず、読後も強い違和感が残った。どれだ -
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Posted by ブクログ
初めてのノンフィクション。タイトルに惹かれて読み始めた。家族の在り方って数えきれないほど多岐にわたってて、家族の定義に正解なんてないと思ってた。
私は家族と離れて暮らすことで自分らしく過ごすことができてる。学生の頃のあれこれはあっても今は家族と時たまテレビ電話するくらいには仲がいい。
この作品に出てくる人物は、ごくごく普通の人間だし娘だ。本の最後で「苦しい時誰かに相談できたら、今とは違ってたのかもしれない」と今の心境を語っている。
きっと自分の周りにも心の底で助けを求めてる人がいるかもしれない。そう思うと相手の話を真剣に聞いてあげるだけでも、その人の心が救われると思ったら対人関係は大切に -
Posted by ブクログ
31歳の娘・あかりの手記と著者の取材をもとに、母を殺害した背景について迫ったノンフィクション小説。
あかりが母から精神的に追い詰められる様子に、読み進めるのが辛かった。
「娘の将来を思う母」と「母に応えようとする娘」だったのが、相手を殺すか自分が死ぬしかない状態になってしまうとは、どこで間違えてしまったのだろう?
教育に時間やお金を使うのが当然のようになった今、ちょっとしたズレが積み重なればどの家庭でも起こり得ることだと思う。
あかりがこの事件についてや、これから先自分の人生で何ができるかを考え続けているラストに、少し救われた気持ちになった。