齊藤彩のレビュー一覧

  • 母という呪縛 娘という牢獄

    Posted by ブクログ

    ​2018年1月に滋賀県で発生した、娘による実母殺害・死体遺棄事件。本作は、加害者となった娘と記者である著者が交わした手紙や供述をもとに、事件に迫った衝撃のノンフィクション。

    ​テーマはいわゆる「教育虐待」。医者にさせるという母親の狂気じみた期待を背負わされ、9浪という異常な歳月を強いられたした。
    娘の口から語られる肉体的な苦痛や心を削るような罵詈雑言の数々は、読んでいて何度も目を背けたくなるほど過酷で、言葉を失います。

    ​読み進めるほどに、親の期待がいつしか呪いに変わり、逃げ場のない牢獄へと変貌していく瞬間に恐怖を感じます。

    ​子を持つ親として、我が子の幸せを願い、期待をかけるのは自然

    0
    2026年03月18日
  • 母という呪縛 娘という牢獄(1)

    無料版購入済み

    典型的な教育虐待をする毒親

    原作のルポは読んでいます。勉強を無理強いする母親の心中ってどうだったのでしょうか。
    試し読みの範囲ではあまり出ていませんが、父親が実質、不在という家庭環境にも悪影響があったのでしょうか。間に留置場についての解説が入っているので分かりやすいです。
    すでに結末は出てきている通りです。

    #怖い #ダーク

    0
    2025年01月21日
  • 小児期の逆境的体験と保護的体験――子どもの脳・行動・発達に及ぼす影響とレジリエンス

    Posted by ブクログ

    研究の始まりから最新の情報までを詳細に網羅していて、
    小児期逆境体験を理解するためには、
    真っ先に手にするべき一冊といえる。

    0
    2024年11月14日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

    Posted by ブクログ

    率直な感想としては、あかりはなぜこんなに生きるのが下手なのだろうか。同じような性質を持つ母親のもとで育った自分としては、相手に何をいえば喜ぶのか、何をしたら機嫌が良くなるのかがはっきりしているのだからそれやればいいだけなのにと読んでいてもどかしくなった。医者も助産師も京大の看護科に行くことも別に経験してデメリットはないし、その後にいくらでも自分の希望は叶えられるのに。自分になりたい気持ちがないからやる気になれなくてと不合格になる理由として言っているが、1番の望みは母の呪縛から逃れて1人で生きることではなかったのだろうか。それが本当の願いであれば、その過程などいくらでも乗り越えられたのではないか

    0
    2026年03月28日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

    Posted by ブクログ

    まるでフィクションの世界のような母親との関係でした。
    親子の関係は人と比べることがないから自分の家庭の異常性に気づくのも遅いし、気付いたからといってそれが日常になってしまっていて代替性もない。
    なかなか変えられない世界の中で娘さんはよく頑張ったと思います。

    どうにか逃げきる術と、母を完全に捨てるという覚悟さえあれば結果は変わっていたのかな?と思いたいけれど、この結果でなければ終わらないという悲しい言葉が印象的でした。

    0
    2026年03月27日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

    Posted by ブクログ

    一気読み!このタイトルが、もう、ねぇ…。この本の内容まではいかずとも、母娘の関係を持つ女性たちなら、ハッと書店で立ち止まるのでは…?と思うほどに、永遠の課題。

    0
    2026年03月25日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

    Posted by ブクログ

    ずっと読もうと思っていたが、ついに文庫が出ていたのを見つけたので購入。
    全てにおいて辛すぎる。
    裁判官の方の、罪を償ってこれからはお母さんの敷いたレールじゃなくて自分の好きなように生きなさいというような意図の言葉が本人に突き刺さって、きっとこれからの未来を不器用でもうまく好きなように生きれたらいいなと願った。

    ノンフィクションの作品はほぼ読まないが、読みやすく引き込まれる文体だった。

    0
    2026年03月25日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

    Posted by ブクログ

    母から囚人のような生活を強いられ、日々をやり過ごすために娘が嘘をつくようになり、問題行動が増え、最終的に罪を犯すことになるまでの過程があるように
    そもそもなぜ母は教育虐待をしてしまうのか、母にもそうなる家庭環境があったのか、、どこで形成されたプライドなのかとか、母の人格形成も一緒に気になった。

    アメリカの祖母がもし日本にいたら、父と暮らしていたら、2人がここまで共依存でなかったら、起きなかった事件かもしれないと思うと悲しい

    0
    2026年03月24日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

    Posted by ブクログ

    2018年、滋賀県で起きた医科大学看護科女子大生よる実母殺人事件を描くノンフィクション。「医学部9浪」という異常さ。毒親による苛烈な教育虐待が犯行の主動機だが、それは事件の一部に過ぎない。母娘という狭小な社会の中に閉じ込められた二人。助けを求めるサインが幾度か見過ごされていることが哀しい。母親もケアが必要な人間だったのだと感じる。重く辛い。

    0
    2026年03月22日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

    Posted by ブクログ

    2018年 滋賀県守山市で発生した
    看護学生の31歳の娘が母親を殺害し遺体を解体して野洲川の河川敷に遺棄した事件について書かれたノンフィクション。


    母親から超難関の国立大医学部への進学を強要され、執拗な干渉と虐待を受けるなか 9年にもわたって浪人生活を送り、結局 医学部には合格できず
    看護学科に進学し 看護師になるはずだった髙崎あかり(仮名)。
    ようやく母の束縛から逃れられると思った矢先、今度は助産師学校を受験するように 母に強いられる。
    再びあの地獄のような日々を繰り返すことに耐えられなかった あかりは とうとう母親を殺害してしまう──。



    家庭とは最も身近な密室なんじゃないかと思う

    0
    2026年03月23日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ・母という呪縛
    逃げられない。
    家出をしても連れ戻される。
    もしかしたら理想の母娘関係になれるかもしれない、
    希望を与えられ囚われる。
    逃げられない。呪縛。

    ・娘という牢獄
    出られない。
    娘の幸せの道筋をいくら描いても
    自分の思い通りにならない。
    何故、わからない、どうしたら良い。
    この状況から出られない。牢獄。

    お互いがお互いを愛し憎みあって
    起きた事件。

    可哀想だとか 誰かが助けてあげれば良かったとか
    こうしてればよかったとか

    そういう次元の話ではないと思った
    世の中には抜き差しならない状況というのは
    確実に存在する。

    僕は今自分が思っている以上に幸せなのかもしれない。



    0
    2026年03月21日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

    Posted by ブクログ

    基本的に人間は、時間をかけたものが自身のアイデンティティになるからこそ生じる問題だと感じた。
    また、時間をかけたものが「人」であるというのが、より複雑化させているのかもしれない。
    母親は娘を時間をかけて育ててきたからこそ、自他の境界が曖昧になり、自身の思い通りにさせようとする。

    ※対象が「人」から違うものに変えればいいのか?
    ただ、家族や恋愛というのは「人と人」だからこそ成り立つもので、自他の境界を守りつつ、関係を構築していくといのは、非常に難易度の高いことではないかと感じた。


    まさきとしかの『完璧な母親』でも、母親が子どもに執着し期待する様子が描かれており共通する部分があると感じた。

    0
    2026年03月20日