齊藤彩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ母親を殺害した31歳の娘の実話をもとにした小説で、親子関係について考えさせられる1冊。
物語の主、あかりは、医学部を目指しながら9浪する。躾に厳しい母親は、成績が上がらないあかりを罵倒し続け、医学部以外への進学は許さないと言い放つ。あかりは9浪をする間、なんとか母の呪縛から逃れようと、家出や就職を試みるが、母親の手によって連れ戻されてしまう。
そして、9浪目にして医学部を諦め、看護科で助産師になる事をなんとか母親が認め、晴れて看護科に合格。その後、母との関係が良好になり始めるも、あかりは助産師にさほど関心がなく、手術室の看護師になりたいと言うと母が再び激怒。助産師になることを条件に大学進学 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ遺体の回収については役所に依頼なんだとか刑務所のスケジュールなど知らないことがありへえーと思ったことがあった。
自閉スペクトラムと診断され場当たり的な行動が当てはまるとあり読み進めていくとこういうことかという場面がいくつもあった。しかし母親の怒りを鎮めるためにその場しのぎをしないと生きていけなかった、母親も演出するなど同じ傾向ではと思った。
疑問を投げかけた時に父親が家族だからと答えたがそういう疑問を投げかけないといけないほど関係性ができていないことの裏返しなのではないだろうか。
鉄パイプで殴られるのなんて普通ではない、そうなる前に助けて欲しかったと私は思ったけれど感謝の言葉を述べているのが印 -
Posted by ブクログ
中学生の頃の夏休みの宿題の作文で、最初から最後までちゃんと自分で書いたものを親に添削され、無理やり書き直させられて提出した偽りの作文がなぜか賞を取り新聞に載ったのを思い出した。「ほらね!言う事聞いて書き直してよかったでしょ!」と母は言った。けど私は自分が書いたものが否定された、私には文を書く才能がないんだ、という気持ちしか沸かなくて悲しかった。余計なことをされたとしか思えなかった。賞なんて別に欲しくなかったし新聞にも載りたくなかった。「娘さんすごいね〜!」「さすが◯◯さんの娘さんやね!」という近所の人や親戚の言葉に母は喜んでいた。子どもを利用してまで自分が気持ちよくなりたいという感情がいまだに