齊藤彩のレビュー一覧

  • 母という呪縛 娘という牢獄

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    ネタバレ

     事件について、表面的にはリアルタイムでメディアでみており、知っていた。
     偶然書店で見つけた時に当時の衝撃を思い出し、購入。当時知らなかった家族構成や半生、公判の様子等を緻密な取材をもとに描ききっている。
     母親の偏執的ともいえる学歴へのこだわりは彼女自身の人生から導き出されたものであると同時に、祖母(あめバア)から愛されたい喜んでもらいたいというある種のアタッチメント障害的な一面も感じ取れた。
     その母親の下、虐待に該当する肉体的・精神的な支配を受けながら、それでも母親に愛されたい一心で生きてきた娘の言葉は一つ一つがあまりにも切なく、やるせない。教育分野を職とし、似たような境遇の子たちとも

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    2026年05月24日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

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    嫌悪感?が凄い残りました。
    実際に起きた事件ですが、本のタイトルも娘という牢獄は分かりますが母という呪縛はあってないような気がします。
    事件を起こした娘さんは今は落ち着いた日々を過ごされ、未来についても考えられるようになったようですが…。
    彼女は何を間違えたのだろう。
    逃げても逃げても追いかけてくる母親、他の人からも助けてもらえない環境で起きた事件になんの反省を求めるのだろう。
    彼女がもっとずる賢くて、母親を思う気持ちがなければ事件は起きなかったのではと思ってしまう。
    優しさと真面目さが悪かったのか。
    彼女のこれからの人生が幸せになる事を祈りたいです。

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    2026年05月23日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

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    ネタバレ

    高崎さんへの応援を込めて、星5。

    毒親の母親をもつ私も医学部へ行くために、同じことをされ、言われ、疲弊していた。読み進めていて、忘れていた幼少期のことを思い出したり、正直辛かった。回答を間違えると罵声を浴びせられながら勉強をしていました。私の学力の低さに対する言葉選びも同じ。

    私と高崎さんの違いは、私には弟妹がいたために早々に諦めてくれたこと、祖母が近隣に住んでいたこと、それだけ。勿論、私のことを諦めるまでに一悶着ありましたが…。父親は離婚のため不在、裕福だった祖父母からの支援があったところもニアリーイコール。中学時代には母親と大喧嘩をして階段から落として全てを終わらせようとしたので、高崎

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    2026年05月23日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

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    殺人をした人の気持ちなんてわかるわけないと思っていたけど、この本を読んで、一方的に「殺人犯は悪人だ」と決めつけるのは間違いな場合もあるのだと学んだ。
    ノンフィクションものは初めて読んだけど、描かれている心情やセリフが作り物ではなく本物であることが余計に心に刺さった。

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    2026年05月20日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

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    あまりにも惹き付けられて2日で読み終わった。この母親の言動には理解し難い部分があるが、自分の母親と共通する部分も確かに存在しており、やり場の無い母親への負の感情が肯定されたようで一種の癒しを感じた。

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    2026年05月18日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

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    ネタバレ

     魂が引き込まれそうな『重み』を感じたノンフィクション作品。服役中の娘が受けた地獄のような日々に読んでいる自分も心が痛んだ。
     親が子供に対して将来を押し付けるということはよく聞く話ではある。しかしそれが狂気となり、娘の人生をここまで捻じ曲げてしまった。その結末が自らの娘に命を奪われるという悲劇にも繋がってしまった。その結果はあまりにも厳しく、辛い。
     起きてしまった事件は無くならないし、失った命は戻ってこない。ただ、娘さんが罪を償って再出発してくれる事をただ祈るばかりである。

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    2026年05月17日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

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    子育てについては、正解がない。子供の時に親にとってどんなにいい子でも、どんな大人になるかは、分からない。だからこそ、親は迷い悩み、苦しみながら子育てに奮闘するのだと思う。しかし、それが時には悲しい結末になることもある。この作品の中に自身の親を連想したり、子供時代の経験を思い出したりした人も少なくないのではないかと思う。髙崎あかり氏が感じていた苦痛、混乱は計り知れないが、この作品の中の出来事は大なり小なり、家庭内で起こっていることであると思った。家庭の中は他人には見えずらい。子供にとっては、生まれた家が全てで、その家の当たり前が常識のベースになる。周りから見たら不幸な環境も、他を知らない子供にと

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    2026年05月17日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

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    ネタバレ

    圧巻。
    母妙子との牢獄のような生活の描写や実際に交わされた言葉に圧倒される。こんな経験を長期に割ったって蓄積してしまうと、人間の精神や心に回復の余地や、その人の未来に道筋や期待って持てるものなのか、不安や同情や怒り、やるせなさ等という感情を抱き、頭の中で想像し描く場面はいつも暗く靄がかかっていた。そんな状態で読み進めていた。

    あかりが殺人を告白しようと考え始めたころから、一気に視界が晴れてくる。周りの人たちの温かい支えで周囲が明るくなっていき、またそのおかげで周りの人たちの気持ちや心配りがさらに良く見えてくる。
    主人公の視界が開けていくのと同時に、前半に感じていた無力感のようなものが肩から浮

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    2026年05月16日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

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    ネタバレ

    いやぁ…重かった。
    表紙、棒みたいな人間が二人だと思っていたけれど、よく見たら紫側(母?)包丁刺さってる…。

    読む前は、「なんで逃げ出さないんだろう?」って思っていたけど、何度も家出してるし、その度に探偵まで使って捜すとは…。
    子にモンスターと言われてしまう母、でも本当にモンスターだな、これは。

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    2026年05月15日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

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    ページをめくる手が止まらず、
    あっという間に読み終えてしまいました。

    母親と娘のやりとりを見て、
    自分も両親と住んでいたときの息苦しさ、
    自己肯定感を下げられる発言が多々あったこと、
    父から気に食わないと殴る蹴るをされたりしたことを思い出して、
    とてもいい気分になれる本ではなかったです。

    だけど、この物語の中にいくつもの「過去の私」がいて、
    いくつもの「過去の親」がそこにいました。
    正直、縁を切りたいほどだけど、
    肝心の親は自分の過去の酷い子育てを忘れているようで、孫に会うのが楽しみな祖父母です。

    今、私は幼い子を育てていて、
    絶対に親のような、そしてこの本に出てくるような毒親にはなりた

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    2026年05月13日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

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    ネタバレ

    辛くて悲しくて、読むのがしんどかった。

    お母さんがあかりに医学部合格を強要して、受験不合格だった時も、冷静にならず現実を見ないところに腹が立った。
    あかりに勉強を教えるわけでもなく、参考書やドリルを買い与えるだけで、自分自身が学歴に対してコンプレックスがあったのかなと思った。

    お父さんに相談していたら何か変わっていたのかもしれない…というところで涙が出た。

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    2026年05月17日
  • 小児期の逆境的体験と保護的体験――子どもの脳・行動・発達に及ぼす影響とレジリエンス

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    物理的には分厚い本ですが、
    内容はすごく読みやすく、思いのほか早く読み終えました。
    ただ、内容はそのものは厚く、そして熱い。

    読みやすさ以上に印象的だったのは、
    これまで、自分の中に点在していた知識や情報が、
    すーっと整理され、ひつとに統合されていくような、
    不思議な読書体験でした。

    入門書としても優れていますが、
    中堅以上の実践者が、自分のこれまでを振り返り、
    再整理するためにも非常に良い本だと感じました。

    また、「健康の社会的決定要因(SDoH)」と併せて理解することで
    双方の理解がより深まるように思います。

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    2026年05月04日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

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    昨年母になったので、自戒の念を込めて読んだ。

    私が失敗してきたことや後悔していることをなるべく避けてほしいと願ってしまう。願うからこそ先回りしたい。気付きを与えたい。期待したい。父と母を超えてほしい。偏差値の高い学校へ行き、選択肢を持ってほしい。そして、大好きな人と一緒になってほしい。愛されてほしい。そして、いずれは孫を一緒に育てたい。

    ……いずれは孫を育てたい。

    ではおかしいのだ。頭では分かってる。

    「あなたが生まれた幸せを、あなたにも経験してほしい」

    こんな思いでなくてはならないのに。私のための孫じゃないのに。

    なにより、結婚や子育ての有無は母である私が決めることじゃないのに。

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    2026年05月03日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

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    文庫版になったのをきっかけに読んでみました。
    滋賀医科大学生母親殺害事件を起こしたあかり(仮
    )と著者のやりとりを元にかなり背景等事細かく書かれていました。
    耐え難いほどの人格否定、小学生の子ども相手なのに包丁を持ち出して説教(この時腕がぱっくり切れたとも書いてある)、中学生時には点数を誤魔化しただけで薬缶の熱湯を太腿にかけられる…
    母からあかりへの教育虐待は想像をはるかに超えていました。
    そんな中、医学部を諦め、看護学校へ入ることになるのですが、なぜその中でも母親が助産師になることにこだわったのかがよくわかりませんでした。医師にはなれなかったけど、看護師の中でもとくべつな存在でいてほしいみた

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    2026年05月24日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

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    創作であってほしいと思ってしまうほどの辛い話だった。
    娘側には強く同情したし、こんな環境ではまともに生きることの方が難しいだろうなと感じた。母親に対しても単純な「悪」としては見切れず、歪んだ価値観で苦しんではいたのだろうと思う。

    殺人は肯定されるべきではないが、罪を償った後は自分自身で選択した人生を生きて欲しい。

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    2026年05月24日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

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    自分と母の関係を見つめ直す意味でも読んで良かった。氏とは違うしマシなんだろうと思うけど、私も母との関係がしんどかった。氏が母と離れて自分の人生を見つめ直し、前を向いて歩めるようになって良かったと思う。反面、母の思いも知りたかったと思う。なぜあんなにも執着し続けていたのか。決して許されない罪ではあるけれども、この本によって少し私の気持ちも救われた思いがする。

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    2026年05月24日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

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    もし、自分が彼女だったら、どうしただろうかと何度も考えた。互いに縛られ、逃げようとしても抜け出せない関係を、どうすれば断ち切れたのか。

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    2026年05月19日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

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    実際に滋賀県で起きた事件を追ったノンフィクション。
    ただの事件の暴露本ではなく、9浪の末に母を殺害した娘が「なぜそこまで追い詰められたのか」を通して「支配される側」の苦しさを浮き彫りにした一冊。

    殺人は当然許されることではない。
    でも、子どもを長年支配し逃げ道を奪い続けた親は「家庭の問題」として処理されてしまう現実にも強い違和感を覚えた。

    未成年のうちは、家を出るにも親の同意が必要。
    寮付きの仕事に面接に行っても母によって内定を取り消され、逃げても連れ戻される。
    その繰り返しの中で、少しずつ心が削られていく感覚があまりにも苦しかった。

    「いずれ どちらかが死ななければ終わらなかった」

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    2026年05月17日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

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    ネタバレ

    小説のようなエッセイのような先が気になって短期間で読み切りました。
    こちらの本が発売されてからずっと気になっていました。
    当時このニュースがあったこともTwitterの投稿も確認した記憶もあります。
    約30年間自分の意思を捨てお母さんに従ってきて自由に生活することができなかったと思うと本当に長くてやるせない毎日だったと思います。それなのにあかりさんは思いやりのある大人になっていました。
    こうなる前に誰かに頼れば何か変わってたのかもと思いますが、あかりさんの周りの大人ももう少しできことがあった気がします。
    それからお母さんの方も何かに囚われていて苦しかったのかなと思います。私は親子逆のパターンで

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    2026年05月17日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

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    ネタバレ

    母になって読もうと思った本。
    読んでいてとても辛かったけど最後にはとても心に響いた。やはり子供は母が全てなのだと改めて感じた。亡くなったお母さんの本音はもう聞くことはできないけど叱責や罵倒を繰り返していても心のどこかで愛していたのだと私は信じています。
    愛するとはなんなのか、与えている愛は子供からどう見えているかなど今後の何かに繋がればいいなと思った。

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    2026年05月14日