齊藤彩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
涙を流しながら読みました。私の母もあかりさん母・妙子さんと全く同じことをしていました。
以下私と同じだと思ったシチュエーション
・親の気に入らない結果だと脅される→私の場合は学校関係等の金を払わない/学校に私の非行をぶちまけてやるなど(家庭不和で不安定になった私は万引きをしたこともありこのことを脅しの材料に)。子どもの生命線を自分は握って居るので言うことを聞けという脅し文句。誰の金で生きてるんだ、お前にかけた金で都内に一軒家2棟は立てられるぞどうおとしまいつけるんだよ、などもあったかなぁ。
・母独自の論理と判断基準でエゴを満たそうとする(妙子さんで言うと選民思想のような考え方や、助産師に拘るな -
Posted by ブクログ
殺人はいけない事だが、被告も言う様に
殺さないと、この母と娘の関係はどちらかが死なないと終わらなかったと思う。
結論母は
「娘の人生を良くしたい人」でもあり
「娘を使って安心したい人」でもあった
のだと思う。
終章の部分に
被告の周りの人間や、母への謝罪の文があったが
読むのも苦しく涙してしまった。
母から逃げ出すことは出来なかったのか
周りを信頼し、助けを求める事は本当に出来なかったのか。
と、終章を読むまでは思っていたが
携帯を取り上げられ、自由な連絡ツールも無く、毎日母からの罵倒叱責時に暴力。
その疲弊した心で逃げを考える余裕も、人を信じる心の余裕も生まれなかったのだな…
と思っ -
Posted by ブクログ
家族観が見直されてきたことはもちろん、
最近、親子の関係のあり方が問われているように感じていた。そういった中で、とある番組で『母という呪縛 娘という牢獄』が紹介されているのを見て読んでみることに。
探偵を雇って娘の行動を監視する。そういった奇行を繰り返してきた母親は、本当に娘のことを愛していたのだろうか?自分の人生がうまくいかなかった腹いせに娘を利用してストレス発散していたのではないか?
周囲が気づいて助けてあげるべきだった、家出先として頼りにしていた人物がもっと助けてあげるべきだった。そんな意見があがると思う。だけど周囲の人にも、みんないろんな人生があって他者に気を回せるほどの余裕がない -
Posted by ブクログ
本屋にて、ついに文庫化されたことを知り、即購入。私自身親として、母・妙子のような言動を全くしてないか、と言うとそんなことは全くない。
「詰問」「罵倒」「命令」「蒸し返し」「脅迫」「否定」に分類された妙子の罵声、どれも私はやったことがあるとハッキリ言える。
詰問「どうしてまたプリント出してないの?」
罵倒「嘘つき」
命令「出せ!」「やれ!」
蒸し返し「前も同じこと話した!」
脅迫「ゲーム禁止にするよ」
否定「本当に反省してるように見えない」
その他「決まりごとを守れなくて将来困るのは自分だよ?」
子どもには証拠隠滅のため、プリントをトイレに流されたこともある(トイレが詰まって、子どもはめっちゃ怒 -
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ネタバレこの本は筆者の丁寧な取材を元に構成されている。娘が母親を殺害して遺体を切断し、河川敷に遺棄した経緯が時系列に沿って分かりやすく述べられている。
母親の教育虐待が生んだ9年間にも及ぶ医学部浪人生活、その影響下で普通の人生を掴もうとする娘、看護学科という進路を歩み一時の平安が訪れ、病院への内定も決まって社会人生活を始めようとした時に生じた亀裂、その後の殺害事件。
読者の目の前で再現される場面の一つ一つにとても心が傷んだ。
「中高一貫校」「医学部」などの属性に固執する母親に異常性が見られるのは確かだが、自分も人生の節目に立たされたときに「偏差値」「大手企業」などの言葉に踊らされた経験があるので -
Posted by ブクログ
以前から話題になっていて文庫化されていたので購入。
2018年に起きた、滋賀医科大学生母親殺害事件。
司法記者出身の著者が綴ったノンフィクション。
母による長年の教育虐待
9浪した娘が母を殺害。
母とのLINEのやり取り、実際に言われた言葉や暴力
これを読んでるだけでも辛いのに実際、娘のあかりの辛さはどれほどのものだったんだろう
父親もいるがほぼ内容には出て来ず、妻(あかりの母親)
から同じく暴言吐かれる感じなので助けを求められなかったか、、
自立しようにも家出しようにも引き戻され
就職の内定を母に取り消され、教師にも助けを求めてもダメで
結果的に 母か娘、どちらか死ぬしか逃れる -
Posted by ブクログ
以前から気になっていたので文庫化につき購入。ノンフィクション作品を読むのは久しぶり。
「娘を医師にする」という母の強い願いから始まった教育虐待。娘への執着が凄まじすぎて正にモンスター。印象に残っているのはLINEでの親子の会話。同居してるのに、わざわざLINEを通して延々と娘を責め続ける母の文章は理解不能だった。
母は自分がやっている事が虐待だという自覚はあったのか?生い立ちも複雑なようだが、孤独を抱えていたのではないか?なぜ娘に医師や助産師になる事を強要したのか?疑問が残るが、胸の内を永遠に知る事ができないのは残念だ。
ここまで酷くはないが、私の母も昔で言う教育ママだった。他人事とは思 -
Posted by ブクログ
母からの「教育虐待」(こんな言葉があることを初めて知った)に耐えかねた娘が母を殺害するという、あまりにセンセーショナルな事件を題材にしており、興味本意で読み始めた。
当然ながら娘の手記をベースにしているため、加害者側の主張しかないこと、娘は本人も自覚しているとおり嘘をつくことに慣れていることなど、著作の内容をそのままを信用するには躊躇があるものの、物証のあるLINEのやり取りや、深夜3時の屋外での土下座強要などをみるに、母の行動は常軌を逸しているように思われる。母は元々感情が激しいようだが、母娘のみの閉鎖された環境が続き、精神を病んでしまったのかも知れない。著者は、同じような境遇の親子が思った