齊藤彩のレビュー一覧
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ネタバレあかりが今の私と歳が近く、また母という存在について考えることがあり手に取った。
母に精神的・肉体的苦痛を強いられてるにも関わらず、あかりは母の言うことに従い、冷静に母に意見を伝え、時には仲の良い親子のようなやりとりをしていた。これが血の繋がりだと強く感じた。子にとって親の存在はかけがえのない存在。一番信じたい、頼りたいはずの親を、誰よりも信じることができなかった結果が招いたことであるという事実に胸が苦しくなる。
彼女は母を殺した後、父に面会するまでは、私が殺したのではなく母が自殺したのだという嘘を自分に擦り込ませていた。自分を正当化するだけの理由がある。母も同じようにしていたからと。だから嘘 -
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52ヘルツのクジラたち、未来に引き続き書店で目に入ってしまう、最悪の母子関係系のタイトル。ジャケ読みしようとしたら袋で閉じてあってさらにノンフィクションと。今までの話は身近にあることとはいえフィクション。それなのにこれが、、、!?恐ろしいと思いつつも、実際の話を聞いてみないことにはその価値も決められないと思い購入した。
序章で正気じゃない事件が描かれ、その後10章をかけて、逆に32歳になるまで正気でいられたなと、いや、確実に壊れていたけど、よく生活ができていたなと、思った。そして事件に至るまでの理由が理解できてしまう。
理解されることが人と生きるための第一歩とは、その通りだと思う。未来の感 -
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ネタバレノンフィクションということで気になっていて、読みはじめたら休憩しながらも一日で読めました。
はじめからずっと読んでいてとても辛くなりました、、
LINEでのやり取りが親子の会話とは思えなかった。
父親も罵倒され、少ないお金で生活させられて、大人だけどこの母親に支配されていたのか、子どもと逃げるとかは出来なかったのかなと思ってしまった、、
母親があかりさんに嘘つき!裏切られた!死ね!等LINEで言っていて、そうさせたのはあなたなのに?あなたが怖くてほぼ誘導されたように言った言葉なのに?と思ってしまった、、
責められると早く終わらせたいと思い正直に言うとさらに怒られるからとりあえずの最適解とし -
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しかめ面をしながら、何度も唸りながら途中の章を読み続けた。
少しの変数が加わっただけで、この悲劇は起こらなかったのだろうと、何度も考えた。
救いの無い実話に、たらればを持ち込みたくなっていたのだろうが、最後の章には何故か込み上げるものがあった。人が亡くなっている以上、それを救いと呼んではいけないのだが、しかし明らかに、濁ってはいるものの光の様なものを感じてしまった。
勿論、彼女の犯罪の事実を擁護する気はない。
陳述書では、母か自分のどちらかが死ななければ終わらなかった、と記していたが、
事件から8年経った今、彼女はそれをどう考えているのか是非聞いてみたい。 -
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読んでいて自分の母親を思い出して苦しくて少しずつしか読み進められなかった。
最後まで読んで本当によかった。
私にとって、今までで1番読んでよかった本かも知れない。
昔から精神的虐待を受けて毒親のせいで今までずっとトラウマや自分の自尊心の低さ、自己肯定感の無さに苦しんできた。
あかりさんは私なんかよりももっともっと苦し目られてきて長年それを耐え続けた。
それなのに殺したあと、母親が死んだ後に申し訳なさや、母親がなぜそうだったのか、を考えたりすることがすごく優しさがあって不思議。
私なら死んでくれてありがとう。と思ってしまうし、なぜそうだったのかなど考えたくも理解したくもないと思ってしまうだろう。 -
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壮絶な母娘の関係。母と娘の関係性については、よくドラマなどになるように決して一筋縄でいくものではない。一見良好にみえていても、お互いに何らかのわだかまりがあることも多いと思う。この本からではモンスターになってしまった母がどんな人であったのかを娘からしか聞けないのだから、母には母の言い分やそうなってしまった理由やそこに至る過去があるのだろう。でもなぜにここまで?というのが正直な感想。私も母との関係性について思うことはあるし、娘もいるので両方の立場がわかるので一層そう思う。きっと周りもこの異常性に気づいていただろうに、誰にも助けを求められなかった彼女を気の毒に思う。でも罪を罪として認め、憎しみも残
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昨年母になったので、自戒の念を込めて読んだ。
私が失敗したことや後悔していることを、なるべく避けてほしいと願ってしまう。願うからこそ先回りしたい。気付きを与えたい。期待したい。父と母を超えてほしい。偏差値の高い学校へ行き、選択肢を持ってほしい。そして、大好きな人と一緒になってほしい。愛されてほしい。そして、いずれは孫を一緒に育てたい。
……いずれは孫を育てたい。
ではおかしいのだ。頭では分かってる。
「あなたが生まれた幸せを、あなたにも経験してほしい」
こんな思いでなくてはならないのに。私のための孫じゃないのに。
なにより、結婚や子育ての有無は母である私が決めることじゃないのに。
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娘がなぜ母親を殺したのか。
母娘のそこに至るまでの人生を書かれていた。
娘を一度でも褒めてやることができたら。
娘のやりたいことを少しでも尊重できたら。
彼女は何度も家出をしたり、もう一つの携帯を買ったり色々なやり方でSOSを出していた。
でもそれはやはり叶わなくて、、
未成年の時の子供達のSOSを見逃してはいけない。
執着のある親はどんな手を使ってでも連れ戻す。
娘は力を取り戻したかった。
母も力を取り戻したかった。
父が2人を共に縛り上げてる呪縛を解いてほしかった。
父が逮捕された後、娘に会いに行くのは一種の罪滅ぼしな気もした。
仕事を盾にあそこから逃げたかったと供述しているし。
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Posted by ブクログ
ネタバレ苦しい、
ノンフィクションの、こういった形式の小説を読んだのは久しぶりだった
個人的な話だが、この本を読む前に映画『プラダを着た悪魔2』を観ていて、その後すぐにこの本を読むか躊躇った
▶️自分の価値観や考え方にダイレクトにくるこういった創作物を連続で摂取すると情報過多になるから
でも読んだ、、読んでしまった
予想通り、頭をガツンとやられた
やっぱりなぁ
読み始める前に、こういった作品はできるだけ各登場人物に感情移入せず、できるだけフェアな視点で読書を進めたかったのだが、しかし思ったよりもあかりさんに感情移入してしまった、
母親の命を奪うという選択が、是が非かという議論はもちろん、