齊藤彩のレビュー一覧
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元々事件を知っており、興味を持っていた本。
私も母と確執があり、読んでいて苦しさを覚えました。
とくに事件前の娘から母への連絡が、実家の空気を思い出しました。
過去の自分を見ているようでした。
そして陳述書の最後で「どちらかが死ななければ終わらなかったと現在でも確信している」とあります。
私も形は違えど、母から娘の人生に執着された時期がありました、私が思う見栄えの良い娘になってほしいと。
本音は聞いたことがないのでイメージですが、実家を出れなかったら仕事、結婚、子供・・・と続いていたと思います。
母のことは過去になったと思っていましたが、まだまだ囚われているなと読んでいて感じました。
自分 -
Posted by ブクログ
娘が母親を殺害した事件を題材としたノンフィクション作品。
作者とあかりさんの面会や文通での記録を通して、幼少期から犯行に至るまで、刑の確定後の心境などが描かれている。
作中には実際に当時行われたラインのやり取りも記載されており、あまりにも生々しく読んでいるだけで心拍数が上がるほどのストレスを感じた。
母は何に囚われていたのか。
それは愛だったのか。
(個人的には精神的な疾患だったのだとは思うが)
読者からしたらあまりにも異質なものであるが、あかりさんは幼少期から当たり前のようにそれを受けており、常に母に怯えながら期待に応えないといけないと感じ続ける日々がどれだけ酷か。
作中に母か自分のどち -
Posted by ブクログ
本書は、教育虐待の末に実際に起きた母親殺害事件を題材に、獄中手記や手紙のやり取りを通して、一人の娘が追い詰められていく過程を丹念に描いている。
「娘のため」という名目で向けられていた期待は、満たされない現実への苛立ちや怒り、やがては憎しみへと姿を変えていく。子どもは一人の人格としてではなく、親の不安や感情を受け止める対象となり、支配は少しずつ日常へと溶け込んでいく。
その異常さが日常となり、逃げ場のない時間が積み重なっていく。まさに、母という存在は娘を縛る呪縛となり、娘として生きることそのものが牢獄になっていたのだと感じた。
もちろん、命を奪う行為は決して許されない。それでも彼女は、自分 -
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ネタバレ『母という呪縛 娘という牢獄』を読んで最も強く感じたのは、この事件は決して「母が悪い」「娘がかわいそう」という単純な話ではなく、親子の関係が世代を超えて連鎖してしまった悲劇だったということです。
本書を読み進める中で、母・髙崎妙子もまた「娘」であったことが印象に残りました。実母である「アメばあ」に認められたい、自分は立派に子育てをし、高学歴の娘を育てたことを証明したいという思いが、娘への過度な期待や支配につながってしまったのではないかと感じました。もちろん、その背景があったとしても娘を支配したことが正当化されるわけではありません。しかし、親もまた誰かの子どもであり、その生き方が次の世代へ影響を -
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読み進める中で、こんなにも救いの無い人生があるのか。と、言葉を失う事が多かったです。
共依存の様な親子関係であり、どんなに心を八つ裂きにされようとも離れられない、親と子であるからこそ簡単には切れない縁がある。見捨ててしまいたい、嫌いになりたい、けどできない。という生々しい心境がストレートに伝わる作品でした。
終盤あたりは仲の良い時期もあった様にも見えますが、最終的には娘は母を殺める事により親子という鎖を断ち切る所を読んでいて胸が苦しくなります。
こんな事を言うのも考えるのも失礼かと思いますが、娘さんの選択肢は人間としてやってはいけない事をしてしまいましたが、どうかどうか、娘さんのこの先の人生 -
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ネタバレ教育虐待を受けた末に、母親を殺害してしまった娘の話。
壮絶な人生で、最終的には殺害してしまったものの、逆によくここまで耐えてきたなと思った。
読む前は大学受験の期間だけ強要されたのかとかしんどかったら家出すれば良いのにとか思っていたが、興信所まで使って連れ戻されるとは衝撃的だった。小学生の頃から辛い思いをし、ようやく大学生になれて普通の母娘として過ごせたと思ったのに、助産師にならない娘なんて家族じゃないと言われたらそりゃ誰だって傷つく。最後の引き金を引いたのは母親だ。これまで育ってきたエピソードを読んでいても娘のことを自身のステータスの一種としてしか見ていなかったのではないかと感じる。
彼女は -
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産んでやった、育ててやったという親がいる。
親になった今の立場とかつて子供だった自分と重ねて思う、産んでやったなんて考え方はやっぱり傲慢だなと。
育てることは親が自ら選び取った選択だ。
とても言葉にできない壮絶で悲しい事件、もう2度と知ることはできないし、正直正しいとは思えないけれど母親にもきっと書かれていない所で、ここまでなってしまった背景があったのではないかと思う。
親の呪縛は想像以上に強烈で、ふとした瞬間に唐突に自分が囚われているんだと気づく。
刑期を終えて出てきたあかりさんもきっとこの先苦しむ時がまた来る。
その時に彼女のそばで支えてくれる人や社会のシステムがあることを心から願ってい -
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【2026年89冊目】
「モンスターを倒した。これで一安心だ」河川敷で発見されたバラバラ死体。逮捕されたのは医学部を9浪していた31歳の娘だった。実在の事件を元に書いたノンフィクション小説。
強烈でした。「行き過ぎた教育」なんてものじゃない。母親がどうしてこうなってしまったのか、理解できないし、したくもないほどの毒親でした。幼少期から看守と囚人のような暮らしを強いられ、それが当たり前のことだと洗脳され、心を抉られるような言葉を投げつけられながらも、必死に生きていた娘。こんなにも酷い親があっていいのか、とこっちまで心を抉られるようでした。
娘さんからしたら、そんなことはないって感じかもしれま -
Posted by ブクログ
何年か前にテレビの特集でこの事件を知っており、本屋に並べられていたので買ってしまった。
恐ろしいじゃいい尽くせないほどの教育虐待を受けていた高崎あかりの現在までを本で読むことができる。「教育虐待」という言葉が有名になったのもこの事件がきっかけなのではと思う。
そして「モンスターを倒した。これで一安心だ。」と母を殺してから呟いた投稿がまだ残っているのも事件が実際に起こったのだと感じさせる。
何度も逃げようとしても母親が連れ戻してくるし、LINEの文面の暴言が凄まじすぎてこっちまでやられてしまいそうだった。
9浪ができてしまうほどある意味収入が祖母側にあったのも酷な話で、もし浪人は許せないという家