齊藤彩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ事件について、表面的にはリアルタイムでメディアでみており、知っていた。
偶然書店で見つけた時に当時の衝撃を思い出し、購入。当時知らなかった家族構成や半生、公判の様子等を緻密な取材をもとに描ききっている。
母親の偏執的ともいえる学歴へのこだわりは彼女自身の人生から導き出されたものであると同時に、祖母(あめバア)から愛されたい喜んでもらいたいというある種のアタッチメント障害的な一面も感じ取れた。
その母親の下、虐待に該当する肉体的・精神的な支配を受けながら、それでも母親に愛されたい一心で生きてきた娘の言葉は一つ一つがあまりにも切なく、やるせない。教育分野を職とし、似たような境遇の子たちとも -
Posted by ブクログ
嫌悪感?が凄い残りました。
実際に起きた事件ですが、本のタイトルも娘という牢獄は分かりますが母という呪縛はあってないような気がします。
事件を起こした娘さんは今は落ち着いた日々を過ごされ、未来についても考えられるようになったようですが…。
彼女は何を間違えたのだろう。
逃げても逃げても追いかけてくる母親、他の人からも助けてもらえない環境で起きた事件になんの反省を求めるのだろう。
彼女がもっとずる賢くて、母親を思う気持ちがなければ事件は起きなかったのではと思ってしまう。
優しさと真面目さが悪かったのか。
彼女のこれからの人生が幸せになる事を祈りたいです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ高崎さんへの応援を込めて、星5。
毒親の母親をもつ私も医学部へ行くために、同じことをされ、言われ、疲弊していた。読み進めていて、忘れていた幼少期のことを思い出したり、正直辛かった。回答を間違えると罵声を浴びせられながら勉強をしていました。私の学力の低さに対する言葉選びも同じ。
私と高崎さんの違いは、私には弟妹がいたために早々に諦めてくれたこと、祖母が近隣に住んでいたこと、それだけ。勿論、私のことを諦めるまでに一悶着ありましたが…。父親は離婚のため不在、裕福だった祖父母からの支援があったところもニアリーイコール。中学時代には母親と大喧嘩をして階段から落として全てを終わらせようとしたので、高崎 -
Posted by ブクログ
子育てについては、正解がない。子供の時に親にとってどんなにいい子でも、どんな大人になるかは、分からない。だからこそ、親は迷い悩み、苦しみながら子育てに奮闘するのだと思う。しかし、それが時には悲しい結末になることもある。この作品の中に自身の親を連想したり、子供時代の経験を思い出したりした人も少なくないのではないかと思う。髙崎あかり氏が感じていた苦痛、混乱は計り知れないが、この作品の中の出来事は大なり小なり、家庭内で起こっていることであると思った。家庭の中は他人には見えずらい。子供にとっては、生まれた家が全てで、その家の当たり前が常識のベースになる。周りから見たら不幸な環境も、他を知らない子供にと
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Posted by ブクログ
ネタバレ圧巻。
母妙子との牢獄のような生活の描写や実際に交わされた言葉に圧倒される。こんな経験を長期に割ったって蓄積してしまうと、人間の精神や心に回復の余地や、その人の未来に道筋や期待って持てるものなのか、不安や同情や怒り、やるせなさ等という感情を抱き、頭の中で想像し描く場面はいつも暗く靄がかかっていた。そんな状態で読み進めていた。
あかりが殺人を告白しようと考え始めたころから、一気に視界が晴れてくる。周りの人たちの温かい支えで周囲が明るくなっていき、またそのおかげで周りの人たちの気持ちや心配りがさらに良く見えてくる。
主人公の視界が開けていくのと同時に、前半に感じていた無力感のようなものが肩から浮 -
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ページをめくる手が止まらず、
あっという間に読み終えてしまいました。
母親と娘のやりとりを見て、
自分も両親と住んでいたときの息苦しさ、
自己肯定感を下げられる発言が多々あったこと、
父から気に食わないと殴る蹴るをされたりしたことを思い出して、
とてもいい気分になれる本ではなかったです。
だけど、この物語の中にいくつもの「過去の私」がいて、
いくつもの「過去の親」がそこにいました。
正直、縁を切りたいほどだけど、
肝心の親は自分の過去の酷い子育てを忘れているようで、孫に会うのが楽しみな祖父母です。
今、私は幼い子を育てていて、
絶対に親のような、そしてこの本に出てくるような毒親にはなりた -
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Posted by ブクログ
昨年母になったので、自戒の念を込めて読んだ。
私が失敗してきたことや後悔していることをなるべく避けてほしいと願ってしまう。願うからこそ先回りしたい。気付きを与えたい。期待したい。父と母を超えてほしい。偏差値の高い学校へ行き、選択肢を持ってほしい。そして、大好きな人と一緒になってほしい。愛されてほしい。そして、いずれは孫を一緒に育てたい。
……いずれは孫を育てたい。
ではおかしいのだ。頭では分かってる。
「あなたが生まれた幸せを、あなたにも経験してほしい」
こんな思いでなくてはならないのに。私のための孫じゃないのに。
なにより、結婚や子育ての有無は母である私が決めることじゃないのに。 -
Posted by ブクログ
文庫版になったのをきっかけに読んでみました。
滋賀医科大学生母親殺害事件を起こしたあかり(仮
)と著者のやりとりを元にかなり背景等事細かく書かれていました。
耐え難いほどの人格否定、小学生の子ども相手なのに包丁を持ち出して説教(この時腕がぱっくり切れたとも書いてある)、中学生時には点数を誤魔化しただけで薬缶の熱湯を太腿にかけられる…
母からあかりへの教育虐待は想像をはるかに超えていました。
そんな中、医学部を諦め、看護学校へ入ることになるのですが、なぜその中でも母親が助産師になることにこだわったのかがよくわかりませんでした。医師にはなれなかったけど、看護師の中でもとくべつな存在でいてほしいみた -
Posted by ブクログ
実際に滋賀県で起きた事件を追ったノンフィクション。
ただの事件の暴露本ではなく、9浪の末に母を殺害した娘が「なぜそこまで追い詰められたのか」を通して「支配される側」の苦しさを浮き彫りにした一冊。
殺人は当然許されることではない。
でも、子どもを長年支配し逃げ道を奪い続けた親は「家庭の問題」として処理されてしまう現実にも強い違和感を覚えた。
未成年のうちは、家を出るにも親の同意が必要。
寮付きの仕事に面接に行っても母によって内定を取り消され、逃げても連れ戻される。
その繰り返しの中で、少しずつ心が削られていく感覚があまりにも苦しかった。
「いずれ どちらかが死ななければ終わらなかった」
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Posted by ブクログ
ネタバレ小説のようなエッセイのような先が気になって短期間で読み切りました。
こちらの本が発売されてからずっと気になっていました。
当時このニュースがあったこともTwitterの投稿も確認した記憶もあります。
約30年間自分の意思を捨てお母さんに従ってきて自由に生活することができなかったと思うと本当に長くてやるせない毎日だったと思います。それなのにあかりさんは思いやりのある大人になっていました。
こうなる前に誰かに頼れば何か変わってたのかもと思いますが、あかりさんの周りの大人ももう少しできことがあった気がします。
それからお母さんの方も何かに囚われていて苦しかったのかなと思います。私は親子逆のパターンで