齊藤彩のレビュー一覧
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父親が家庭にいない母娘の関係性で苦労する部分が如実に出ていた。自分もそうだからかもしれないが、母親は何とか自分の娘を素晴らしいものにする、というある種の義務的感覚があり、良く言えばレールをしき、悪く言えば圧力をかける。娘は娘で自分で生きていきたい気持ちと唯一無二の育ててくれた母親という存在を大切にしなきゃ、の間で葛藤する。お互いに思いやりをもってお互いの幸せを見つければいいはずなのに、二人でいることがより依存を生み出し、お互いに理想を押し付け合い、自分の期待にならずに衝突を繰り返す。他人であればそこまでの熱量もないはずなのに、家族だからなのか、距離感がわからなくなる。
殺害や死体遺棄、その他 -
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僕は1人娘の父親で、あかりと同じ家族構成だ。直近で「母子」の関係を観察していて思うのは、やはり父子との関係とは何癖も違う、煩わしさも、愛情も、親密さも、何もかも不便で且つ深くも歪だったり真っ直ぐだったり、シンプルとは真逆の縺れた関係だなと思っています。一歩間違えただけで、高崎親子の様になっても不思議ではないなと読み終わった今ひしひしと感じていますが、これまた不思議とそれに対する恐怖がないのは、2人を僕が支えていくという覚悟があるからです。
母子2人の問題であるが、家族という括りで言うとそこから逃げてしまった父も勿論、罪の意識をあかりと同様に、多分それ以上に感じているからこそ、大ごとになって、 -
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現代日本を取り巻く学歴社会が産んだ事件と言えるだろう。この作品を読んだ人は関心こそすれ、どこか他人行儀めいたところがあるのではないだろうか。しかし、この本は事実発生していて、明るみに出たのがこの事件であるだけで、実際はもっとあるのだろう。親からの虐待の数は種類が多数あり、過剰な教育方針も虐待となりうるだろう。何故母親は暴走し、娘に手をかけられるまでに至ったのか。その前に変わることはできなかったのか。昨今人を取り巻く環境が大きく変化する中で、大学などの受験は多くの子供が経験することで、言い換えれば多くの親が経験することである。親からすればいい学校に入ることが人生を好転する機会であり、子供からす
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この事件を知った時、「逃げれば良かったのに」って思った。でもこの本を読んでわかった。何度も逃げたんよね。探偵を使って連れ戻される。家出しても、寮付きのとこに就職しようとしても、連れ戻されるんよね。プライベートもない。そりゃ、頑張る気力も無くなるよな。
ずっと読みたかったけど、うちは母と仲がいいだけにこのタイトルの本を家に置くのに躊躇いがあって買ってなかった。友達からオススメで借りたので読めた。
読んでよかった。知ることができてよかった。
ただ、長期間この本の世界にいるとガチ病んでくる。
2週間かけて読んだけどしんどかった。
お母さんは、あかりさん(仮名)の色んな可能性の芽を潰してきたんだろ -
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日々報道される殺人事件を目にするたび、「どうすればこの結果に辿り着かずに済んだだろうか」と思うことばかりだ。
人を殺さずに済むのなら、それが双方の人生にとって一番いいルートに決まっているからだ。
だけど時折、そのルートが見えなくなることがある。
生きている環境、認知能力、世間体や倫理観なんかが目を覆って、一番のルートが分からなくなってしまう。
死んだほうがマシ、殺したほうがマシって思ってしまう。
私には、そういうことがある。
だから、不遇な環境に生まれ育った結果、逃げるように罪を犯す者たちを、私は他人事だと思えない。
自分と、日々報道される加害者たちは、紙一重の存在だという意識が私には強くあ -
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1日もかからず夢中で読み耽った。
大学一年生の頃から単行本で気になっていて、読みたい本リストにあったが、ようやく文庫化されてついに読めた。
母親が怖すぎる。子どもの進路って、必ずしも親の期待通りにいくことはなくて、むしろ置かれた場所で咲こうとしていたあかりさんを誇らしく思うべきなのに、母はずっと当初の目標や結果にしがみついていたのが悔やまれる。
人生って、結果やステータスで判断できるほど簡単にできていないと、歳を重ねるにつれて強く実感することが多い。その逆を言うと若い頃、特に中高生の時は結果やステータスが全てだと思っていた。
母はもう親である前に人として成熟すべきであった。もちろん期待し -
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ものすごく迷ったけれど星5
あまりに辛い話だったので、どの部分に5をつけたらいいのかわからないけれど、あかりさんを応援したい気持ちが大きくて5!
ノンフィクションだと思わずに、読み始めてしまい、あかりさんの自筆の手紙の写真のところで、やっとノンフィクションだと気付くという。。
実話と物語では受け止め方が全然違うわけで、一瞬身構えたが、読み進めることに。
途中、あまりにひどいお母さんの仕打ちに目を背けたくなるほど。信じられない罰の与え方に、同じ母親として許せない思いで、気持ち悪くなった。
でも、自分はここまでではなくとも、娘の自由を奪っていないか?娘は顔色を見ていないか?と我が身を振り返った -
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【2026年90冊目】
「モンスターを倒した。これで一安心だ」河川敷で発見されたバラバラ死体。逮捕されたのは医学部を9浪していた31歳の娘だった。実在の事件を元に書いたノンフィクション小説。
強烈でした。「行き過ぎた教育」なんてものじゃない。母親がどうしてこうなってしまったのか、理解できないし、したくもないほどの毒親でした。幼少期から看守と囚人のような暮らしを強いられ、それが当たり前のことだと洗脳され、心を抉られるような言葉を投げつけられながらも、必死に生きていた娘。こんなにも酷い親があっていいのか、とこっちまで心を抉られるようでした。
娘さんからしたら、そんなことはないって感じかもしれま -
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Posted by ブクログ
ネタバレ久々に夢中になって一気に読んだ本。
正直この母親に1ミリも同情できないし、むしろ娘に対して殺人よりも深い罪を犯しているように思えた。
娘のことを一度も褒めたことがないだけでなく、うざい、豚、デブ、死ねばいいのになど、母親が最も言ってはいけない言葉を日常的にぶつけ、決して娘を自由にさせない過剰な束縛は、娘から人としての尊厳を奪っている残虐な行為だと思う。
これは物理的に殺してはいないけれど精神的殺人と言えるぐらい罪深いのではないだろうか。
娘のあかりさんはこんな人格の存在と衣食住を共にしていただけでも偉いのに、勇気を出して何度も逃げようと試みるなど正常な判断力を失わず、母親を異常だと思いながら