廣田龍平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
かつて「洒落怖」を読み漁った人間として、ずっと読みたかった一冊。懐かしすぎる怪談のオンパレードに、よくぞまとめてくださった!と拍手を送りたいです。
筆者自身が1983年生まれで2ちゃんのオカルト板と共に育ってきただけあり、当時の空気感を味わった方ならではの豊かな解説に安心感を覚えました。「専ブラ」や「クソスレ」が当たり前に文中に出てくる新書、私は初めて読みました。
私自身は映像としての「怖い話」がどうにもダメで、そのくせ学級文庫に置いてあった「学校の怪談」シリーズなどは怖い怖いと言いながらよく読んでいた記憶があります(これも文中に登場して嬉しかった!)。
携帯電話を持つようになってからは、本 -
Posted by ブクログ
安定のASIOSの検証本。今回も面白い!
科学的・歴史的・論理的に明らかに誤りがあるものは検証で一刀両断するものの、
主にWeb上(2ちゃん等)で広まった怪談や昭和期の妖怪は掲載情報を追ったり、流布の状況を確認する内容が多め。(廣田龍平氏担当のものがそれかな?)
真相解明の爽快感はないものの、近年の怪談・Web上での噂も積み重なったものがあるというのは、これからの怪談・妖怪伝承の形を見せつけられたようで興味深かった。
しかし、最近の陰謀論のバカ真面目さ・怖さ・残酷さには、これらのような民俗学的な面白さや『ムー』的なワクワクが少なく、より本気で信じてしまう人が多いのには…かなり脅威を感じてしま -
Posted by ブクログ
ネタバレネット怪談について民俗学的手法で概観し検討するような本。何となくネットで見聞きしたような、有名な怖い話やぼんやり知っている怖い画像や都市伝説的な情報が列挙されている。
ネット怪談、異世界もの、画像や動画、オステンション、AIなど多岐にわたって解説されるので、読むのに少し疲れた。あれもこれも紹介してくれるが、書きっぷりも相まって、本当にただたくさん列挙されていくような印象だった。もちろん、著者自身の考えや検討も入っているのだが、紹介される情報の膨大さゆえに、読むのはしんどかった。
末尾に怪談索引、参考文献、注、がたっぷり44ページ分付いているので、辞書的に使うのもいいかもしれない。 -
Posted by ブクログ
ネット怪談とネットホラー。私は本書を読むまで、その違いを気に掛けたことはなかった。「ネット怪談」は特定の作者への帰属が意識されず、投稿者は報告者として認識される。一方の「ネットホラー」は投稿者は作者として意識され、創作の一種として恐怖が楽しまれる。この二つは別々のものだけど、ネットホラーとして生まれたものがいつしか不特定の人々によって構築されていく中でネット怪談として認識されるようになったり、あるいはその逆もある。その話が真実であるかどうかは本質ではなく、境界も曖昧であるというのが面白いなと思った。
それにしてもネット怪談は、口承で伝わる怪談よりは収集しやすいとはいえ、リアルタイムで見ていなけ -
Posted by ブクログ
民俗学です
巻末の解説によると「全国各地で採集された俗信、すなわち「超人的な力の存在を信じ、それに対処する知識や技術」を、「予兆」「卜占」「禁忌」「呪術」「妖怪」「憑物」に分類し、体系的に捕捉。」ということ
著者は井之口章次さん
あの柳田國男や折口信夫にも師事した超有名な民俗学者です
そして、本書は今から50年前に発表された学術書を今年の6月に文庫化したもの
まず講談社が偉い
それははっきり言っておこう
で、だ
いやー手強い
学術書手強い
でもたまにはいい
そしてたまにでいい
んでね
本書の内容には直接関係ないんだけどさ
調査に行ってるとこの地名がさ、もちろん50年前なのよ
平成の