廣田龍平のレビュー一覧

  • ネット怪談の民俗学

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    最近の潮流まで視野にとらえてまとめられています。

    口伝えに変化しながら広がる様な振る舞いは、昔ながら(?)の現実世界の噂話と似たところもあり。
    共同制作されてゆく様子が観察しやすくなったのがネットならでは、という面もあるのかな。

    最近の潮流として、ナラティブな無くても怖い、という形が広がっているというのが面白い。
    単なる画像やエピソードだけで無く、筋書きや裏の構造を考えたり盛り上げたという負担が無く、誰もが発信側になりやすい形式なのかな。

    ナラティブを構築を構築することによる恐怖のコントロール(古くは妖怪)が出来ないからこその居心地の悪さもあるんだろう。ただ、深読みによる広がりがないのは、なんだか、つまらない様な気も。

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    2026年09月21日
  • ネット怪談の民俗学

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    怖い話は苦手だけど、民俗学という学問の視点から見るネット怪談は自然とおもしろく感じる。しかも名前は知ってるけど、内容は知らなかったネットの怪談ネタを知れるのはよかった。ネット掲示板ならではの「共同構築」のしくみによる怖さはネット怪談の本質だと思いました。

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    2026年09月16日
  • ネット怪談の民俗学

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    洒落怖から都市伝説まで、色々嗜んできたつもりでいる人生だった。本書に出てくる単語の多くも理解しながら読めた。
    その人生の中で、記憶から消えていたものたちを呼び起こされて必要のないところでダメージを受けてしまった。
    ニコニコはまだいい。巨大掲示板もFLASHとかもまあいい。pya!が新書に出てくると思わないだろ。PCを手に入れてあらゆるネット怪談を読み怖い画像を見て面白いものと嘘とネットの悪意を浴びてたあの雰囲気を思い出してしまって、それを整然と並べて分類して解析する。なんだこの本。pya!ってお前マジで。
    ネットってログは消えていくのが当然みたいな世界だと思ってたので、当時のこの空気感を言語化して紙で残すことに意味があるのかもしれないと思いました。民俗学だし。
    ネット怪談の流れが因習系から異世界系へ移っているという点も、肌感覚で感じていたことの言語化で良かった。面白かった。

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    2026年09月15日
  • ネット怪談の民俗学

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    ネット怪談が時代の変化に対応していく変遷。ただ、各話題ごとに時系列順でネット怪談を追っていくので少し読みづらい。年表を自分で作って読むと良かったかもしれない。何度も同じ怪異の名前が出るのでこんがらがってしまった。また、私がネット怪談はきさらぎ駅がピークだと、ネット怪談はオワコンだと、思い込んでいたことに気付かされた。こんなに進んでいたのか。今後ネット怪談がどう変化していくのか楽しみ。

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    2026年08月23日
  • ネット怪談の民俗学

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    友だちと怖いもの見たさで調べた怪談だったり、有名な怖い話だったりを真剣に分析した本。
    面白かった〜。
    確かにこうやって広まっていくのか!怪談を真剣に考えて分析したことなんてなかったけど‥
    知らないことは恐怖心を煽る。因習系の話が怖いのも自分の無知と偏見からの恐怖心だったのかと新発見。

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    2026年08月12日
  • ネット怪談の民俗学

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    ネット怪談がどのように形成され広がっていくのか、その時代による変化など考察した本。
    この分野は全然知識がなくて”きさらぎ駅”くらいしか知らなかったのだが、昔は主に伝聞だった怪談が、インターネットの発達によって共同構築されていく過程が面白い。また画像や動画が使えることで発生した、なんとなく不穏なだけの物語のない怪談というのも興味深い。
    知らない言葉がけっこう出てきて一回読んだだけでは頭に入らなかったので、そのうちもう一度読み返したい。

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    2026年07月17日
  • ネット怪談の民俗学

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    私は「ダクダデイラ」の書籍版を、帯のアオリも気にせず本文だけ読んで「これ本当にモキュメンタリーなの?」っていうオステンション(やってみた)しちまった者なのでネット怪談の適正が低いかもしれません。

    なんか色々言ってるけど何言ってるのかようわからん、くねくねはわかった(わからない方がいい)と思うけどニンゲンとかバックルームとか何言ってるのか最後までわかりませんでした。これらの現象は、自然発生して自己増殖するのが民俗学的なんでしょうね。

    洒落怖も最初から知らなかったし、体験知が足りなさすぎたかもしれません。

    ホラーファンのつもりでしたが、映画とか書籍とか旧来のメディアにしか触れてないとこういう現象もあるということで。(そういや民俗学もあんまりこれまでの人生で脈がなかったかも)

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    2026年07月15日
  • ネット怪談の民俗学

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    ネタバレ

    新聞の書評から辿り着いたのでネット怪談には全く詳しくなく、有名な怪談と言われてもどんな話だか殆ど分からないので、いちいちスマホで調べながら読むことになり時間がかかってしまった。ざっくりどんな話かを書いておいていただければもっと読みやすかったのだが。
    因習村系の怪談には田舎への偏見が背後にあるという指摘は、恥ずかしながら意識したことがなかったので知れてよかった。特に創作においては地方や病気、障害、宗教への差別や偏見をプロットに組み込む話は少なくなっていく流れであり、因習村系に代わってバックルームや異世界系へと移って行っているという。ちょうど映画「8番出口」を見たばかりだったのでタイムリーだったのだが、あの映画を観て感じたのが恐怖は意味づけされると失われるな、ということだった。なので第6章の「恐怖に物語はいらない?」という部分はなるほど、と思わされた。

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    2026年06月29日
  • ネット怪談の民俗学

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    日々生き物のように、予測が難しい展開をしていくネットホラー・怪談の発祥を知ることができる学術書として、今後活用していきたい。
    みつけた。

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    2026年06月28日
  • ネット怪談の民俗学

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    0年代にはまとめサイトとかよく見たものですが、気付けば見なくなっていました。
    この本で紹介されていたネット怪談も0年代には結構好きでまとめサイトなどで追いかけてたんですけどね。何というか年を取るとそういったロマンみたいなものに惹かれなくなるんですかね。全然見なくなりました。

    リミナルスペースというのは、その頃にはなかったので今回画像検索してみましたが何というかよくわからなかったですね。朝とか深夜とか人いない時間狙って撮ったんだろうなという面白みのない感想しか出てきませんでした。

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    2026年05月13日
  • ネット怪談の民俗学

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    ネタバレ

    ネット怪談について民俗学的手法で概観し検討するような本。何となくネットで見聞きしたような、有名な怖い話やぼんやり知っている怖い画像や都市伝説的な情報が列挙されている。
    ネット怪談、異世界もの、画像や動画、オステンション、AIなど多岐にわたって解説されるので、読むのに少し疲れた。あれもこれも紹介してくれるが、書きっぷりも相まって、本当にただたくさん列挙されていくような印象だった。もちろん、著者自身の考えや検討も入っているのだが、紹介される情報の膨大さゆえに、読むのはしんどかった。
    末尾に怪談索引、参考文献、注、がたっぷり44ページ分付いているので、辞書的に使うのもいいかもしれない。

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    2026年04月08日
  • ネット怪談の民俗学

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    洒落怖大好きっ子クラブとしては見なくてはならない1冊と思い購入。
    日本は掲示板黎明期かあたりから遡って書いてある。
    あくまで「ネット」怪談についてなので、成り立ちとかの話はザ・インターネットの話になるので面白さを感じにくかった。自分でも知ってる怪談同士の繋がりや派生や部分は大変面白く読めた。

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    2026年03月16日
  • ネット怪談の民俗学

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    『リミナルスペース 新しい恐怖の美学』と共に購入し読み進めた本。ネット怪談は誰かが連綿と作り上げてきたもの。そのような話を掬い上げる民俗学と相性がいいということで作られた。きさらぎ駅、SCP財団、ジェフ・ザ・キラー、そしてリミナルスペースも取り上げられている。個人的に印象に残ったのは、フォークホラーや因習ものの流行り。これはたしかに地方を悪とするイメージをつけすぎている。いつの時代も理解しにくいものを拒否する捉え方があるなと感じます。他にも死者は書かれていましたが、精神疾患もありそうですね。

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    2026年01月21日
  • ネット怪談の民俗学

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    ネット怪談とネットホラー。私は本書を読むまで、その違いを気に掛けたことはなかった。「ネット怪談」は特定の作者への帰属が意識されず、投稿者は報告者として認識される。一方の「ネットホラー」は投稿者は作者として意識され、創作の一種として恐怖が楽しまれる。この二つは別々のものだけど、ネットホラーとして生まれたものがいつしか不特定の人々によって構築されていく中でネット怪談として認識されるようになったり、あるいはその逆もある。その話が真実であるかどうかは本質ではなく、境界も曖昧であるというのが面白いなと思った。
    それにしてもネット怪談は、口承で伝わる怪談よりは収集しやすいとはいえ、リアルタイムで見ていなければ後からログを辿るのは困難な例もあったりするので、マイナーな怪談や有名な怪談でもその源流を辿るのは大変であることは想像に難くない。しかし本書ではさまざまな怪談の初出が丁寧に調べられており、素直に感嘆した。新書には珍しいくらい索引や出典もまとめられているので、本書自体が貴重な資料になるのではと思う。

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    2026年01月13日
  • ネット怪談の民俗学

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    主に2ちゃんねるで流行ったホラーの内容、広まり方についてまとめられている。世代の方は懐かしい!と思うのでは。今やあまりない、嘘を嘘と知りながらみんなでブラッシュアップしていくあの感じがよかったなあと懐古厨になってしまった。

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    2025年12月29日
  • ネット怪談の民俗学

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    えええのえ!
    八尺様とか巨頭ォとかホラゲーだと思ってたら元になった話があったのか!
    ただのえっちなねーちゃんと毛深い男梅かと思ってたわ!失敬失敬!

    ばけたん(WARASHI)やっっっば!
    「周囲に霊がいると発光し、さらに光の色によって危険度がわかる」www
    やべぇ!くそほしい!!

    深夜時間帯、テレビが放送休止した後に表示されるものっつったらブリキンホテルの宣伝じゃないん?

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    2025年12月23日
  • 日本の俗信

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    民俗学です

    巻末の解説によると「全国各地で採集された俗信、すなわち「超人的な力の存在を信じ、それに対処する知識や技術」を、「予兆」「卜占」「禁忌」「呪術」「妖怪」「憑物」に分類し、体系的に捕捉。」ということ

    著者は井之口章次さん
    あの柳田國男や折口信夫にも師事した超有名な民俗学者です

    そして、本書は今から50年前に発表された学術書を今年の6月に文庫化したもの
    まず講談社が偉い
    それははっきり言っておこう

    で、だ

    いやー手強い
    学術書手強い
    でもたまにはいい
    そしてたまにでいい

    んでね
    本書の内容には直接関係ないんだけどさ
    調査に行ってるとこの地名がさ、もちろん50年前なのよ
    平成の大合併でなくなってしまった町名がそのまんまなのをなんしか懐かしく感じたのと同時に
    由緒ある地名が忘れられていくのもなんか悲しいな〜なんて思ったり

    そして、古い地名の由来なんかも、立派な民俗学だと思うんよね

    ちなみに本書には茨城県十王町なんて地名も出てきた(なくなってはいないけど、そこに住んでいない限りもうほぼ聞かない)
    十王町の由来は、昔この地域にあった「十王堂」という建物に安置してあった十王像なんだって!(調べた)
    でもって十王像は死者の罪を裁く10人の王なんだそう
    なんかかっこいい!

    民俗学かっこいい!

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    2025年07月20日