廣田龍平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
しまった!恐かった!(いや、そりゃそやろ!)
というわけで「民俗学」です
「民俗学」と言えば怪談ですよ
そして本書はネット上で生まれた怪異の数々”ネット怪談”を「民俗(民間伝承)」の一種としてとらえ、その生態系を描いています
との触れ込みなんで、まぁ考察メインでそんな恐くないと思って読み始めたんだけど…
そりゃあ紹介するわな
実際のネット怪談を紹介しながら、話進めるわな
そりゃそう
そしてどうしたって検索しちゃうよね
スマホあるもの
手を伸ばせばそこにスマホがあるもの
本書でも紹介された有名なネット怪談を挙げるので、興味ある強者は各々検索するがよい
「八尺様」「くねくね」「きさらぎ駅」 -
Posted by ブクログ
安定のASIOSの検証本。今回も面白い!
科学的・歴史的・論理的に明らかに誤りがあるものは検証で一刀両断するものの、
主にWeb上(2ちゃん等)で広まった怪談や昭和期の妖怪は掲載情報を追ったり、流布の状況を確認する内容が多め。(廣田龍平氏担当のものがそれかな?)
真相解明の爽快感はないものの、近年の怪談・Web上での噂も積み重なったものがあるというのは、これからの怪談・妖怪伝承の形を見せつけられたようで興味深かった。
しかし、最近の陰謀論のバカ真面目さ・怖さ・残酷さには、これらのような民俗学的な面白さや『ムー』的なワクワクが少なく、より本気で信じてしまう人が多いのには…かなり脅威を感じてしま -
Posted by ブクログ
ネット怪談とネットホラー。私は本書を読むまで、その違いを気に掛けたことはなかった。「ネット怪談」は特定の作者への帰属が意識されず、投稿者は報告者として認識される。一方の「ネットホラー」は投稿者は作者として意識され、創作の一種として恐怖が楽しまれる。この二つは別々のものだけど、ネットホラーとして生まれたものがいつしか不特定の人々によって構築されていく中でネット怪談として認識されるようになったり、あるいはその逆もある。その話が真実であるかどうかは本質ではなく、境界も曖昧であるというのが面白いなと思った。
それにしてもネット怪談は、口承で伝わる怪談よりは収集しやすいとはいえ、リアルタイムで見ていなけ -
Posted by ブクログ
エンタメ系として、ネット掲示板というのはリアルタイムで臨場感もあり、著者のいう参加型で共同制作のような一体感もあって、極めて良質なホラーアトラクションだ。
残念ながら、私は炎上シーンに遭遇したことはあるが、こうした伝説級の怪談シーンには出くわした事がない。ただ、後から「まとめサイト」なんかで読み直してもその高揚感は伝わってくる。特に「きさらぎ駅」はホラー小説を超えるような話だとすら思う。他にも、「コトリバコ」「ヒサルキ」「くねくね」…。
著者も、ネット怪談は匿名性・即時性・改変可能性を条件に、共同制作的に成立していく過程として捉える。作者不在である事がむしろリアルであり、きさらぎ駅では作者 -
Posted by ブクログ
民俗学です
巻末の解説によると「全国各地で採集された俗信、すなわち「超人的な力の存在を信じ、それに対処する知識や技術」を、「予兆」「卜占」「禁忌」「呪術」「妖怪」「憑物」に分類し、体系的に捕捉。」ということ
著者は井之口章次さん
あの柳田國男や折口信夫にも師事した超有名な民俗学者です
そして、本書は今から50年前に発表された学術書を今年の6月に文庫化したもの
まず講談社が偉い
それははっきり言っておこう
で、だ
いやー手強い
学術書手強い
でもたまにはいい
そしてたまにでいい
んでね
本書の内容には直接関係ないんだけどさ
調査に行ってるとこの地名がさ、もちろん50年前なのよ
平成の