日比野コレコのレビュー一覧

  • ビューティフルからビューティフルへ

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    ストーリーはよくわかりませんでしたが高校生特有のエネルギーばかりがあふれている言葉ばかりがあふれていました。

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    2023年06月27日
  • ビューティフルからビューティフルへ

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    決してつまらなくはないし、面白いとは感じるんだけど、読解力が足りなく十分に理解できなかった気がする。
    でも読む気が失せたりするようなことはなくて惹かれるけど、表層的な意味しかわからない違う言語を読んでる感じ。
    個人的にはヒップホップは好きだけど、所々出てくるその要素がどこかあからさまに見えてグッとは来なかった。でもこれも年齢の差による、特定の文化に対する馴染み方の差なのかなと思うと、結局は受け取り方の問題なのかなと。あとそこが本筋ではないし。
    でも終盤にかけてのそれぞれの物語の収束の仕方や最後の仕掛けのネタバラシは好きだった。
    自分はこの作品が好きなのかそうでもないのか、共感できてるのか理解で

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    2023年02月13日
  • ビューティフルからビューティフルへ

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    読後、興味が湧いたので著者さんの名前でググってみました。新人賞受賞後のインタビューや対談などが見つかり、いったいどんな人がこんな小説を書いたのか、という素朴な疑問はとりあえず解消されてスッキリ。

    強い言葉や豊かな比喩に溢れたこの小説は、若年層にしかわからない、理解できない内容が少なくないと思うのですが、それでもなにやらスゴイ人が出てきた、という感じは強く受けました。

    ことばぁ、のキャラ(というか立ち位置)がいいなあと思います。

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    2023年02月04日
  • ビューティフルからビューティフルへ

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    ネタバレ

    過去の短歌や漫画、小説などから本歌取り?をされてるとのこと。わかる人にはわかるらしいけど、私には全然わからなかった…
    たくさんのジャンルのたくさんの作品に触れて、吸収して、それを自分の言葉で吐き出したのがこの作品なのかな、それを10代で出せてしまうと言うのがすごい…
    知識が足りなすぎて理解しきれなかったけど、とんでもなくエネルギッシュだな、とは思った!!

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    2023年02月02日
  • ビューティフルからビューティフルへ

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    ページも少ないので一気読み。とりあえず初読の感想は「なるほど、わからん」って感じ。何を感想に書いてもネタバレにはならないな。

    あらすじにも書かれてる通り、『たたみかけるようなパンチラインの奔流』ではあるが、物語を画として浮かべて読むタイプにとってはやや苦手な分類かもしれない。逆に音や感覚で楽しむタイプには向いているかも。

    作中には、様々なものがパンチラインの一部として出てくる。気づいただけで、刃牙、蹴りたい背中、ハリーポッター、アンパンマン、ハイロウズ、マリオカート、住野よる。多分他にもありそうだけど、どこが意識して書かれていて、どこが偶然から生まれたかはわからない。

    登場人物の気持ちを

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    2023年01月31日
  • ビューティフルからビューティフルへ

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    ネタバレ

    高校3年のナナ、静、ビルEがラッパーの様なノリで織りなす群像劇。ひとりひとりの抱える問題は違っても死にたい、生きにくい状況は同じ。巫女として存在する「ことばぁ」に導かれビューティフルはビューティフルに帰結する。

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    2023年01月06日
  • ビューティフルからビューティフルへ

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    レビューのとおり、言い回しや表現力が個性的で、よくこんな比喩や文章が思いつくなと思った。私では理解できない文章もところどころあった。
    登場人物達の絶望や生きづらさは、共感できるところはないんだけど、読んでいるうちに、なんとなく登場人物達のキャラクターがわかってくる感じ。ストーリーよりも文章が独特で、最後まで一気に読めてしまった。
    「ビューティフルからビューティフルへ」っていう言葉が本文にも出てくるけど、結局どういうことがよくわからない。笑

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    2022年12月10日
  • ビューティフルからビューティフルへ

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    うーん、衝撃的にわからん作品だった。
    高校3年生のナナ、静、ビルEの3人の視点で話は進む。とは言え、ただ彼ら3人の周囲で起こっているワイワイガヤガヤを書いているだけで、取り立ててストーリーらしきものはない。
    著者の日比野さんは2003年生まれだから、これを書いたときは彼ら3人と同じ状況だったのか。言語感覚はすごいなと思った。これまで読んだことのない比喩や擬音がわんさか出てくる。
    ……純文学で、わけわかんなくて、言語感覚がすごいって、あの人やこの人もそうだったよな。この作家さん、将来やばいかも。
    第59回文藝賞受賞作。

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    2022年12月07日
  • ビューティフルからビューティフルへ

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    59回文藝賞受賞作
    初読みの作家さんでした。
    若者の繊細でナイーブで脆い感受性、危うさを自己肯定感の低い男女3人の高校生の交流を軸に描かれていく。
    ブラックさとユーモアが合わさって、独特な文体だなって感じました。
    生と死の両極が遠いようで近い、近いようで遠い
    私にとっての死はどこへ向かうことなのだろう

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    2022年12月03日