ジェームズリンゼイのレビュー一覧
-
-
-
-
Posted by ブクログ
とにかく読むのが大変だった本。特に序盤、批判対象が何であるのかを掴むのが非常に難しかったけれど、後半に向けて対象が一つに集約されているのでそれは解消された。と同時に、対象が何であるか分かりにくくなるのは対象に明確な定義・名称がない為ある程度仕方のない事だとも納得できた。これまで読んできた書籍の中でも恐らく同じ対象に対してあらゆる名称が使われていたし、対象者自体が同じ言葉を使っていないのだからこの場合は仕方がない。本書では名称は<理論>と呼称している。最終的には面白く読めた、けれど結言にはやや同意しかねる。それと、とにかく全体を通して言葉がきつい。
-
-
Posted by ブクログ
話が通じない相手 なんていうと、ろくでもない相手、というイメージになりがち
ネガティブな。
それを克服する方法を教えましょう、というノウハウ本かと思いきや、、、
会話の事例がふんだんに盛り込まれていて、その事例がどうも理解できなくて、
頭の中は??になったけれど、よくよく読むと著者の意図が分かった。
相手と信頼関係(ラポール)を築いて、安心して話ができるようにしよう
次節の押し付けでなく、相手の立場、根拠が分かるまで傾聴しよう
相手が固定観念にとらわれているようであれば、それに疑問を持てるよう促そう
自身も固執することなく違う考えに耳を傾け、自己変革しよう
きわめてまっとう
これらを伝える -
-
Posted by ブクログ
ネタバレアメリカ大統領選でも報じられた通り、いろんな場面で分断が大きな話題になっています。SNSでも意見が違うだけで誹謗中傷合戦、こんな場面を目にする機会も多いのではないでしょうか。
そういう強めの言説にうんざりして、もっと穏やかに話せればいいのにと思った時に、この本に出会いました。
内容は、対話のコツや実践的フレーズがレベルごとにごとに書かれています。
特に印象に残ったのは、「論理より感情に寄り添うべし」という点です。人はエビデンスでなく、自分が信じたいもので考えが決まることが多いと書かれています。いわゆる論破とか、証拠を突きつけることは相手のガードを高めてしまい対話には逆効果なんだそうです。思 -
-
-
Posted by ブクログ
極端に異なった思想や考え方を持っている人間と会話をするための「ハウツー本」。具体的な会話の「ハウツー」が紹介されるが、その前提には、「話が通じない」と感じている相手に対する捉え方から変えていく必要があるという。そうした意味で、相手の考え方を理解し、介入するためのテクニックが述べられながらも、一つひとつのテクニックは、自分自身が感じていることや自分自身の考え方も捉え直し続けることが、常にセットになっている。
紹介される技術が具体的なものなので、全体としてまとめるのは難しい。本の中でも繰り返し言われているように、入門から順に、自分の普段の会話を見直し、実際に使っていく中で、一つひとつのスキルに熟 -
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレジャンル的には…会話手法本?
日本だとあまり馴染みがないかもだけど、分断が激しいアメリカだと特に実感できる一冊…なのかもしれない。
筆者達の意見は個人的にすごい正しいと思っていて
1.人は事実で考えを変えない。それがアイデンティティに根ざしている場合は特に
2.もし変えようと思うのなら、まず良好な関係を築かなければならない
3.「学習」を通して、私とアナタの意見を細かく掘り下げ合おう
というのが基本骨子かな。あとはそれをどうやって実践するかの流れだと思う。
うん、まぁ、言ってることはこんな感じで正しいと思うんだけど。
筆者の「それお前が言う?」感はすごいんだよな。監訳者も言ってたけど、エピ -
-
-
-
Posted by ブクログ
15 現状
26 イタリア、アメリカ、フランスのポストモダニズム
33 近代主義的二分法(客観的普遍性と主観的個人)から、それに対する懐疑主義によって局所的ナラティブ重視=文化構築主義へ
35 ポストモダニズムの原理と主題
40 リオタール
44 ポストモダニズムの左翼性(人類がもつ抑圧的権力構造は非難されるべき)
45 反証可能性よりも理論的原則と世界観に依拠
67 クレンショー「インターセクショナリティ」
82 ポストコロニアリズム
110クィア理論
115 リベラルとポストモダニズム
116 規範性を排した接頭辞 hetero cis thin
117 クィア理論とは
121 フ