キャサリン・アーデンのレビュー一覧

  • 熊と小夜鳴鳥
    三部作を一気読みしてしまった。

    良質なファンタジーは良いですね。
    これがラノベだったらと想うと、ゾッとします。歴史考証ガッツリの上に構築された本格の幻想。最高に美味しい三部作でした。
  • 熊と小夜鳴鳥
    スラヴ系?の名前に苦心しながら読みふけった。おっっもしろ。続編楽しみ。
    馬を自在に操れて精霊を信じていて神を信じないだけで気狂い(いい言葉ではないのはわかってる、念のため)の女と呼ばれてしまう勇敢なワーシャ。村の人間からはコソコソ陰口言われる。もうこの辺から嫌〜な感じがすごい。
    西洋(この舞台は旧ソ...続きを読む
  • 塔の少女
    熊と引き換えに父親が死んでワーシャは魔女として皆から追われ旅に出る。少年の格好をして愛馬ソロヴェイと共に困難を乗り越え成長していく。姉や兄との再会、盗賊からさらわれた娘たちの救出、魔術師との闘い、その影に寄り添うように冬の王が危機のたびに現れ助けてくれる。二人の間に何かが生まれ育っていくのが感じられ...続きを読む
  • 魔女の冬
    冬の王
    三部作の三

    ワ―シャの戦いは終わりを迎える。マロースカとメドベードとの関係にも変化が訪れる。領主の娘としては異色の心の少女は多くの出会いの中で自立した女性になっていく。
    ぎゅーーっと縮こまっているときも、うわーっと広がっているときも彼女はやっぱりワ―シャだった。

    それはとても気持ちのい...続きを読む
  • 熊と小夜鳴鳥
    小夜鳴鳥が馬の名前だとは思わないじゃん?
    精霊っぽいから姿を変えられるのかもしれないけど。
    両親を亡くした3人はこれからどうするのか。兄が大公に挨拶に行くから次巻の舞台はモスクワなのかな?
    しかしこんなに不美人を明言されてるヒロインも珍しい。カエルだのイタチだの酷い言われようw
  • 魔女の冬
    第3部 〈完結編〉
    堕ちた神父に煽動された暴徒たちによって愛馬を殺され、魔女として捕らえられて火刑に処される寸前でかろうじて異界へ逃れる…と、初っ端からまたしても満身創痍すぎるワーシャ。あまりにも強大で邪悪な敵に対し、17歳の少女がたった1人でどうやって立ち向かえばよいのか(やめておけばいいのに、な...続きを読む
  • 熊と小夜鳴鳥
    人ではない者を見る少女はその性質も普通ではなかった。少女らしさのない子供。扱いにくい子供 等々。
    自然とともにある聖霊は八百万の神々に共通するところがあるような気がする。厳しい自然を生き抜くには神様は一人では足りないのかもしれない。

    そして、少女は成長する……
  • 塔の少女
    少女がありのままに生きるには厳しい社会。どうやって切り抜けて行くのだろう。悪魔のささやきも司祭の思惑もエイッと投げ捨てて、前へ進んでいくことを貫き通せるのだろうか彼女は

    続きを読みたい!!
  • 塔の少女
    第2部
    生まれ育った村を追われる形で、首都モスクワへと辿り着くワーシャ。 途中、盗賊と戦って攫われた少女たちを救出したり、宮廷に渦巻く陰謀に巻き込まれたり、自らの出自にまつわる因縁の魔術師との対決、という怒涛の展開。
    当時、ロシアの一定の身分の女性はテレムと呼ばれる小高い住居に篭って暮らし、自由に外...続きを読む
  • 熊と小夜鳴鳥
    第1部
    精霊たちの姿を見、会話することができる娘ワーシャが、異端視され魔女と迫害されても自分の世界を信じて困難に立ち向かっていく。ロシア版 精霊の守り人…?
    ヒロインのワーシャは美しくない、醜いと形容されるが、美しい緑の瞳と赤みを帯びて輝く黒髪を持ち、その強さと勇敢さで人の心を惹きつける。 これから...続きを読む
  • 熊と小夜鳴鳥
    海外SFやファンタジーにあるあるだけど、導入なっが……!! 本編始まる前にめげる人いらっしゃるのでは。でも、赤ん坊からだらだら続く異世界転生が流行っているから、さほど苦でもないのかしら。

    それはさておき、あまり馴染みのない場所のお話ではあったので慣れるまで少し時間はかかったけど、慣れたらあっという...続きを読む
  • 熊と小夜鳴鳥
    昔のロシア、モスクワあたりを舞台にお伽話と現実が混ざりあった世界が広がる。
    死の王、その弟の邪悪な熊、精霊、魔女に狂信的な教会の神父、家族への愛など沢山の要素が集まって骨太の物語となっている。ワーシャの優しさと勇気にその他の沢山の愛に感動した。
  • 熊と小夜鳴鳥
    14世紀半ばロシアで、北の豊かな領主の娘として産まれたワーシャ(ワシリーサ)には祖母の精霊を見る力が受け継がれていた。しかし、時代はキリスト教に変わり、新しい美しい司祭によって精霊達の力は衰え、熊と呼称される、まがまがしい力が復活しそうになる。熊と冬の王マロースカ(死の神カラチェン)は兄弟で、マロー...続きを読む
  • 熊と小夜鳴鳥
    物語が動くのが後半からで、それまでは伏線だったり説明だったりが続くのだが面白くなるまでがとにかく長い。(3部作というから仕方ないっちゃ仕方ないが…)
    主人公がテンプレみたいに冷遇されてばかりでもうそれでお腹いっぱいになってしまった。
    続きを読むかどうかは他にも読みたいものがあるのでちょっと悩む…。
  • 魔女の冬
    海の王は森の魔女を妊娠させて逃げたクズなのか、魔女が身を隠したのかどっちだ。

    全体的に恋愛要素が申し訳程度で、チョルト達との交流や冒険メインなところが良い。
  • 塔の少女
    冒頭の貴族女性たちのバチバチが良いね。オリガがすっかり立派になって。

    マロがワーシャに付き纏っているのかと思ったがワーシャもマロが必要なのか。