Neyのレビュー一覧

  • 雪代教授の怪異学 魔を視る青年と六角屋敷の謎
    帯に民俗学ミステリーと書いていますが、民俗学ではないですね。強いて言うならホラーミステリーかな。ただ、ミステリーの文法には必ずしも則ってないので、ホラー色のほうが強いです。
    現われる怪異事象が理屈で推し量れないところに恐怖を感じます。なのでホラーとしては割とよくできた作品だと思います。これはシリーズ...続きを読む
  • 二木先生
    視点と正しさ
    人にはそれぞれ個があり、見方や立場によって良くも悪くもなるんだなぁ

    当たり前かもしれないけど、再認識出来た作品
  • 二木先生
    まず前提として、ロリコンはキモいし存在すら許されないというのが私の考えです。
    が、二木先生のように擬態をしているならいいのか…? 実害がなければ良いのか…? というのは考えてもらちのあかないことだなぁと改めて思いました。
    個人的には後天的にロリコンになる要因を漫画を描くことで増殖させてるのでは、と思...続きを読む
  • 二木先生
    読みやすくて、二気読み(二木先生だけに)。
    4時間半くらいかかったけど、興味が途切れず、ずっと夢中で読めた。

    いじめ描写が後半にあり、ちょっとしんどかった。最後スカッとさせてくれるのか?と期待していたが、解決はした?ものの、スカッとはせず。なんならちょっと「え!?ここで終わるの!?どうなるのよ!?...続きを読む
  • 二木先生
    金玉を握り合っていた二人が、喫茶店で伝票奪い合う オバチャンの様に変わっていく。秘密の主導権をどちらが握ろうかという同じ表現でも、ここまで意味合いが変わるとは。。
    主人公二人含め、登場人物ほぼ全員(笑)に苛々するシーンもありながら、気が付くと二人の平和な日々を願っており、余計な展開にならないでくれよ...続きを読む
  • 二木先生
    学校という縛られた規範の中で本当の自分を隠しながら生きている教師と生徒の話。主人公の強い言葉を使うけどまだまだ幼い部分がリアルでよかった。
  • 二木先生
    独特な雰囲気のある小説でした。
    出来事としてはすごい事件が起こっているのに、主人公と二木先生の性格もあってどこか淡々と進む印象もあり。
    ですが、後半になるにつれて2人の性格の奥底が見えてくるので盛り上がっていきます。

    主人公の特性の描き方が彼の内面描写も含めて結構リアルで、共感できます。

    イジメ...続きを読む
  • 二木先生
    マイノリティの生き方について考える。隠したいことがアウティングされた時のことを考えると怖すぎる。そして、マイノリティを認めない社会の怖さ。これが現実なんだろうか。優しい社会になるといいのに
  • 二木先生

    「自分の大事な部分をクローゼットの中に隠して生きていく方法もあるのに」
    確かにゼロ100にしないで曖昧さを残してもいいよね

    読みながら終始ゾワゾワしてた
    普通に当てはまらない人たちが社会に溶け込んで生きていくのは大変なんだなあと。。。
    セクシャリティや性癖に限らず、人と違うこと、共有しがたいこと...続きを読む
  • 二木先生
    自意識の物語。こんなクラスあんのか?とか自分が高校生の時こんなむずかしいことなんか考えれなかったぞ?とかうらやましくとも思った。

    時代が変わっていくことにより受け入れられることも受け入れられないこともどんどん変わっていく。
    もし自分が少数派だった場合、まわりの多数派に流されて生きてしまいますか?
    ...続きを読む
  • 二木先生
    なんか厨二病的な小説かと思ったら読後感は爽快。意外だわ。朝井リョウの「正欲」のライト版みたいなイメージ。
  • 二木先生
    「生欲」と類似するテーマ。
    「自分の当たり前が人と違う」こと「普通の人間を装う」のとに、どう向き合っていくべきかが描かれていた。
    もし、自分の周りで自分とは違う人がいたら受け入れることが出来るのだろうか。
  • 二木先生
    なんだなんだなんだ…ぞわぞわぞわ……

    文庫カバーにある「きみ、結構いやらしいよね。性格が」というセリフが早々に登場して緊張感がヤバかった(語彙力が…しかしこの表現がぴったりな気がして)

    田井中の「イタさ」が苦しいほど本当に「イタイ」
    いわゆる大多数の一人からすると、イタすぎて寒気がします
    そして...続きを読む