Neyのレビュー一覧

  • 二木先生

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    ネタバレ

    「きみは前に、自分は内面を掘り下げて生きてるタイプだとかどうとか言ってたな。
    結構なことだけど一人じゃ限界があるぞ。下手な自己修正を重ねた紛い物の自分を信じ込む前に、他人を反響板にしてみたらどうだ。」

    アスペルガー気味な高校生とロリコン趣味の先生の物語

    思春期特有の高い自意識を持ってる田井中と普段とは全く違う皮肉っぽくて口が悪い二木先生のやりとりが面白かった

    人から受け入れられない趣向を持ってしまった二木先生のそれまでの人生で散々悩んだ末に獲得した生き方が印象的だった

    「隠して生きる」という田井中の手本になる方法は精神的にしんどいものであるだために自分を好きになる必要がある。
    自分を好

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    2026年05月13日
  • 二木先生

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    派手な黄色の装丁が気になって買った小説。

    美術の先生の話ということで、
    自分も昔なりたいと思ったことあったな〜なんて気持ちで読み始めたけど、想像してたのと全然違う話だった。

    “特別”を持つ先生と、人と違うことで悩む生徒。
    あり得ないような展開なのに、妙にリアルで苦しくなる。

    途中かなりモヤモヤして嫌な気持ちにもなって、
    「これどうなるん…?」ってハラハラしながら読み終えたけど、結局まだ自分の中で続きが気になることがいっぱい。

    普通って何なんやろう、とか、自分の“特別”とどう向き合うのかを考えさせられる小説だった。

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    2026年05月09日
  • 二木先生

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    田井中の気持ちがよく分かる。
    自分のことを上にして見ないと心が持たない気持ち。自信がないから、自分より優れている人間がいると、その人に嫉妬とか劣等感を覚えちゃう。
    その人の粗探しをして、自分の方が優れてたら安心するんだよね。性格ヤバいと思うけど、自分の心を守るためには方法がこれしかない人もいると思う。

    褒める時に「〜みたい!」っていう人いるよね。
    作品に似てるって言いたい訳じゃなくて、自分の中にある良いと思った作品と同じ分類にして「それみたいにすごい!」って言いたいんだと思うけど、自分の気持ちをそのまま言語化できないからコピペして話すんだろうなとは思ってる。
    まあ自分にもブーメランですけどね

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    2026年04月28日
  • 二木先生

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    ネタバレ

    教師としては決して許されない性的志向を持ちながらそれを巧みに隠して過ごす二木先生と、「普通」になりたいとずっと願いながらも周りから浮いてしまっている高校生の田井中の物語。

    終盤、二木先生の性癖が生徒たちにばれ、生徒から糾弾されることとなるが、彼らが糾弾する根拠となる「普通」も「許されない」ことも時代、国、帰属する集団によって全く異なるのに、高校生の時点で既に生徒たちが強固に「普通」と主張するものを持つに至るのは何故なのだろう、と改めて「多様性」ばやりの昨今の風潮と共に考えさせられた。

    戦国時代には人殺しも10代での婚姻や男女差別も何ら珍しいことではなかった一方、現代では普通のことになりつつ

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    2026年04月18日
  • 二木先生

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    表紙のイラストレーターNayさんのファンで最初は購入。

    高校美術教師でロリコン同人誌漫画家の二木先生。かたやシンマと暮らすアルペルガー高校生。途中、イジメのシーンが主人公の心理描写が繊細な分読んでてかなり苦しい。吉田を殺したくなる。話しの展開が全く読めず、早く読み終わりたくて最近はよくトイレにこもっていた。クラスや友人グループなどで一度は自分の存在に違和感を感じたことのある人であれば、かなり興味深く読めるかも。あと、最初は鼻につく二木先生も最後には彼を攻撃する社会科から護ってあげたくなってしまう。気持ちになってしまった。

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    2026年04月18日
  • 雪代教授の怪異学 魔を視る青年と六角屋敷の謎

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    ケガレを祓いそのケガレで物語を綴る幻想作家(であり大学教授)と、ケガレを視ることのできる助手の青年のバディもの。しかも呪われた屋敷もの。これは嬉しい。
    更に想像以上にがっつり怖いホラー。これは楽しい。

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    2025年02月18日
  • 雪代教授の怪異学 魔を視る青年と六角屋敷の謎

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    ネタバレ

    怖おもしろかったー!
    表紙もちゃんと見ているのになぜか途中まで主人公の性別を勘違いしていて、あとから出てくるキャラも性別間違えて読んでて、しかも最終的に性別が大事なポイントで、いろいろ惑わされました。大半は自爆だけど。
    続編も出てほしいなー。

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    2024年12月29日
  • 雪代教授の怪異学 魔を視る青年と六角屋敷の謎

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    怪異ミステリーか、と無防備に読んで、
    いやいやホラーじゃん!こわ!!とびっくりさせられた。ホラーミステリー系大好物です。
    怪異の原因は人間か、怪異なのか。線引きの塩梅もいい感じ。
    引用されている幻想文学の数々もすばらしい。

    年上敬語と生意気な年下のバディものなので、この手の設定が好きな子にもおすすめしたい。

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    2024年06月06日
  • 雪代教授の怪異学 魔を視る青年と六角屋敷の謎

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    ネタバレ

    怪異に首を突っ込む教授と怪異に遭ってしまったがために特殊能力を得た大学生のバディものというと某作品が思い浮かびますが、ちょっと毛色は違う感じ。
    変わった手法ながら怪異を祓える力を持つ教授兼作家(でも怪異を見ることはできない)と、怪異を祓えはしないけど見ることができる大学生が、ある屋敷の謎を解く物語。
    なかなか大変な目に遭っていながら、それなりに普通に大学生活を送り、普通に恋もしていた彼だけに、その日常にまで屋敷に関わる怪異が迫ってきたときは恐ろしさを感じた。
    しかもこの謎、要素が複数に絡み合っているので、なかなかに手ごわい。
    最終的に彼の友人を色々な意味で巻き込む結果となるし、何より犯人の正体

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    2024年04月06日
  • 雪代教授の怪異学 魔を視る青年と六角屋敷の謎

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    帯に民俗学ミステリーと書いていますが、民俗学ではないですね。強いて言うならホラーミステリーかな。ただ、ミステリーの文法には必ずしも則ってないので、ホラー色のほうが強いです。
    現われる怪異事象が理屈で推し量れないところに恐怖を感じます。なのでホラーとしては割とよくできた作品だと思います。これはシリーズ化するかもしれませんね。

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    2024年03月20日
  • 二木先生

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    結構読ませる作品で、田井中の気持ちも分からなくはない。
    自分って普通であってほしいけれど、どこかおかしくというか異常であってほしい。
    その異常感がアイデンティティーだったりもして。
    普通と認識することが妙に嫌だったり。
    人間なんて、どこかおかしくてどこか普通なんだよな。
    その自分の中で普通と思ってやっていることが他の人から見たら異常だったり。
    自分で異常と思っていることが意外と普通だったり。

    そういう意味で人間は面白いんだろうな。

    じゃあ、この二木先生も異常かと問われるとそうでもない。割合からすると、もっと異常な人はいる。
    市民権は得ていないだろうけれど、あぁそうなのねくらい。

    そういう

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    2026年07月06日
  • 二木先生

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    主人公の滲み出る底意地の悪さというか、常に相手より優位に立とうとする姿勢が好きになれなかった。
    対人関係にこんな人いたらストレスだな〜と思いながら読みました。
    ラストは個人的には普通。

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    2026年06月01日
  • 二木先生

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    人を選ぶ作品
    私は面白いと思うけど、もう一回読みたいかって言われたらそうじゃないかも
    でもインパクトがあって考えさせられる一作でした!

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    2026年05月25日
  • 二木先生

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    普通になれない高校生田井中と人には言えない秘密を抱えた二木先生
    ひょんなことから二木先生の秘密を知ってしまい
    それをきっかけに田井中が変わっていく
    おもしろくてサクサク読めたけど、なんか最後の茶番がちょっと期待とは違う感じ

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    2026年05月20日
  • 二木先生

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    減らすつもりがなぜか増えている積読消化シリーズの25冊目。

    思ってたのと違う。
    もっとなんかこう、頭脳戦のバチバチバトルかと思っとった。

    でもこれはこれでおもしろかったわ。

    ★3の中かなー。

    教師と生徒が、互いに金玉を握り合う関係(笑)

    そして脅迫。

    そこから始まる謎の進路指導。

    そして君たちはどう生きるか。

    作者の年齢が近いのかな。
    高校生のイヤらしさがよく書けてると思う。

    こういうのもいいな。
    ホラーとかミステリーみたいなもんじゃないから結末や展開が予想できなくて新鮮だった。

    生きづらいパーソナリティを持った人間の足掻き? 生存戦略?
    そんな話しだったと思う。

    ただ、

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    2026年05月20日
  • 二木先生

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    変わり者で周りと馴染めない高校生・広一と、誰にも言えない秘密を抱えた担任・二木先生の関わりの行先が気になって楽しく読めた。

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    2026年04月07日
  • 二木先生

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    2019年、第9回ポプラ社小説新人賞を「Bとの邂逅」で受賞。
    単行本刊行時に『ニキ』、文庫化にあたり『二木先生』と改題された。まるで出世魚のように名を変えてきた作品。

    選択肢AかBか。多数派であるAに対し、あえてBを選び取ってしまう側の同士との邂逅——その構図を導入部分は、とても印象に残ります。
    そして 邂逅したのは、二木先生と生徒・広一。

    ポプラ社の文学賞受賞作としてはやや異質に感じます。本作は、同社のイメージに対する一つの試みかもしれない。といっても それほどポプラ社さんを読んでいるわけではないです。ごめんなさい。

    未成熟な存在への志向を抱えた教師と、文字に色を見る共感覚を持ち、他者

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    2026年04月02日
  • 雪代教授の怪異学 魔を視る青年と六角屋敷の謎

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    親戚の客員教授兼幻想作家との
    奇妙で恐ろしい生活。

    面白半分に首を突っ込むな、という教訓が
    実地(?)でもらえるわけで…。
    いや、本を書くのにどういうインクを?! でしたが
    話が進むにつれて、の納得(?)話。
    確かに、さくっと使って終わらせたい…かと。

    そして迫りくる恐怖体験。
    多少があっても、これは怖い。
    寝るのも生活するのも怖いものがあります。
    しかも最後の落ち!
    この先もしかしたら…を抱えて?! と
    叫びたい終わりでした。
    平和って、素晴らしいです。

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    2025年02月11日