Neyのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
知り合いからおすすめされて。
テンポがよくあっという間に読み進められた。
読書に没頭して気づいたら朝になっていた中学時代に戻ったような感覚で、そのくらい夢中になってた。
ワードセンスが自分好みで、特にブーメランが刺さって死ねは声出して笑った。全体的に尖りすぎてる。
完全に好みは分かれる尖り方してるけど、学生に読んでほしいかも。てか自分が学生の時に出会いたかった本。いや出会わなくて逆によかったかも。今でもこんなおもろいと思うのに学生の頃に読んでたら影響されすぎちゃって、死ぬほど尖った奴になり、とんでもない黒歴史が生まれてたかも。
展開はいい意味で裏切られた。あの題材でよくこの展開にもってけたな。 -
匿名
購入済み普通じゃない皆んなから変わってると言われる少年とごく平凡な教師に見えるけれど、とんでもない闇を抱えてる先生。すごく難しいテーマで、自分でも受け入れられるか何度も考えたけれど答えが出ない。
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Posted by ブクログ
『ロリコン』と聞いただけで拒否反応が起こる。反射のようなもので、深く考えるまでもなくタブーという認識だ。
ただ、二木の話を聞いているうちに「確かに冷静に考えれば何も悪いことではないのかもしれない」とも思った。
多様性が叫ばれる世の中で、小児性愛はその対象に入っていないだろう。その願いが成就して行き着く先にあるものが犯罪だからだ。
ただ、そちら側に立ってみると本当に辛い。
僕自身は性自認が男、恋愛対象は女性で、女性しか好きにならない、年齢幅はざっくり20〜30代くらいだろうか。それと同じように、小児性愛者は恋愛対象が幼い子供で、それはもうどうしようもない。自分には変えようのない自分を、世界のルー -
Posted by ブクログ
超ライトな文体なのですらすら読めていい。
序盤、もうしんどくて何度か本を閉じた。多分平気な人は平気。思春期の自意識が痛々しくて生々しくて目を逸らしたい、というような感じ。
広一のことはずっとあんまり好きじゃないんだけど、まあそういう生々しさがあるぶん許せるというかその辺にいる他人として内面を許容できる。
主人公として心情を描写されてもなお、ほなしゃーないかぁと寄り添えきれないところに、リアルな広一そのものを感じてとてもよかった。
そんな広一を通してでしか二木を見ていないので、本当の二木というのは最後まで掴みきれなかった感はある。
居酒屋で上司の愚痴を聞いても、それお前にも非があるんじゃね?って -
Posted by ブクログ
それぞれタイプは違えど、世間から変わり者としてカテゴライズされる2人が、いわるゆ"普通"と呼ばれる人達に混ざって生きていくお話。
快適に生きるために自分を全て殺して生きるか、周りからの印象は気にせず自分を全面に出して生きるかの2択しかない田井中(生徒)と、変わっている部分を上手く隠しながら生きる二木(先生)の対比構造がとてもよかった。
アインシュタインの言葉の引用で、『木登りの上手さで魚を測ったら、魚は自分を無能だと思って、一生を終える』と出てきたけど、人はそれぞれ得意分野があるし、そしてその才能を輝かせる環境にきちんと自分が置かれてるかどうかに気付けるかが大事だなあと思 -
Posted by ブクログ
ネタバレ正直、全登場人物あんまり好きになれなかった笑委員長もめんどくさい。二木論理的な攻め方なんか嫌だ、広一自分のこと正当化しすぎ、吉田最低。
なんかすっきりしなかった。もちろん、伝えたいことはすごくわかったけれど。考察力が乏しい私からすると、吉田痛い目にあって欲しかったなぁと思ったのが一番の感想。
というか広一の思いつく小説一つ一つが普通におもしろくてすごい。全部読んでみたいと思った。
吉田のイジメは吐き気がするほど胸糞悪かった。そして、こういう小説って絶対先生助けてくれないのね。ストーリー本当に面白かったけど、私にはいじめ描写がどうも腹立って見てられない。
二木、広一の悩みの描写はものすごく分 -
Posted by ブクログ
『Nの逸脱』と同様、社会の枠から少しはみ出た人間たちが描かれているが、長編だけあって人物像の掘り下げがよくできている。二木先生の性的嗜好の設定は意外とありそうで無かったのではなかろうか。
主役の二人が変人なのだから面白くならないはずがないのだが、それを差し置いてもデビュー作にして読み手をハラハラさせる筆致とサービス精神はなかなかのものだと思った。本書同様に小説の新人賞に応募するという展開も良かったし、マイノリティに対する向き合い方を読者に自問自答させることにも成功していると思う。
唯一違和感を覚えたのは、終盤の美術室での大立ち回りシーン。さすがに少し嘘っぽく見えてしまった。