ダニエル E リーバーマンのレビュー一覧

  • 運動の神話 下

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    上巻はちょっと退屈だったが下巻はしっかり読めました。運動は薬。しかも心身に効果のある薬です。運動せずにはいられませんね。

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    2025年10月22日
  • 運動の神話 下

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    カロリー消費のために運動しなきゃって思ってたのに、無駄なカロリー消費を人間は避けるから運動するのが難しいっていうパラドックスがあるってことに全く気づいていませんでした。非常に面白かった。

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    2024年10月29日
  • 運動の神話 上

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    健康になるために運動をするという固定概念を持っていたのだけれど、この考え方はひどく現代的なんだなと思った。
    本書の後半で出てくる「反応的攻撃性」と「能動的攻撃性」という概念は非常に面白く示唆に富むものだった。
    武器が身体の延長線上にあるため、武器を前提としている我々の身体は祖先と比べて弱体化しているというのが上巻の結論なので、下巻でどう話が進むのか非常に楽しみ。

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    2024年10月29日
  • 運動の神話 上

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    # 運動がヒトとしての文化かどうか、考えさせられた一冊

    ## 面白かったところ

    - 「運動」 == 「ヒトにとってよいこと」に切り込みを挿れるあたりのセンスがもう面白い

    - 座ることや睡眠、エネルギーのライフサイクルを含めた、人間の分析が面白い

    ## 微妙だったところ

    - 特になし

    ## 感想

    食料や領土に命を差し出す必要がなくなって、たかだか数百年を生きる我々にとって、運動という記号が必要になってしまった。

    かつては、「生きるために必要だから動く」というシンプルな答えが、今は産業・商業化されたスポーツであったり、エクササイズでありふれている。

    動物としてのヒトに求められた運

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    2024年10月01日
  • 運動の神話 下

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    ネタバレ

    運動に関して私たちが抱いている態度は神話に過ぎない 

    “現代の産業化された運動に対するアプローチは、身体活動に関する進化論的・人類学的な視点を無視あるいは誤って解釈しており、誤解、過大評価、誤った論理、散見する誤り、そして許しがたい責任転嫁により損なわれているという事実を、論拠を挙げて明確にしたい。”(p.16) 
     
     著者は、文明が発達した現代社会において、人間が運動するのは正常なことであるという神話のもとで「私たちは運動をしたがってあたりまえだ」、「私たち人間は運動をするために生まれてきた」という、運動愛好者による誤った吹聴や誇張された表現も多く、そのことは運動しない人々に手を差し伸べ

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    2024年03月04日
  • 運動の神話 下

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    (上巻より続く)
     パートⅢは3章を割いて持久力が取り上げられる。ランニングを趣味とする自分としては最も興味深く読めた部分。
     ウォーキングを扱う章では、「代償性代謝」即ち運動を多くすると安静時代謝が抑えられる現象のせいで、活動的な人と非活性な人で結果的に1日あたりのカロリー総予算がさほど変わらないという「制約された総エネルギー消費量理論」が面白い。歩行などの低負荷の運動ではカロリー予算に大きな影響はないのだ。著者はpedestrian(歩行者、歩行の) という言葉が「平凡な、ありふれた」という意味でも使われることを引き合いに、人間にとってありふれた行為である歩行がカロリーを消費しないよう効率

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    2023年02月12日
  • 運動の神話 下

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    運動そのものが、根拠なく礼賛されており、それはまるで「神話」のように、理由なく正しいものとして扱われている。
    「運動は、体に悪い」と言われれば、その前提があるがゆえに、「なぜ?」と悪いことに対してのみ根拠が求められる。

    この本では、そんな運動に関する、数々の神話を紐解いていく。この本の面白いところは、運動が嫌いな人の視点から書かれていること。通常であれば、運動をすれば、こうしたメリットが得られる、という結論へと繋がる本が多いのだが、冒頭でいきなり、運動することの矛盾性を解く。


    『つまり、運動とは逆説的なものなのだ。健康的でありながら異常であり、本来無料でありながら高度に商品化され、喜びと

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    2023年02月12日
  • 運動の神話 下

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    上巻に続き、運動が大切だという内容に納得。
    人間はもともと運動しないように進化していきたのに、現代の生活は運動不足が老化を早めてしまうという矛盾。

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    2024年03月21日
  • 運動の神話 下

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    ネタバレ

    上巻で、人は動くものなの?等々、運動の神話を「それって、神話だよねー」とほぐしていきつつ、やっぱり、運動って大事たよね、いつからでも遅いことはないから、運動しようね、と落ち着いた(笑)。

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    2023年07月09日
  • 運動の神話 上

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    なんでわざわざお金払ってジムで運動するかな?それってほんとに楽しい?みたいな疑問に向き合ってくれた本。

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    2023年07月09日
  • 運動の神話 上

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    ネタバレ

    読んでから時間が経ったので、
    かなりデフォルメして覚えているが、
    初期の人類がまだ火を
    使えていなかった頃、
    集団で生きていた彼らは
    肉食獣(最高速度40キロ時)
    に怯えていたはずだが、
    生き延びるために
    どれくらい速く走って逃げることを目指せば
    よかったのか、のクイズが
    超面白かった。










    こたえ:
    同時に逃げている
    隣の人間より速ければok

    これには笑った(^^)

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    2023年02月12日
  • 運動の神話 下

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    ネタバレ

    エビデンスを示しつつ、
    難しくない言葉で要するに
    以下のことを
    教えてくれてありがとう。

    ・運動は必要かつ楽しめるものにしよう
    ・有酸素運動を中心に、多少のウェイトトレーニングも行おう
    ・運動は、しないよりしたほうがいい
    ・年齢を重ねても続けよう




    この本の嬉しい点は、
    平易な言葉や事例で
    読者を飽きさせない工夫をしてくれていること。

    実はこの下巻で
    一番印象に残ったことは、
    人が40キロマラソンで
    馬に勝てる事実だ。これは強烈でした。



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    2023年02月12日
  • 運動の神話 上

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     「人間は運動するように進化してきたわけではない。むしろ逆に、運動に費やされるリソースをなるべく節約し、生殖や個体維持のために取り置くように進化してきたはずだ。それなのに、運動が健康のため推奨されるのは一体なぜなのか」。毎日のように何かしらの運動をしている僕だが、言われてみれば確かに不思議な話に思える。我々は盲目的に「運動は体によい」と信じ込んでいるが、もし本当に運動が自然選択上有利な戦略だというなら、なぜ世界がアスリートで溢れないのだろうか。
     本書では、ランニング界に革命をもたらした著名本「ボーン・トゥ・ラン」にも登場する著者が、この意外な逆説を各種エビデンスを用いて小気味良く解きほぐして

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    2023年02月12日
  • 運動の神話 下

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    人類はなるべくエネルギーを使わないように進化してきたが、運動は人間の健康に良い影響をもたらす。ことを説明するために、パートⅢではウォーキングやランニングがもたらす効能が書かれている。

    そしてパートⅣでは運動嫌いな人に対して、どうやって運動させるか、どんな種類の運動をどのくらいの量させるか説明し、肥満や2型糖尿病、がん、アルツハイマー病、うつ病なども、運動することで改善するという。

    最後に
    ・運動は必要かつ楽しめるように
    ・有酸素運動を中心に多少のウェートトレーニング
     も行う
    ・運動はしないよりしたほうがいい
    ・年齢を重ねても続ける
    と結論づけられていた。

    諸説ある中の一つに過ぎないのか

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    2022年10月19日
  • 運動の神話 上

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    この本は、運動にまつわる神話や思い込みについて、実際はどうなのか、著者の専門である進化生物学の見地から検証したものだ。

    まず大前提として、「人間は運動するように進化してきた」という神話があるが、実際は、不必要な運動は避けるように進化してきたのだそうだ。

    パートⅠでは、「座ることは不健康である」「8時間以上の睡眠は不健康である」といった神話に対して検証している。

    パートⅡではスピード、力強さ、パワーについて、人間がいかに弱い存在か、ウエイトトレーニングの必要性、人間にとってスポーツとは?が書いてある。

    下巻へ続く

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    2022年10月16日
  • 運動の神話 上

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    現代に生きる人類が、敢えてスポーツジムでただひたすら歩いたり(トレッドミル)、運搬する訳でもなく重いダンベルを持ち上げる、トレーニングがなぜ現代に必要に至ったのかを、人類学的視点から、新たな知見や興味が、そそられるのを期待して読んでみたが、特に目新しい内容は見当たらず。哺乳類との比較や人類の進化の過程で、今に至ったのかを復習出来るに留まった。運動嫌い、出来るなら体に楽をしたい根拠探しに注力している著者の描き方は面白い。下巻に期待。

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    2025年10月02日
  • 運動の神話 上

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    人類は運動するために進化してきたわけではないが、運動は体にいいのはなぜか。運動にまつわる近代の神話を紐解く。

    タイトルから勝手に運動は別に健康によくない的な話かと思い込んでいたら流石にそんなことはなく、やっぱり健康にいいらしい。ランニングのモチベーションアップに活用する。

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    2025年02月15日
  • 運動の神話 上

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    動物は無駄なエネルギーを保持しておくことを最善策として取るのに、人間はなぜエネルギーを意図的に消費する(無駄な)運動をするのか?との着眼点から話が進んでいく興味深い内容。

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    2024年02月17日
  • 運動の神話 下

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    運動はしないよりもしておいたほうがいいわ。
    目新しい新事実は少ない。ランナーを小馬鹿にしたりマッチョを小馬鹿にしたりする内容を期待してたから消化不良。

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    2023年09月08日