西東行のレビュー一覧

  • 鳥は星形の庭におりる

    ネタバレ 購入済み

    感想

    主人公の少女が今まで見てきたすぐに人を信じて感情を露わにする子たちに反して、年不相応に賢くけれど相応に感情豊かな子で、そんなきつい言葉ばかりはきがちな子がふとこぼした素直な好意や強い感情がより一層この子の魅力を増していた。
    青い詩人の正体は、察しが良ければすぐにわかる。
    しかしその正体が少女に露見する段階は実物だった。劇的と言えるかはわからないがこの出会いと別れが詩人が今まで辿ってきた歴史なのだとも感じた。
    最後の二人の別れ際でキッスの少女の心象は確かにそうだと思うしそれはそれとして詩人の愛が人を愛おしく思う系だと思ってたので抱きしめるを越して「深く」キッスをしたことに彼の彼女に向ける愛が結構

    #エモい #深い #ほのぼの

    0
    2023年07月10日
  • 鳥は星形の庭におりる

    Posted by ブクログ

    ジャケ買いだったけど良かった本。
    文章も読みやすいし、雰囲気が透明で控えめで好き。
    新人さんなのかー 今後に期待!

    0
    2010年06月06日
  • 神々の夢は迷宮

    Posted by ブクログ

    2作目。
    やっぱりけっこう好きだなー。
    文系人間の目から見ると、なんかこういう数にまつわる伝説とか謎とかって実際以上に神秘的に見えてしまうのかもしれないけど。

    0
    2010年06月06日
  • 神々の夢は迷宮

    Posted by ブクログ

    ・前作と同じ世界観
    ・しかし登場人物は違うので、前作未読でも全然平気
    ・キャラの個性が若干薄い(前も思ったけど)
    ・そのせいか、最後の印象は淡い水色みたいな
    ・爽やかな終わり方
    ・続編を書くことを考慮し始めたのかな…?
    ・主人公いい子過ぎ
    ・と思ったら言葉遣い悪いこともあって親近感
    ・作中のテーマのようなものをなんとなく感じ取れるような……
    ・ワツレン可愛い



    二作目もとても好みの作品でした。少し気になるのは、登場人物の性格が弱いことです。
    あまり強烈過ぎるのも考えものですが、全体的に、明確な性格付けがなかったように思います。
    …偉そうなこと言ってますが、最終的な結論は『大満足』です。

    0
    2009年12月19日
  • 鳥は星形の庭におりる

    Posted by ブクログ

    ファンタジーとしての舞台背景と詩人は普通だが
    主人公の少女小説的部分は要を押さえていて
    冒険ものとしての全体構成も良い感じ
    文の端々に甘いところがあるのできっちりつめればなお良しだが
    あまりテンプレから外れたところへ行けない作風にみえる
    ファンタジーより少女小説的な部分を
    コメディ方向に伸ばすと良いのではなかろうか
    あとすごく主観的なことだがこの筆名はどうかと思う

    0
    2019年01月12日
  • 鳥は星形の庭におりる

    Posted by ブクログ

     す、好き!
     この、安易にヨーロッパっぽくない、ちょっとギリシャみたいな舞台を描いてくれたことがすごく良かったと思う。作品の雰囲気にこの舞台以外あり得ないと思わせられる。古代の神々の伝承が息づく世界と、パズル、黄金比、数学の非常に実学的な要素の絡ませ方も上手。そしてヒロインがすごくかわいらしいお嬢さん。明晰でちょっとひねくれていてまだまだ子どもで。終幕後どんな風に成長していくのか見たかった。
     こんなに上手な作家さんなのにどうしてこれ以後はあまり書いていらっしゃらないんだろう…。ネット上で別作の続編? を執筆しているようではあるけども。

    0
    2013年03月19日
  • 鳥は星形の庭におりる

    Posted by ブクログ

     視点の荒さが少し気になったけど、主人公の凛然とした立ち振る舞いが気に入ったので購入ー。

     詩人の別世界の人っぷりも一貫してて良かった。

     作者さんが「数学はファンタジー」的なことをあとがきで書いていましたが、激しく同意します。

    0
    2009年10月04日
  • 鳥は星形の庭におりる

    Posted by ブクログ

    良作ファンタジー!!
    どこが良いって、「オリジナル」であるところだ。
    どこも、誰かの影響を受けている気がしない、二次創作な臭いがない。
    今どき、こういう「オリジナル」な新作に巡り会うのはなかなか無いことである。

    0
    2009年10月04日
  • 鳥は星形の庭におりる

    Posted by ブクログ

    聡明な貴族の娘は、亡くなった祖母の遺品を家族と共に
    嫁ぎ先の『家』へと運んだのだ先で、驚きべき事に直面する。

    いい人そうなのが案外…というよりも
    周囲がほぼ敵というのもいかがなものか。
    人畜無害そうなのはいますが、面倒そう。
    というより、母親。
    ものすごく『貴族』という感じがします。
    家族という感じがしない、というのもありますが。
    これに家族愛を求めるのはどうかと…。
    どう考えても『大人』ではありませんし。

    この時期の子供にしては、かなりの冒険。
    よく成し遂げました、というのはありますが
    この後…どうするのでしょう?w
    非現実、の後は、確実なる現実、です。
    これだけ外が騒がしければ、確実に

    0
    2012年09月28日