横山起也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
不思議な作品である。
安土桃山、織田信長の頃、日本には既にメリヤス編みが存在していた。外国からの宣教者によってもたらされた。
このメリヤスという技法は、後々需要が伸び、仕事として商品として価値が生まれ流通もしていた。
格式はありながら貧乏な武家に生まれ、メリヤス編みを内食にしていた感九郎は、正義感を曲げられずに父親と対立し勘当される。
街で偶然会った二人に助けられ、大きな組織から悪を滅ぼす仕掛けをする三人のグループに助力することに。
この感九郎は相手の心の内側に入ることができる。
登場人物たちは不思議で魅力的。
第2巻が刊行されることを望む!