感情タグBEST3
Posted by ブクログ
不思議な作品である。
安土桃山、織田信長の頃、日本には既にメリヤス編みが存在していた。外国からの宣教者によってもたらされた。
このメリヤスという技法は、後々需要が伸び、仕事として商品として価値が生まれ流通もしていた。
格式はありながら貧乏な武家に生まれ、メリヤス編みを内食にしていた感九郎は、正義感を曲げられずに父親と対立し勘当される。
街で偶然会った二人に助けられ、大きな組織から悪を滅ぼす仕掛けをする三人のグループに助力することに。
この感九郎は相手の心の内側に入ることができる。
登場人物たちは不思議で魅力的。
第2巻が刊行されることを望む!
Posted by ブクログ
思ってたんと違う(いい意味で)
タイトルだけの印象でなんとなく「ほっこり人情ものかな?」って思ったら急に仕掛けの裏工作が始まったり主人公が異能に目覚めたり。
キャラが魅力的で、もっとこの人たちの活躍を見たくなった。シリーズ化希望!
Posted by ブクログ
編み物が好きなので、とても楽しみにしていましたが、想像をはるかに超えていました。
なんと言って良いのか、とても漫画チックな感じの話で、テンポ良く流れて、感九郎が、世間の波にもがきながらも、自分の中の「正しい」を見つめていく様子が若者らしい葛藤ですね。
人は傷ついて、心の底に沈めているものがある、それは誰かが暴いて良いものではない。と、編み物の糸に例えている所が良かったなと思いました。
まだまだ、続編を感じさせるものがありました。