【感想・ネタバレ】お茶漬けざむらいのレビュー

あらすじ

尊王攘夷に揺れる幕末。舌の良さしか取り柄のない若き武士・妹尾未明は、ある晩偶然、当代随一の人気絵師・河辺仁鶴と出会う。仁鶴に背中を押されながら唯一の特技「お茶漬け」で次々と難題を解決し、本人の意思とは裏腹に「お茶漬けざむらい」と呼ばれるまでに。その未明に将軍の食を司る膳奉行の長男・四条園城華山が宣戦布告! 2人は舌勝負で対決することとなったが――。胃の腑から人々の心のこわばりを解きほぐす御膳譚。

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Posted by ブクログ

これは、絵はないが漫画である。

時代劇だが登場人物のノリが軽く、山田全自動さんの絵柄が動いているようなイメージで読み進める。内容的には「いい加減な夜食」に通ずるような、予期せず「茶漬けで問題解決する傑物」に祭り上げられてしまった主人公の葛藤がメイン。当人の意に反して、世間の期待値ばかりが上がっていき、苦悩する主人公。それを面白がりつつも、明るく前向きに支える...んだか尻を叩いてるんだか...の芸者が、まぁほのぼのドタバタ漫画っぽいのかな。他の登場人物は、意外と「真面目にしてろ」と言われたら「時代劇然として」られそうなキャラが多いか。

「漫画だ」と思って読むと、肩肘張らずに楽しく読める。読むときっと「茶づりたく」なりますぜ(^ ^;

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2025年08月25日

Posted by ブクログ

とにかく今はお茶漬けが無性に食べたい。未明の脇を固めるキャラクターが個性豊かで魅力的。ぺそら漬けが気になって調べてみたら、山形の名産で色を抜いたナスのピリ辛の漬物だった。まだ謎も残っているし、今後も続きそうで楽しみ。謎の絵師、伴櫛の名前にニヤリ。

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2025年06月05日

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