あらすじ
尊王攘夷に揺れる幕末。舌の良さしか取り柄のない若き武士・妹尾未明は、ある晩偶然、当代随一の人気絵師・河辺仁鶴と出会う。仁鶴に背中を押されながら唯一の特技「お茶漬け」で次々と難題を解決し、本人の意思とは裏腹に「お茶漬けざむらい」と呼ばれるまでに。その未明に将軍の食を司る膳奉行の長男・四条園城華山が宣戦布告! 2人は舌勝負で対決することとなったが――。胃の腑から人々の心のこわばりを解きほぐす御膳譚。
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Posted by ブクログ
ぼーっとした犬顔の軟弱武士が自分の好きな茶漬けで、周りを解きほぐしていく
そしていつの間にか話題の「お茶漬けざむらい」になっていくグルメ時代劇
お茶漬けって手間をかけなくても美味しくて、手間をかけたらかけただけ美味しさ広がる実はすごい料理だ
幕末を描きつつ、伴櫛世相画やこわばりなど現代が絶妙に織り込まれていて面白い
Posted by ブクログ
これは、絵はないが漫画である。
時代劇だが登場人物のノリが軽く、山田全自動さんの絵柄が動いているようなイメージで読み進める。内容的には「いい加減な夜食」に通ずるような、予期せず「茶漬けで問題解決する傑物」に祭り上げられてしまった主人公の葛藤がメイン。当人の意に反して、世間の期待値ばかりが上がっていき、苦悩する主人公。それを面白がりつつも、明るく前向きに支える...んだか尻を叩いてるんだか...の芸者が、まぁほのぼのドタバタ漫画っぽいのかな。他の登場人物は、意外と「真面目にしてろ」と言われたら「時代劇然として」られそうなキャラが多いか。
「漫画だ」と思って読むと、肩肘張らずに楽しく読める。読むときっと「茶づりたく」なりますぜ(^ ^;