岡崎善弘のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
再生課題→推論課題
浅い思考(一つ一つの知識)→深い思考(その知識を実際に利用できる)
学習の転移を起こすには、類似点相違点を見つける、異なる場面で使われていることを探すなど。→ある計算式で表される、具体的な例をあげなさい。
難しい概念の習得の際
①難しい概念の特定
②生徒が持っている誤解のスキーマの特定
③具体的に簡潔に説明できる例 単純化、比喩など
④モデルや比喩により、誤解している概念の認知的葛藤を生む。
⑤認知的葛藤をもとに生徒で議論する。教師はアサーティブに話を聞く。
⑥日常の言葉と抽象的記号的な言葉を、混ぜて授業で使う。段々と、抽象的な言葉のみにしていく。
グラフィックオーガナイザー
→カード分類ゲーム 比例反比例の特徴を、比例、反比例で分類するのはありか…
カードのマッチング
y=x-2、yはxから7を引いた値、7とxを引いた値がyになる、など。
RARモデル→受け取る(Receive)、適応する(Apply)、再使用する(Reuse)
クオリティラーニングブースター
ペアチェック、自己評価、アサーティブな質問、教師チェック、テスト、モデルなど。
クラス全体の質問、ディスカッション
教師が推論課題を出す。グループで話し合い、誰が発表するかは教師が決める。発表者はグループの代表であり、責任はグループにある。答えが出てもすぐに言わず、先延ばしにする。また教師が問い返し、正しい答えに近づくように支援する。
オリエンテーション
1.生徒がこれから何を学ぶのか、これから学ぶトピックはなぜ大切なのか、が分かる。
2.生徒が達成したいゴールがあり、その過程で自分の学習がチェックされることを知っている。
3.過去に学習したこともチェックされており、概念構成の土台が揃っている。
先行オーガナイザー
これから学ぶトピックを構成を示す行為
ゴールを設定し、示す。模範解答、問題解決など。
教師が解き方を教える。→ペアで解き方を説明する。→一人で問題を解いてみる。
モデルや模範解答を示す。達成基準を示すだけでなく、学習の適応を求める。
→証明。一部が抜けている証明をしめす。これを完成させなさい。不完全な証明を修正させる。
スプーフィング回答→教師が作成したあえて間違えた答え
デモンストレーションを見せ、なぜそれをしたのか、どういう目的があるのか、ペアで説明させる。→例題を見せ、その流れをペアで説明する。その後、改めて教師が説明をする。
アクティブアテンション課題
生徒同士の説明
課題の前に、後に質問することを予告してあく。
◯学習の転移を促す問
・類似点や相違点を探す
これは他のどこで見たことがありますか?活用されていますか?
・一般的な原則を探す
チェック修正
a、提示された課題、ゴール、到達基準を十分に理解する
b、到達基準を知るために模範解答をよく確認する
c、到達基準を満たすために必要な方法を検討する
d、自分とほかの生徒たちの回答を、チェック修正する。課題の回答を一人で改善する方法をチェック修正から習得する。
e、ペアや小グループで上記のルールに取り組む。
分散学習。同じことを120分で学ぶよりも、時間を変えて40分×3回やるほうが効果的。
ノートを自分で作成する。黒板を写すのではなく、要約など、自分でノートを作る。前回の学習内容を思い出しながら、ノートにまとめる活動?テスト前にカンニングペーパーの作成をさせる?
スタディスキル
精読
①概要の把握、まずは2回読み、筆者の主張を読み取る。
②理解できないところは、2.3回読み直す。意味が分からないところは辞書で引く。
③大切なところに下線を引く。下線は文量の10%くらい。
④要約する。
グレードや数字での評価フィードバックは効果が薄い。プロセスに対しての教師のコメントをフィードバックする。
ゴール、メダル、ミッション
到達すべき目標に対して、今どこまで来たか、あとどれくらいか。どうすれば到達できるか。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ最近「科学的根拠(エビデンス)」がホットワードの自分にとって、ぴったりの本だと思い、少々値は張るが思い切って購入&読破。
400ページを超えるボリュームがあるが、そこまで難しいと感じる部分はなく、全体的に読みやすかった。
本書から得た学びは多くあるが、9個に厳選して自身の考えとともに紹介する。
①示された教え方の効果があるかどうか見極めるのに5回、体得には25回行う必要がある。←具体的な数値が示されているのが印象的であった。しかも「25回」という多さが体得の難しさを表していると感じた。
②グラフィックオーガナイザー最強←いわゆる思考ツール。現在日本では、デジタル活用とともに思考ツールの普及も進んでいるので、ここに日本の教育のレベルの高さが表れているのかも…と思った。
③RARモデル←受け取る・適用する・再使用するという3段階構造で学習をつくる形。これは1時間の授業単位でなく、単元を通して、また何度も繰り返して…といった探究のプロセスと似たような形で推奨されている。
④アサーティブな質問は効果的←お互いを尊重する質問というニュアンス。もう少しわかりやすく言い換えると、子どもの考えを大切にした質問ともいえる。「なぜそう考えたの?」「どうしたらいいかな?」と、正誤や教師の考えではなく、子どもの考え中心で学習を進める。これは基本。ここで再確認できた。
⑤スプーフィング課題を設定する←教師が用意した不十分な作品を見せて、子どもに評価してもらうというもの。これは自身も作文指導で行ったことがあるが、子どもも細部まで作品をチェックするし、その過程でポイントについても理解できるので効果的学習につながると思う。
⑥学習の転移に効果的な活動として、類似点/相違点探し・一般化・経験想起等がある。←教科に関わらず、共通する方法。転移こそ、学習の最上目標。ぜひ意識してこのような活動を取り入れたい。
⑦成長型マインドセットをもつことが重要←完全同意。これは、コントロール可能なもの(努力・時間・方法など)に原因を求める考え方のことで、言い換えれば、「自分のやり方変えれば絶対成功する!」という自己効力感にもつながる。
⑧ジグソー学習最強←ハッティさんの調査より。たしかに学必要感は持ちやすいと思う。これはぜひ教室でも試したい。25回。
⑨実践コミュニティをもつことが大事←これは自身も実感しているところ。他者と関わる中で学びが深まる。
レビューが本書並みのボリュームになったが、それだけ得た学びが多かったということ。
体重を測りつづけても、牛を太らせることはできない。
本を読み続けても、教育力を上げることはできない。(諸説あり)
実践あるのみ! -
購入済み
認知心理学者が教える最適の学
感覚に頼らない、根拠に基づいた学習方法が分かりやすく紹介されている。色々学んでいるけれど効果を得られてない人や教育関係者は特に読む価値があるのではないかと感じた。
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Posted by ブクログ
ネタバレ情報処理
ボトムアップ
→情報に始まり、情報に終わる。知覚しようとする情報に注意を向けて、予備知識を持ち込まず情報を理解しようとすること。(暗記)
トップダウン
→持っている知識を情報の解釈に利用する。(理解)
- 負荷理論
認知負荷は2つある。
知覚的な情報負荷
認知的負荷
→知覚的負荷が高くなると記憶される情報は少なくなる。認知的負荷が高くなると記憶は向上することが示唆されている。
私たちが一度に処理できる情報は限られているので、不要な情報や余計な情報に注意を向けさせないことが推奨される。
注意が外れてしまうことをマインドワンダリングという。
- ネガティブ思考はマインドワンダリングを増加させる傾向がある。
分散学習
検索の強さ、記憶の強さ
インターリーブ(交互配置) -
Posted by ブクログ
子供に勉強をさせるきっかけになればとオススメされて読んでみました。内容はかなり難しいです。
おそらく学校の先生用?に書かれたものなのか、内容的に先生にはヒントになる方法、考えた方、効果的な手法など記載されています。
これを理解して親が子供にやらせるにはちょっと難しい本です。効率的にどのようにしたら記憶に残るかなど具体的に数値化されて表現されています。
私の夫は最初に読んで内容が理解できないと言って読むのをやめてしまいました。
難しい言葉、表現も多いですが先生達には向く本かと思います(オススメしてくれた人も先生でした)
一般の方にはあまりオススメしない本かなと思います。 -
Posted by ブクログ
子どもたちに効率のいい勉強法を教えるのに参考にしたいと考えて買った一冊。一緒に買った菊池洋匡『小学生の子の成績に最短で直結する勉強法』と内容はほぼ同じ。「ビジュアルガイドブック」とあるが、個人的には、「ビジュアル」はほとんど理解の助けにならなかったように思う。
科学的な方法を通して、その効果が実証されているとされる学習方法を紹介する本。その方法というのは、
①「分散学習」
②「検索練習」
③「インターリーブ(交互配置)」
④「精緻化」
⑤「具体化」
⑥「二重符号化(デュアルコーディング)」
の6つ。特に重要とされているのは、①「分散学習」と②「検索練習」の二つで、③は①のさらに細かい分散の考え方、④〜⑥は、より具体的な学習方法である。
ざっくり言ってしまえば、「間隔を空けて、思い出す練習を繰り返そう」ということになる。そして、繰り返し復習をする際には、問いを立てながら学んだ情報の関係をより深く考え(精緻化)、その具体例を自分の経験と結びつけ(具体化)、言葉とイメージで覚える(二重符号化)とよい、という話。後半は、この6つの学習方法について、教師、生徒、保護者の3つの立場から、同じ主張が繰り返されている。
正直、上述の本と同様、目新しい情報はなかったが、p144〜あたりから、すっきりとまとまっているので、手元に置いておくと、この手の話をするときに便利である。
学習科学に関する本を続けて読んでいて思うのだが、(たぶん怒られるが)恐ろしいまでに単純化してしまえば、効果的な学習とは、要するに「反復」であるということになる。確かに、①〜⑥をやれば、学習内容は定着するのであろうが、そうなってくると、もっとも重要なのは、動機づけ。つまり、学習者にとっての学習内容の意義や価値なのではないか、という気がしてくる。
教育に携わる大人としては、効果的な学習法を念頭に置きつつも、その学習法の意義ではないところで、学習を反復したくなるような、そういった仕掛けや教育内容の意義を考えたい。そう思い直した本だった。