高橋哲史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「解剖図鑑」シリーズはなにかわかったような気にさせてくれてお気に入りなのだけど、この「お店の解剖図鑑」は、定説よりも、店にくる客を想像して、演出し、デザインして欲しい、という訴え。その想像喚起のために、それぞれのお店にはお客が書き込んであって、ああいるいるこういう人、とか、この人どんなだろ、なんて楽しみながら読める。だが究極は巻末の「お店をデザインする人たち」。インハウスデザイナー、施工会社の設計担当者、アトリエ系デザイナー、建築家、アーティスト、施主。お店はカタにはめずに、外から来るデザインを千本ノックのつもりで打ち返せ、そして内なるデザインを生み出せ、といいながらも、この「人たち」のなんと