感情タグBEST3
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お店のあるあるが詰まった本で、めちゃくちゃ面白い。
あるあるとは普通みんなが無意識にやっていることを言語化したものだと思う。
しかしこの「お店の建築あるある」は、「みんながなんとなくうっすら持っている飲食店のイメージ、全て意図的に作ってるんです!アレわざとやってます!」という感じ。
見事手の平の上で転がされていたのだ、というカタルシスが毎ページ訪れる。
イラストもかわいいし、音読したくなる面白い文章で説明されているのでとても楽しかった。
任意のページから読めるような自由度の高さもよかった。
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お客の集まる店舗の内装や外装のモデルを提案した本。飲食業界に全く縁はなく、一お客として利用するだけだが、「お店はお客が入って完成する」ので店舗図もきちんと顧客を書き込んで提案する、という著者の考えは非常に納得した。実際に、この本の中に描かれている店舗図も、その業態に来そうなお客を一人一人丁寧に書き込んでいるので、イメージがしやすい。
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店の種類によって最適なレイアウトやアイテムが異なるのだということがよく分かる。何か店を開こうとするときの取っ掛かりとして役に立ちそう。空気の流れ(排気と吸気)なんてことは、普通考えたりしないよね。
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デザイナーじゃないけど、デザインの本は面白い。
お店の作り方の本。こんなお店はこんなコンセプトで、的な。なるほどねー。
最後の「お店を作る人たち」の施主がまさに自分で笑った。
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「解剖図鑑」シリーズはなにかわかったような気にさせてくれてお気に入りなのだけど、この「お店の解剖図鑑」は、定説よりも、店にくる客を想像して、演出し、デザインして欲しい、という訴え。その想像喚起のために、それぞれのお店にはお客が書き込んであって、ああいるいるこういう人、とか、この人どんなだろ、なんて楽しみながら読める。だが究極は巻末の「お店をデザインする人たち」。インハウスデザイナー、施工会社の設計担当者、アトリエ系デザイナー、建築家、アーティスト、施主。お店はカタにはめずに、外から来るデザインを千本ノックのつもりで打ち返せ、そして内なるデザインを生み出せ、といいながらも、この「人たち」のなんと記号化されていることか! 人は見た目が9割、という本があった(読んでないけど)。そうか、確かに「お客」をそうやって想像するのであれば、作り手だってそうなるわけか。
とはいえ、これは実は末節の部分であって、きちんとお店のデザインのツボが明かされている。別に僕は店をデザインしないけれど、客の視点でも嬉しい話が多いですよ。