甚野博則のレビュー一覧
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高級老人ホームの中でも、本当にサービスが行き届いた良い施設もあれば、紛い物の悪徳施設も存在する、ということが体験記として描かれている。そこまで面白い話や新たな発見等が読める訳ではないが、自分とは全く縁のない世界を多少でも覗けるのは楽しい。
ある熱海の高級老人ホームでは、理事会が管理会社を差し置いて圧倒的な権力を持っており、入居者の選定に介入したり、分譲マンションなのにコロナ渦で東京から入居者が帰ってくることを禁止したり、理事会役員をできないならお金を払えと言ってきたりするらしい。こんな老人ホームには絶対入りたくないと思った。
この本を読んでいて一番驚いたのは、高級老人ホームで働く人々の賃金 -
Posted by ブクログ
ネタバレ入居一時金が億超えで月々の費用が何十万円、眺望が良く温泉に入れて、、と憧れる超高級老人ホーム
ただ何処に居ても、自分の思った通りに生きられる様に元気で居ることが大切と改めて確認できた
著者のおわりにより↓↓
『本書では約1年をかけて、都内から福岡県まで多くの高級老人ホームの実態を取材してきた。どの施設も豪華なのは言うまでもない。ただ、もし今の私が高齢で「資金的な余裕があれば超高級老人ホームに即入居したいか」と問われれば、答えはノーだ。
年齢とともに身体の自由が限られてくるのであれば、高価な調度品に囲まれた暮らしや贅沢な食事、それに趣向を凝らしたサークル活動やビリヤード室も私には必要と感じ -
Posted by ブクログ
ルポルタージュって普段は読まないんだけど、確かYouTubeでりなくろさんが紹介していたので読んでみた。
入居金で億を超えて、月々の利用料も高額ないわゆる「超高級老人ホーム」。
東京だけでなく熱海や芦屋、福岡など様々な場所の老人ホームが紹介されている。
個人的には、そもそも入れないのだけど、やっぱり入らなくていいのかもと思った。
贅の限りを尽くしたといったような施設(スタインウェイのピアノが置いてあるホールとか)は別になくてもいいし……どの施設でも麻雀が人気のようだったけど、高級老人ホームである必要ないし……。
理事会が出張っていたり、高額なだけで実態が追いついてない悪徳な施設だったりして -
Posted by ブクログ
全く未知の世界のルポで、好奇心で読みました。
物凄くお金がある人たちの終の住処、
羨ましいような気もするけれど、こんな輪の中では絶対にうまくやれないなという気もして、
私がこのままおばあちゃんになるまで生きれたとして私はどこでどう最後を過ごすんだろう、と考えてしまった。
日々老いていく両親の顔も浮かぶ。私は何がしてあげられるんだろう。
ユートピア(に見える)ような施設から、“監獄”のような施設まで様々な取材の結果が詰まっていて面白かったけど、予想を裏切られるような驚きはなかった。
ご老人たちのことよりも、働いている介護士さん初め職員さんの待遇が少しでも良くなることを祈る。