甚野博則のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2026.01.22
初めから作者の「高級」老人ホームなんて、金持ちなんて、というような思い込みとイメージが伝わってきて、あんまり良い話はないんだろうなと予想しながら読み始めた。
サクラビアは基本リフォーム前提で高級クルーズ船のようだと書いてあったのでちょっと良いなあとは思いました。
お金はある人は人生の最後くらい満足できそうなところを選んで住むだろうから一時金や月額が高いところに集まるのは仕方ないというか。
ただ、働いている職員や周りの評判である程度のことは高級だろうが低級だろうがわかるだろうに評判悪いところに入居しているひとは家族が下調べもせずにどこでもいいからすぐ入れそうなところに姥捨て山として入れるのかなと思った。
これを読んでどんな高級な老人ホームがあろうとそこには憧れない。私は最後まで自宅で過ごして死にたいなあと思いました。
延命されて管だらけの病室や緩和ケア病棟や姥捨山の介護老人保険施設で死にたくない…。寿命を延ばさなくていいから自分なりに太く短く死にたい。 -
Posted by ブクログ
1億円以上の入居金、月額数十万円の利用料を支払える超富裕層限定の超高級老人ホーム。
「高級」の意味は?高齢者の桃源郷は本当にあるのか?
著者は全国の施設を訪ね歩き、多くの入居者やスタッフから話を聞き、時には潜入取材も厭わず、実態を暴き出すことに精力を注いだ。
取材から見えてきた様々な生々しい実態が紹介されるが、印象に残った点を列挙する。
•成功を収めた人が入居するため、スタッフも薫陶を受け、帝王学を学ぶ
•入居者には、競争社会で生き抜いてきた経験が染み付いており、マウントを取りたがる人もいる
•超高級老人ホームはまるで、熱帯魚の水槽。色とりどりの熱帯魚たちは、毎日欠かさず餌を与えられ、綺麗に磨かれた大きな水槽の中で優雅に泳ぐ。
•超高級老人ホームが熱帯魚が暮らす水槽と決定的に違うのは、入居者たちが自身の内面と向き合い、新たな社会的役割を見つけ、人生の最終段階における心の安寧を探し求める場であること。
著者は、最後に超高級老人ホームは決してユートピアではないと語る。
本来そこに求められるのは、目に見える豪華さではなく、入居者が心で感じられる優雅さ。
超高級老人ホームは、一見優雅に見える暮らしができても、人間関係や老いとの闘いから逃れることはできず、絶え間ない葛藤が続く場である。
加えて、そこで働く人々の人間力が入居者の暮らしの質に反映される場所でもあると結論づける。
著者は、ごく普通の暮らしを送り、今まで通りの人間関係を保ちながら老後を過ごせればいいという立場に立ち、高級老人ホームにはネガティブな見解を示す。
自分も全く同感であり、その点は読んでいて、ほっとした。
自分には、「サクラビア成城」も、「中銀ライフケア熱海第三伊豆山」も、「聖路加レジデンス」も、「アンペレーナ百道」も、地球の裏側のように遠い所にある異質な空間であるとしか感じ取れなかった。
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Posted by ブクログ
高級老人ホームの中でも、本当にサービスが行き届いた良い施設もあれば、紛い物の悪徳施設も存在する、ということが体験記として描かれている。そこまで面白い話や新たな発見等が読める訳ではないが、自分とは全く縁のない世界を多少でも覗けるのは楽しい。
ある熱海の高級老人ホームでは、理事会が管理会社を差し置いて圧倒的な権力を持っており、入居者の選定に介入したり、分譲マンションなのにコロナ渦で東京から入居者が帰ってくることを禁止したり、理事会役員をできないならお金を払えと言ってきたりするらしい。こんな老人ホームには絶対入りたくないと思った。
この本を読んでいて一番驚いたのは、高級老人ホームで働く人々の賃金が想像よりもずっと安いことだ。入居時に数億、毎月100万近くの賃料を徴収するような老人ホームでも、介護士の給料は月25万前後の施設が多い。高級老人ホームなのだから、当然サービスや接客の質が求められる職場なのに、あまりにも安いと感じてしまった。入居者から徴収するお金はいったいどこに消えていくのだろう…?
私が将来いくら働いても超高級老人ホームに入居できる未来はおそらく来ないため、つい働く側の立場になってしまう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ入居一時金が億超えで月々の費用が何十万円、眺望が良く温泉に入れて、、と憧れる超高級老人ホーム
ただ何処に居ても、自分の思った通りに生きられる様に元気で居ることが大切と改めて確認できた
著者のおわりにより↓↓
『本書では約1年をかけて、都内から福岡県まで多くの高級老人ホームの実態を取材してきた。どの施設も豪華なのは言うまでもない。ただ、もし今の私が高齢で「資金的な余裕があれば超高級老人ホームに即入居したいか」と問われれば、答えはノーだ。
年齢とともに身体の自由が限られてくるのであれば、高価な調度品に囲まれた暮らしや贅沢な食事、それに趣向を凝らしたサークル活動やビリヤード室も私には必要と感じない。
ごく普通の暮らしを送り、今まで通りの人間関係を保ちながら老後を過ごせればそれでいいというのが、私の率直な感想だ。』
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Posted by ブクログ
ルポルタージュって普段は読まないんだけど、確かYouTubeでりなくろさんが紹介していたので読んでみた。
入居金で億を超えて、月々の利用料も高額ないわゆる「超高級老人ホーム」。
東京だけでなく熱海や芦屋、福岡など様々な場所の老人ホームが紹介されている。
個人的には、そもそも入れないのだけど、やっぱり入らなくていいのかもと思った。
贅の限りを尽くしたといったような施設(スタインウェイのピアノが置いてあるホールとか)は別になくてもいいし……どの施設でも麻雀が人気のようだったけど、高級老人ホームである必要ないし……。
理事会が出張っていたり、高額なだけで実態が追いついてない悪徳な施設だったりして、大事なのは健康で家で暮らせることかもと思っちゃった。
ただ友人を作れる環境があると言っている入居者の方もいて、それは確かにあるよね。
でも寝食を共にするのは嫌かも……そう思うと本当は家で死にたいね〜〜