渡辺一郎のレビュー一覧

  • 五輪書

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    剣術が処世術であった時代に書かれたビジネス書と思って読むと、今でも通用する考え方が多数述べられていて興味深い。相手の身になって考え、事を有利に運ぶ。見えないものを見る。守りの行動も含め、すべては次の瞬間に敵を斬るためと心得よ。等々。
    武術をやっている人なら、より一層楽しめると思う。

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    2010年10月30日
  • 伊能忠敬の日本地図

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    おそらく一番詳しい伊能忠敬と伊能地図に関する解説書。
    1929年に完全に置き換わるまで使われ続けた地図。
    1821年完成、大日本沿海輿地全図、大図214枚、中図8枚、小図3枚。
    最初は伊能忠敬が個人で始めた測量だったがだんだんと認められ幕府の事業となった。相当な苦労と犠牲があって作られたもの。伊能忠敬は1818年突然死去したが地図を上程するまで死は伏せられ、伊能の名前で上程された。

    第1次測量1800年、蝦夷地。ほぼ私費で歩測。北海道の根室半島の別海まで。
    第2次測量1801年、本州東岸、伊豆半島から下北半島まで。間縄での測量、緯度1度=28.2里と算定。
    第3次測量1802年、羽越。青森の

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    2021年07月04日
  • 五輪書

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    二天一流で知られる宮本武蔵の兵法観が、「地水火風空」の五大五輪にかたどって編成されている。
    当時の武士の価値観に触れるとともに、現代の剣道にも通じるところが多々あり、面白かった。

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    2020年05月19日
  • 五輪書

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    武蔵さんの熱い心が印象的でした。
    今でも十分に通じる内容で、興味深いところがあります。
    読んで良かったと感じた本でした。
    原文が難しく思えるようならば現代語訳で読んでもいいと思います。

    古典を必ず原文で読む必要はないですよね!

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    2019年06月14日
  • 五輪書

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    小林秀雄がたしか、この宮本武蔵をいう男について「観察」ということばを使っていたような気がする。
    時にこういう人間がやっぱりどこかで生きて死ぬというのを知ると、続く精神のバトンというものが息づいていることがうれしくてたまらない。
    剣の鍛錬というものは、生きるか死ぬかいつもその境界にあって考えなければならない。相手を打てないような剣は剣ではない。剣はいつもそれを考えなければならない。とことんそれを自分の身ひとつで追求したというところが、この男のパトスである。先哲たちが真理を掴もうとして脇目も振らず考え抜いたのとおなじパトス。
    静かにじっと考えて書くというよりかは、いつも考えが先に動いていて、筆がそ

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    2016年12月18日
  • 五輪書

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    強く生き抜く意思を、単に言葉を並べているだけではなく
    とことん実用的な戦い方、具体的な例を出して事細かに教えてくれます。
    生きるうえで、バランスは大切です。
    この本は、そのバランスをふっと心に思い出させてくれる一冊。

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    2012年08月11日
  • 伊能忠敬の日本地図

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    伊能忠敬がいかにして高精度の地図を作ったのかに迫る。もともと商人でリタイアした50過ぎに一から勉強したとか、扱いが悪かったけど圧倒的に高精度の地図を作ることで待遇を良くした、みたいな結果で黙らせるスタイルが激アツ。
    後半は著者の溢れ出る忠敬愛が語られるのですが、温度差があり飛ばし読み。

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    2025年11月27日
  • 五輪書

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    語注だけで口語訳は付されていないが、だいたいの意味は読み取ることができる。
    具体的な刀術を記した「水之巻」は、さすがに言葉だけでは具体的なところがよくわからなかった。

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    2024年07月03日
  • 五輪書

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    心境を綴った著作ですから、素人目からは生き方論にも読み替えることができました。このような視点で読むと、居着きの件に興味を惹かれます。武道と禅、をテーマに、読書を繋げていこうと思います。

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    2022年08月14日
  • 五輪書

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    やはり完璧に意味を理解するのは難しかった。

    けど、武蔵が考える武道者の在り方や心構え、または人の在り方なんかは、現代にも通じるものがありました。

    次は解説付きの分かりやすいものを読んでみたい

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    2021年05月23日
  • 五輪書

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    もうすぐ五輪なので読んでみた。当然ながらオリンピックとは何の関係もなかった笑

    二刀流とはどういう考えで、どういう心構えで戦うものなのか。漠然としているけれども、逆に小手先の技に囚われず基礎的な教えとも読めて、剣道とかの人にはイメージしやすいのではないでしょうか。
    「P56先づ太刀をとつては、いづれにしてなりとも、敵をきるといふ心也。」「何事もきる縁と思う事肝要也。」
    宮本武蔵が、戦国の世を渡り、刀で生死が決まる時代の人だったのだなと感じる。武術ではなく、相手を倒すことを念頭に置いている。

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    2019年08月31日
  • 五輪書

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    現代語訳されていなかったため、読むのに苦労した。
    二刀流である宮本武蔵の、武士としてなすべきことや構え、型などがまとめられている。
    内容理解に苦しんだが、興味深いものばかり。

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    2017年12月18日
  • 五輪書

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    【武蔵の人生観、兵法観を感じられる一冊】
    二刀流の使い手宮本武蔵。

    13歳で戦いをしてから、一度も負けたことのないと言われる伝説の武士である。

    その彼の人生観・兵法観をまとめたのが、この五輪書である。兵法について書かれているため、現代においてそのまま使える知識というのは少ない。

    しかし、彼がいかにして無敗を守り続けたのか?という点においては、非常に学ぶことが多い一冊となっている。

    ・毎日の努力の重要性
    ・精神的に相手を追い込むことの重要性
    ・精神的に自分を平常に保つ重要性
    ・意表を突く重要性
    などなど、剣術的なテクニックもあるが、心理的な面でいかに相手を追い込むかが記述されていることは

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    2016年07月25日
  • 五輪書

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    有名だが内容はあまり無い。
    抽象的すぎる上に、『よく吟味すべし』と判断を丸投げにしている記述が多い。
    逆に、抽象的すぎてどうとでも解釈できるのでここまで残ったのかもしれない。

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    2015年12月30日
  • 五輪書

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    武蔵の到達した一つの答えに関する書。古文なので読みにくいが、実用的な剣術に関する指南書であるが、他にも応用出来る内容も多く含んでいるとは思うが一読ではそこまで思い至る事は出来ませんでした。時間をあけて再読したい本。

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    2013年01月04日
  • 五輪書

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    言わずと知れた、宮本武蔵による兵法書。
    武術(剣術)を学べば、万人の戦い方にも適用できるから「兵法」なのだ、ということらしいが、「孫子」に比べると、一般的な兵法については内容不足。
    じゃあ得られるところがないかといえば、そんなことは当然なくて、片手打ちの必要性や、人を切ることを最優先に置くことなど、とにかく実用重視の視点が印象的。
    あと、「むかつかする」という単語が出てきてちょっとびっくりした。江戸時代からあったのね。

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    2012年01月04日
  • 五輪書

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    宮本武蔵が書いた剣法書。

    兵法について書いた「地之巻」、
    心構えと剣術の構えについて書かれた「水之巻」、
    戦闘技術について書かれた「火之巻」、
    その他の流派について書かれた「風之巻」、
    武蔵の哲学に触れることができる「空之巻」、
    の5つから成る。

    現代語ではないので、

    イーストプレス社刊のまんが版で予習すると、理解しやすい。

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    2011年11月25日
  • 五輪書

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    「五輪書」の全体像は分かるっているつもりだけど、いざ読み始めると奥が深すぎ。
    宮本武蔵とは、いったい何者だったのか?

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    2011年11月23日
  • 五輪書

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    宮本武蔵による剣術書とゆうことでそれだけで価値があるかも知れないが、真剣を握ったことすらないおれには残念ながらイマイチな感じ。剣術家は読むべし。

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    2009年10月07日
  • 五輪書

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    バガボンド読んで、とりあえず読んでおかないと日本人として危ういな。と、思って読んだ。ただ、著者として武蔵のイメージはマンガやメディアに流布しているような豪放磊落な人間ではなく、もっと静かなキレ者てき野郎。野郎。です。

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    2009年10月04日