モンティ・ライマンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2025/07/23 17
私にはとても難しい内容、2回読んだ。持続痛(慢性痛)は危険を体に教えるための装置。無痛症を羨ましいと思ったが危険察知できないので短命が多い、なるほど。痛みが常に体中にあり日により場所も移動する場合、どれを持続痛と捉えたらいいのだろうか。線維筋痛症で悩み中で『期待の効果』は身を持って理解。知識の裏打ちのある信頼できる医師に診てもらいクリニックにかかる事で痛みが和らぐ、気のせいではなかった。他のことに集中することとACTは主治医も同じことを話してくれるので自分で解決しなければいけない問題なのだろう。編みもので痛みを感じない瞬間があるとのこと、さっそくやってみる。 -
Posted by ブクログ
ミシガン大学の人類学名誉教授でプラセボ効果の専門家であるダン・ムアマンは、自分の薬にむかって話しかけるそうだ。「やあきみたち、すごい仕事をしてくれるって信じてるよ!」
誰かの痛みを感じることは、必ずしも誰かの痛みについて何か対策を取ることにはつながらない。共感と思いやりとは別ものだ。現に、この二つが正反対の効果をもたらすことも良くある。私たちが誰かの痛みに共感し、そのことに満足感を覚えるとき、結果として得られる報酬の感覚から、実際のところ何ひとつ達成していないのに達成感をもつことがあるかもしれない。そしてまた、誰かの痛みを目にすることで痛みや不安、苦痛を感じるなら、私たちはおそらく他人を助け -
Posted by ブクログ
痛みとは組織損傷の尺度と一般的にみられているし、医師もそのように考えている。その方が説明しやすいという点もあるがそうだとすると組織が治癒したにもかかわらず持続する痛みは心因性と処理されて厄介なものとしてしか扱われない。
しかし、痛みには身体の末端から脳まで伝わる痛みの信号というのはなく、侵害受容器、侵害信号というのもがあるだけで、それを受けた脳が痛みを作り出しているだけである。
痛みは安全装置であり、免疫系などと協力して、身体を危険から保護する役割を担っている。持続痛などは継続的な痛みに脳がオーバーヒートしている状態であり、保護装置が適正に働いていない脳を適正な状態に戻すための対応が必要であり -
Posted by ブクログ
あらゆる痛みについての研究がわかりやすく紹介されている。痛みは脳の錯覚かも?(だから持続痛も痛みがないと覚えさせれば治るなど)とか、体を守ってくれるために大切、編み物セラピー(集中力、マインドフルネス)とか!おもしろかった!
p.117 注射恐術症をもつようになった子どもは予防接種を避けるばかりでなく、血液検査や歯の治療、献血などもしないらしい。
p.176 その後の研究では、人間でもこのような痛みの伝染”が起こることがわかっている。しかも、(第7章でも述べたが)この他者の痛みへの共感と理解は、見知らぬ人が痛がっているときにはずっと弱い。モーギルのチームは、私たちは知らない人に対してか -
Posted by ブクログ
最初は皮膚の細かい組織や役割など、聞きなれない言葉が多く戸惑ったが、著者のユーモラスな語り口や実際の患者さんとのやりとりなど、内容にだんだん引き込まれていった。皮膚ってすごい!面白い!となる。
「自分の皮膚の延長であるように道具を器用に扱える。」というのがすごい。鍵を鍵穴に刺す時、感覚を拡張している、みたいなことが書いていてすごいなぁと思った。
また「帝王切開と膣からの出産では付着する菌の種類でその後のアトピーなどの発症率に差がある。」という話も印象に残った。そんなに物理的(?)な要因で決まるんだという驚き。また、タトゥーの針が免疫反応を増強させるという話も面白かった。確かに、鍼治療みたいな