タチアナ&アンドラ・ブッチ(Tatiana & Andra Bucci)のレビュー一覧

  • アウシュヴィッツの小さな姉妹

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    アウシュヴィッツに収容された子供は21万6000人、そのうち生存者は451人、、そんな中で生き延びた姉妹とその一族の物語。
    本の中には子どもたちの収容前の笑顔の写真があり、逮捕されたと書かれている。
    こんな幼い子どもたちに何の罪があるのか、涙なくしては見れません。。
    あとがきにもあるように、いま一番読んでもらいたい物語です。

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    2022年07月14日
  • アウシュヴィッツの小さな姉妹

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    アウシュヴィッツ=ビルケナウといえば
    ホロコースト、負の世界遺産で有名である。
    4才と6歳の幼い姉妹がホロコーストの舞台となった絶滅収容所での狂気、非日常の体験、家族に起きた出来事、ホロコーストが姉妹に与えた影響が描かれています。

    広島の原爆、沖縄戦とはまた違った戦争の狂気、悲惨さを感じた。
    4才、6才の時の記憶って曖昧で殆ど憶えていない。
    だけど当時4才と6才の子供の目線で語られる数々の恐怖の出来事は非現実的で衝撃的な事ばかりだ。
    まず最初に行われる「選別」、働けない老人、病人、子供はガス室へ送られ「働けない者」は殆どが生き残れない。
    死は至るところにありピラミッドと呼んでいた死体の山の回

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    2025年09月13日
  • アウシュヴィッツの小さな姉妹

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    2024年8月14日
    ビルケナウに姉妹で収容された。6歳と4歳。
    そこに収容された21万6000人の子どものうち生き残ったのはタチアナとアンドラ姉妹を含め451人。
    ユダヤ人の当然の運命と受け入れてしまうのは幼なすぎるから。つらくてもほかの場所など思いもつかない、その現実に生きなくてはならない。それは大人の囚人もそうだったらしい。鉄条網の向こうは現実の世界ではないと、夜と霧のフランクル氏も言っていた。
    幼ない子どもはユダヤ人はそうなんだと理解した。自己評価が低いなんていう次元ではない。
    それでも前を向いて生きていく強さ。寛容の気持ち。母や家族、親戚、ゆ友人との繋がり。ニュートラルな尺度で語る姉

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    2024年08月14日
  • アウシュヴィッツの小さな姉妹

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    本人たちの幼少時代の体験が克明に語られており、母親の執念や数々の偶然も重なり生き延びることができたという貴重な体験記。
    ゾンダーコマンドやカポーなど監視員との関係性など運良く切り抜けることができたということもあったようです。

    従兄弟の?男の子が人体実験の被験者に選ばれてしまい、その後殺されてしまったくだりはかなり残酷といいますか...

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    2023年05月08日
  • アウシュヴィッツの小さな姉妹

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    読み易く、巻末に述べられている様に「多くの人に読んでほしい」書物だと思った。
    そして近い将来、「絶滅収容所を知る人々がいなくなる時間」が訪れる・・だからこそ、若い世代を通じて語り繋げていく架け橋がいかに大切かと痛感させられた。

    語り部となっている2人の姉妹、収容された当時は6歳と4歳。双子とまちぐぁれた可能性もあっての「生き延びた奇跡の証言者」
    数多くの書物を務めて読んでいるつもりだが、「絶滅収容所6か所」は全てポーランドに在ったことすら知らなかった。
    そしてドイツ、ナチスのユダヤ人撲滅計画は当然ながら学んできたつもりだったが、イタリアの動きと実態は初めて知った。
    姉妹が生まれ育った現クロア

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    2022年06月18日
  • アウシュヴィッツの小さな姉妹

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    イタリア領に住んでいた幼いユダヤ人姉妹がアウシュヴィッツで経験したこと。
    解放後の人生も詳しく書かれて、興味深く読んだ。
    自分たちの経験について話し出すことの難しさも。

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    2021年12月29日
  • アウシュヴィッツの小さな姉妹

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    6歳と4歳でアウシュヴィッツに入れられた姉妹から見たホロコーストの話。幼かったせいか、淡々と語られる話はそれほど悲壮感はない。しかし、大好きな母親と引き離され、飢えと寒さに苦しみ、親に会えるとだまして人体実験をした後に子どもを殺したという話は身の毛がよだつ。またその時々で話す言語を変えなければならなかった苦しみも相当だろう。とても読みやすい本でした。

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    2023年02月11日