【感想・ネタバレ】アウシュヴィッツの小さな姉妹のレビュー

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Posted by ブクログ 2022年07月14日

アウシュヴィッツに収容された子供は21万6000人、そのうち生存者は451人、、そんな中で生き延びた姉妹とその一族の物語。
本の中には子どもたちの収容前の笑顔の写真があり、逮捕されたと書かれている。
こんな幼い子どもたちに何の罪があるのか、涙なくしては見れません。。
あとがきにもあるように、いま一番...続きを読む読んでもらいたい物語です。

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Posted by ブクログ 2023年05月08日

本人たちの幼少時代の体験が克明に語られており、母親の執念や数々の偶然も重なり生き延びることができたという貴重な体験記。
ゾンダーコマンドやカポーなど監視員との関係性など運良く切り抜けることができたということもあったようです。

従兄弟の?男の子が人体実験の被験者に選ばれてしまい、その後殺されてしまっ...続きを読むたくだりはかなり残酷といいますか...

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Posted by ブクログ 2022年06月18日

読み易く、巻末に述べられている様に「多くの人に読んでほしい」書物だと思った。
そして近い将来、「絶滅収容所を知る人々がいなくなる時間」が訪れる・・だからこそ、若い世代を通じて語り繋げていく架け橋がいかに大切かと痛感させられた。

語り部となっている2人の姉妹、収容された当時は6歳と4歳。双子とまちぐ...続きを読むぁれた可能性もあっての「生き延びた奇跡の証言者」
数多くの書物を務めて読んでいるつもりだが、「絶滅収容所6か所」は全てポーランドに在ったことすら知らなかった。
そしてドイツ、ナチスのユダヤ人撲滅計画は当然ながら学んできたつもりだったが、イタリアの動きと実態は初めて知った。
姉妹が生まれ育った現クロアチア領リエカ。姉妹の祖先が迫害を逃れるべく、ソ連からハンガリーを経て移住したこの土地でも人種法が有ったものの、一応の姓名保証はあった・・がムッソリーニ失脚後ドイツと結託したイタリアのユダヤ狩りが始まった。

個人的見解ながら~イタリアと言えば、サッカー、ワイン。そして古代遺跡の宝庫、有名な観光地、明るい国民性気質。こういった大きな影を持っていたとは。
欧州の随所でイタリア人お断りの場もあるとか。
そう言えば映画「ひまわり」で登場するイタリア兵と参戦したソ連の戦場。
御持っち条に欧州の持つ深い傷跡、それを拭っての今日の姿等学ぶことが多かった。
NHKの「旅するイタリア語」に登場した地 トリエステ。イタリアと東欧のはざまで揺れ続け、現在生きている高齢者たちに記憶にどう残っているのか、感じさせない明るい光の中に浮かんでいた。

当作品で感銘を受けたのは収容所当時の姉妹の言動を子供の目線、行動で綴られている事。
国際紛争が絶える事のない今、そして将来に「魂を曇らせることなく生きて生き続ける姿」をイメージさせる力になってくれる素晴らしいメッセージとなっていた。

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Posted by ブクログ 2021年12月29日

イタリア領に住んでいた幼いユダヤ人姉妹がアウシュヴィッツで経験したこと。
解放後の人生も詳しく書かれて、興味深く読んだ。
自分たちの経験について話し出すことの難しさも。

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Posted by ブクログ 2023年02月11日

6歳と4歳でアウシュヴィッツに入れられた姉妹から見たホロコーストの話。幼かったせいか、淡々と語られる話はそれほど悲壮感はない。しかし、大好きな母親と引き離され、飢えと寒さに苦しみ、親に会えるとだまして人体実験をした後に子どもを殺したという話は身の毛がよだつ。またその時々で話す言語を変えなければならな...続きを読むかった苦しみも相当だろう。とても読みやすい本でした。

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