白水社編集部のレビュー一覧

  • 「その他の外国文学」の翻訳者

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    いろいろな方の人生を垣間見た。
    特にマヤ語とバスク語の方が印象に残った。
    アフリカ(アンゴラ)にポルトガル語の国があるのを知らなかった。
    世界は広いな〜。また読みたいと思う。

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    2025年11月25日
  • 「その他の外国文学」の翻訳者

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    辞書も文法書も少ない「その他の外国語」を習得して翻訳者や文学者になる課程は、それぞれ、情熱に突き動かされたとしかいいようのないすごいものだけど、それ以前に、その言葉と出会ってしまった運命のようなものにすごく心を動かされた。
    それにしても、日本て、英仏独や、中韓だけでなく、これだけバラエティ豊かな言語の研究者や翻訳者がいるんだなあ。このことはとても大切にしなくちゃいけないし、各国文学がこれからも読まれていくよう、心から願ってる。

    と同時に、あー、もっと本読まないと、仕事しないとと尻をたたかれたのであった。

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    2023年09月23日
  • 「その他の外国文学」の翻訳者

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    語学とのつながり、語学からの広がりが、読んでいて楽しかった。
    こんなふうに深く勉強できてはないけど語学が好きなので、いろいろな接し方が知れてよかった。
    何に出会うか、どう出会うかは人それぞれなんだよな。
    わたしもこれ、と決めて腰を据えて勉強しようかな。

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    2023年06月27日
  • 「その他の外国文学」の翻訳者

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    “その他”の外国文学翻訳者たちの、その言語との出会い、
    学習法、翻訳の工夫などの翻訳への道程、文学観を紹介する。
    ・「その他」の側から世界を見る
    ヘブライ語 チベット語 ベンガル語 マヤ語
    ノルウェー語バスク語 タイ語 ポルトガル語 チェコ語
    各言語での翻訳の参考になる本、その言語のお勧めの文学、
    その言語を知るための本、その国を知るための本などの
    リスト有り。

    ノーベル文学賞で“その他”の外国の文学者が選ばれるとき、
    その言語から日本語翻訳された作品があることに驚きます。
    そんな“その他”の外国文学翻訳者たちは、どのように
    その言語と出会い、翻訳への道を歩んだのか。
    きっかけは人それぞれ。

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    2023年03月11日
  • 「その他の外国文学」の翻訳者

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    「その他」や「マイナー」扱いされがちな言語――本書ではヘブライ語、チベット語、ベンガル語、マヤ語、ノルウェー語、バスク語、タイ語、ポルトガル語、チェコ語――や文学の研究や翻訳に携わる方々へのインタヴュー。どのような経緯でその言語と出会ったのか、どのような苦労が学習し習得する上であったのか、どのようなきっかけで文学作品を翻訳することになったのか等、興味深い話だった。本書に登場する方々はいずれも翻訳専門ではない点が意外だった。
    大型書店の海外文学コーナーでふと、馴染みの無い国・地域/言語/作者の名前の一冊に目が留まり、手を伸ばし購入した経験は誰しもあるだろう。そのような経験そのものの契機をつくり

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    2023年03月03日
  • 「その他の外国文学」の翻訳者

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    読み物として面白い、ブックガイドとしても面白い......。盛りだくさんの出会いがある一冊だった!バスク文学も気になるし、タイももっと読みたい。ガイブンの沼、まだまだ深かった。

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    2023年02月09日
  • 「その他の外国文学」の翻訳者

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    先日ネット配信された『その他の外国文学翻訳の楽しみと苦しみ』というタイトルのイベントで、「本当に面白い本なのでぜひ読んで!」と韓国語翻訳の斎藤真理子さんが絶賛していただけあって、登場するみなさんはもちろん、インタビューも読みやすく、もっと知りたい人のための読書案内、学習者のための参考図書の紹介まで、至れり尽くせりのおもしろさ。

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    2022年12月12日
  • 「その他の外国文学」の翻訳者

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    翻訳というものは単に言葉を違う言葉に置き換えるだけのことではなく、文化や歴史、ほかの国との関わりやその言葉がどのように扱われてきたかなどをふまえて作り上げるものであり、その難しさ、おもしろさが書かれている。読まれるときには読者に背景がわかるようにしつつも、作品のおもしろさや流れが損なわれないように翻訳者は苦労する。まえがきにあるとおり、「その国や地域の社会的・歴史的コンテクストと、それを取っ払っても通じる文学としての面白さ」を持つ外国文学を読むことで「「その他」の側から世界を見ること自体が重要なのだ」が、それができるのは翻訳者のおかげだ。この本の中で紹介されている「その他の外国文学」の作品もお

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    2022年11月24日
  • 「その他の外国文学」の翻訳者

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    序にあたる部分で韓国文学翻訳者の斎藤真理子さんの文章が良い。英語一強の世界で、”その他”の翻訳者は「でこぼこを埋める人なのか?またはでこぼこはそのままにして、ここに道があるよと示してくれる人なのか?」
    どの翻訳者の方も、マイナー言語を選んで翻訳するにあたり、その国・地域の文化や歴史、言語の特徴を知り紹介したい、翻訳にそれを反映させたいと努めておられた。一方で、それ一辺倒でもいけない、単に面白いから訳すのだ、という姿勢もあるようだった。
    思えば、外国語の文学作品を読むこと自体がほとんどないし、あっても何語で書かれたかということを意識することは皆無だったように思う。おそらくこれまで読んだもののほぼ

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    2022年09月10日
  • 「その他の外国文学」の翻訳者

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    翻訳してくれるから手にできる本があって

    マイナー言語を学んでた身としては
    面白さもあり、
    熱量が大事だと実感。

    また勉強しようと思える

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    2022年08月26日
  • 「その他の外国文学」の翻訳者

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    外国文学を読むときに、「誰が書いたのか」は見ることはあれど、「訳者は誰か」について考えるのは、かなりの本好きでないとあまりないような気がします。

    そして、翻訳そのものも、原書に沿った直訳が好きな人もいれば、意訳を好む人もいます。

    今自分が取り組んでいる英語ですら、難しく感じるのに、豊富に教材があるわけでもなく、まして辞書すらない言語に立ち向かっていく、本に出てくる訳者たちは、それぞれがオリジナルの学習法を編み出していて、非常に面白かったです。

    共通しているのは、辞書があることの便利さと、現地で学ぶことの有意性でしょうか。

    平坦な道では決してない、そして報われるかどうかもわからない、相当

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    2022年08月24日
  • 「その他の外国文学」の翻訳者

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    1回目の感想
    とても面白かった。外国文学を翻訳で読むことの意味やそれぞれの翻訳者の目指すところなどを知ることができて刺激になった。

    2回目
    芸術、スポーツ、科学etcの分野でそれぞれに「すごいひと」はいるけれど私にとってのトップオブ「すごいひと」は言葉をあやつるひとだ。あまりにもはるか高みに位置するひとたちなのでめまいがするほどだ。子どもの頃から翻訳文学が好きだったので本当に翻訳者の恩恵をたっぷり受けてきたと思っている。もっともっと文学作品を読みたくなった、もちろん「その他」の外国文学にも挑戦するつもりだ。

    2025年2月チェコ語の阿部賢一さんが読売文学賞受賞

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    2022年07月29日
  • 「その他の外国文学」の翻訳者

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     私は元々外国語に興味はあるが、外国の文学は人から借りた本や有名な作品のいくつかしか読んでこなかったので、この本で紹介された様な「その他の外国文学」にくくられるものは読んでこなかったように思う。ですが、この本を読んだことで、日本で「マイナー言語」とされている言語で書かれた翻訳本を読んでみたいと思った。
     この本でインタビューされていた翻訳者の方たちは元々大学で割とメジャーな言語(フランス語など)を学んでいたが、ひょんなことから別の「マイナー言語」やその作品に見せられ深く学ぶようになった人が多いように感じた。思いがけない面白い出会いはあるのだなと思った。
     この本ではそれぞれの翻訳書の方のおすす

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    2022年07月05日
  • 「その他の外国文学」の翻訳者

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    チベット語、ベンガル語、マヤ語など、マイナー言語の文学の翻訳者に丁寧に取材し、その言語を習得したきっかけ、翻訳本との出会いを綴った本。流石、白水社の視点はスゴイ!

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    2022年05月19日
  • 「その他の外国文学」の翻訳者

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    ネタバレ

    白水社でないと出せない本!その他の言語から訳された本は、大体外さない。そりゃそうだ。出版までのハードルがもう一つ高いんだから。ともかくなんか熱量高い。緩いひともなんか突き抜けてる。愛だよ、って言った人いたなあ。

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    2022年05月13日
  • 「その他の外国文学」の翻訳者

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    発売前から期待していたが、読んで本当によかった。
    海外文学を読む上で、その仲介者くらいの位置付けしかしていなかった翻訳者の方々の、翻訳にかける並々ならぬ熱意と努力が知れて、また一つ世界が広がった気がする。単語の意味だけでなく、文法も、その土地独特の文化も自力で調べなければならない。その上、出版社に持ち込むために企画を練ったりもする。マイナー言語であるというだけで、その苦労は底知れない。
    一つの物語を伝えるとき、そこにまた一つの物語、翻訳者の人生が生まれるんだなあ。

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    2022年05月10日
  • 「その他の外国文学」の翻訳者

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    外国語を習得するためのヒント、心構えが随所に出てくる。また、翻訳の理論を学ぶための参考書籍が各章ごとに紹介されているのがありがたい。

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    2022年05月04日
  • 「その他の外国文学」の翻訳者

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    翻訳の苦労や翻訳家になったきっかけなどを読むことができます。未開拓の世界を進む行動力が印象に残りました。様々な国の言語や文化も学べます。外国文学に興味がある方におすすめの本。

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    2022年04月25日
  • 「その他の外国文学」の翻訳者

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    はじめて読む言語学の本でした。最初に読むにはマイナー言語が多くてとっつきにくいかと思いましたがそれぞれの言語の良さが分かりやすくまとめてあってよかった。個人的にはチベット語とバスク語チェコ語がいいなぁと感じました。知らない国の言語から社会情勢、歴史にまで足を踏み入れて作品を翻訳していく翻訳家はやはり勤勉でたくましいと思った。

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    2024年12月16日
  • 「その他の外国文学」の翻訳者

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    私は海外の翻訳ミステリーが好きだが、北欧とか、一度英訳されて後に邦訳されるケースを目にするので、「その他の」と一括りされる外国文学の翻訳者がどんなものか興味を持った。言語との出会い、学習のアプローチはそれぞれ異なるが、いずれも辞書や発音記号もわからない様な手探りの状態から道を究められた熱意に感動した。
    また為政者の都合や侵略などで母国が使えぬまま失われた言語もあり、とても興味深く読んだ。

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    2024年08月27日