ブリットベネットのレビュー一覧

  • ひとりの双子

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    ネタバレ

    色の薄い2人の黒人が故郷を飛び出す。
    一方は黒人と結婚して故郷に帰り、もう一方は白人として暮らし白人と結婚して裕福に。
    そしてその子供たちは、トランジェンダーの恋人を持ち、自分の本当の姿を見失う。

    昔のアメリカに強く残る人種差別を濃く書かれた一冊。
    白人になりすましたステラは、裕福に暮らせるけど秘密のせいで私生活や娘との関係が上手くいかず元の家族とも疎遠に…
    一方のディジーは、真っ黒な子供を産み元夫からの暴力に晒されたが、娘や恋人や母親と良好な関係が築いた。
    ちょっと悲しいのが、ディジーは娘に秘密を作らなかったけど、娘はディジーに秘密を作ったこと。

    なんだか2人とも報われない…
    ちょっと不

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    2023年01月12日
  • ひとりの双子

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    ネタバレ

    後半が面白かった。
    黒人のお母さんと、白人のお父さんの間に生まれた子どもは、黒人という扱いを受けることに驚いた。
    見た目が白人でも、実は黒人の血を引いているというだけで、ネガティブな感じになるのは衝撃だった。

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    2022年09月20日
  • ひとりの双子

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    「白い黒人」と呼ばれる人々の属性への拘りとその重さ。ここに出てくる人々の真剣さが、ずっしりくる小説。
    書き手の真面目さが、最初から最後まで続くので、途中息抜きがしたくなった。

    肩が凝りました。小説として、どこかで力を抜いてほしかったな。

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    2022年09月14日
  • ひとりの双子

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    肌の薄い黒人の双子の姉妹の話。ひとりは白人として生きる道を選び、もうひとりは自分より肌の黒い黒人と結婚する。

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    2022年09月14日
  • ひとりの双子

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    ネタバレ

    2022/05/26予約 6

    人間が人間を分類すること。黒人、白人、その違いは知識としてあったが、さらに黒人の中に、より色が薄い人が優越感を感じ、=白人と偽り生きる人がいる。
    思う以上に根深い問題というか、考え方なのだろう。
    双子のうち一人は白人として生き、もう一人は自分より、より黒い人との間に子どもを持つ。

    この話を読んで、米国の大統領で黒人であるということは、どれほどの努力、学力、知力、魅力などが必要なのだろう。改めてオバマ元大統領を素晴らしいと思う。

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    2022年07月20日