小路啓之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレパッと見には男親の育児生活を描いた家庭漫画のようで、実際ほのぼのシングルファザー奮闘記にしか見えない回もあったりするんだけど、設定はかなりすごいです。
主人公は30代独身のロリコン男。向かいのアパートで虐待を受けていた小さな女の子を、半ば救出目的、半ばいたずら目的で攫ってきてしまう。
奈良美智のオブジェのように凶暴な目つきをしたこの女の子にあっさり懐かれた主人公、父親としてこの子を育てることを決意し数年ぶりに実家に帰ってみれば…
そもそもの出だしから破綻を前提として始まっているこの話、ひとつの犯罪が次々と犯罪を呼び込んでどんどん深みにはまっていく。
子供を幼稚園に通わせたり偏食に苦労したりと -
購入済み
最終話を残し永遠の未完
小路先生の絶筆作品で未完です。
第七話のラストから、どう終わりを迎えるのか、想像も出来ません。
連載時のミラクルジャンプ2016年5月号の休載が無ければ、もしかしたら最終話まで読めたかもと思ってしまう。 -
Posted by ブクログ
前巻の最後に小市民マルキの価値観は大きく変わる。
その次の話からは主人公も変わったようだ。
とにかくマルキはしばらく出て来ず被害者・遺族友の会「淀川中華飯店」の出前班マチキタかなごを中心に話が進む。
舞台は地上に移り、海外刑務所から多数の犯罪者が脱獄した大事件を軸にストーリーは進む。
これを機にかなごは父の仇であるポポネポに迫ろうとする。
前巻と比べると様々な事が起こりストーリーが進んでるように感じる。
が、謎が明かされないまま謎が増え、話も大きくなったので遠回りしているようにも思える。
今巻も事の大きな変化は最後に起こった。単行本になった際の構成も考慮しているのだろうか。
あと、かなごは