遠藤英俊のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
タイトルにあるように自分と家族の認知症の介護と手続きの本です。
母が認知症の初期の状態なので読みました。
もっと早く読んでおくべきだったと思いました。
認知症の発症率は65~69歳では全体の3%程度。
70歳前半では4%程度。75歳~79歳は13%。80歳以上では前半で23.8%でぐっと上がり(うちの母はここです)後半ではまさかの41.4%。90歳超えると全体の6割だそうです。
これでは、もう私もあなたもみんな認知症ですね。
進行速度は個人差があり、あまり進行せずに10年以上生存する人も少なくない。
「えっ!認知症で死ぬの~!!」知らなかったです。
母にはこの本は見せられないと思いました。
認知症を防ぐ食品としてお勧めはカレー。
緑黄色野菜や果物、イワシ、アジ、マグロなどの青背の魚。牛乳やチーズなどの乳製品(他の本ではNGでしたが)。緑茶を一日二杯以上飲む群は1週間に3杯までしか飲まない群に比べ、認知機能の低下リスクが半減したことが確認されているそうです。
あと自宅での介護には限界があり、ホームに入らなければならなくなる時がくるとありました。
悲しくて悲しくて泣きたくなりました。
でも、ホームに入るには特別養護老人ホーム(特養)以外はお金がかなりかかります。
特養には要介護3以上でないとはいれないのです。
順番待ちもあるそうです。
私も将来が心配なので絶対必要以外の本を買うのはやめようかなと思いました。
収入は上がらないのだから減らせるものを減らすしかないです。 -
Posted by ブクログ
・介護経験の前に出会えて本当に良かった本!タイトル通り、認知症の人が見ている世界は私たちが見ている世界と全く違うんだなあと知れた。優しく寄り添って、認知症と一概にまとめずにその人の人生を尊重することが大事なんだー。とにかく、否定しない・怒らない・ゆっくり話す・優しく微笑むことが大事!自分のことを忘れていても「この人といると楽しい」って安心してもらうことがすごく大事だと学んだ。認知症の人はいつも頑張ってるんだ
・認知症って何もかも分からなくなるんだと思ってたけど違うと知れた!!漫画だから読みやすいし凄く勉強になった。たとえ認知症患者が暴力的になったりいろんなことができなくなっても介護者の言葉や表情には凄く敏感なんだ、、そりゃそうか、、1番大事なのは介護する人が幸せで余裕を持っていることだと改めて思った。そのためには1人で抱え込まずに周囲の人の力を借りるのが大事だしやっぱりお金必要だなあ、、
・よくうんちを引き出しに入れちゃうとか聞いたことあったけど、それもよくある症例の一つということを学んだ。
おしりの筋肉ゆるんでうんちが床に落ちる→ 嗅覚が衰えるからうんちをうんちと認識できなくなる→お菓子かな?と思って拾う→なんかベタベタしてるから拭かないと→介護者に怒られる→「え、迷惑かけてなくない?なんで怒ってんの?」の流れには納得!!
・切なかったのは、認知症の人は自分が1番輝いていた時期に戻るという事例。男性は仕事をしていた時、女性は子育てをしていた時に戻るのが多いらしい。家族のことがわからなくなっても仕事に行かなきゃいけないことは覚えてるのとかあまりにも悲しい、、そうなりたくないけどそれも家族のために頑張ってきたことだから切ないなあ。自分が認知症になったらどの時期に戻るんだろう、、、より今の人生を悔いがないように生きたいなあって思えた。
-
Posted by ブクログ
現在、在宅で父の介護(生活支援)をしています。認知症は徐々に進行するため、先が見えず、精神的な負担がかなり大きいです。認知症は様々な症状があるし、個人的な性格も違うし、家族関係の良し悪しも全然異なると思います。
この本には、認知症の方の心理を知ることで、家族側のメンタルを守るヒントがたくさんあります。認知症家族の介護をしている方、もしやと心配している方、全てにおすすめします。この本の内容を知っているか、知らないかでは自分の心のケアが全然違うと思います。
ちなみに私の父は性格が強烈で一緒に生活するのはかなりしんどいです。個人的には仏教哲学を自分なりに学んで、父に対しては感情的に反応しない、否定しない、期待しない、の「3ない」で自分のメンタルバランスを整えるようにしています。 -
Posted by ブクログ
NHK『視点・論点』で著者の川畑さんのお話を聴き、とても興味深くこの本を読むきっかけになりました。
認知症について「ごはんを食べたことを忘れる」「『あなた誰?』と言われる」といったイメージがあるのではないか、といった話が冒頭にありましたが、この本を読むまでまさにそうでした。
本編での認知症の当事者視点からの行動理由は驚くことばかりで、想像もできないパターンがほとんど。
いかにこれまで何も知らないでいたか、そして行動の意味に何となくでも見当をつけられれば介護者のストレスも多少は軽減できるかもしれない、そんなことを基本のきから教わった気がします。
字が少し大きめでマンガのボリュームが多めなのもとっつきやすくてあっという間に読めました。
今まで親をはじめ周囲に認知症のきざしがみられる人はいなかったけど、いつ介護者になるかもしれないし、自分が当事者になる可能性だってある。
その心構えのためにも今読めてよかったし、これから先もお守りじゃないけど手元に置いておきたい1冊です。