永井みみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
<あらすじ>
認知症を患うカケイは、多くの「みっちゃん」たちによる介護を受けながら暮らしていた。あの時、継母から毎日薪で殴られ、息子の健一郎が生まれてすぐに亭主が、自らの連れ子であったみのるをのこして蒸発した。そんなカケイはみっちゃんから「今までの人生をふり返って、しあわせでしたか?」と尋ねられ———
<感想>
認知症である語り手の内面に、ここまで踏み込んだことはなかった。私のこれまでの人生が対して長くないからか、おそらくほかの読者よりも、この物語の深みを感じ取れなかったと思う。それは経験がないことに対する幸福なのか、未来のための準備をしない傲慢さなのか。だから私は、この一冊を未来へつなぐ。 -
Posted by ブクログ
独特な方言?話し言葉、文体で描かれる
ひとりの老女の人生。
刻一刻と迫ってくる死期や、認知の進行、
それに気づいてるのか気づかないようにしてるのか
老女のカケイは自らの人生を語っていく。
その人生は決して楽な道ではなく、
しんどい惨いを詰め込んだ人生のように思えた。
しかし、あることをきっかけに
実はそうではないんだということがわかる。
しんどいことが多々あったのは事実であるが、
カケイの人生は幸せだったか?と問われると、
彼女はまっすぐに「幸せでした。」と、
話すのである。その、彼女の芯の強さが
同性から見てもかっこよく人生を全うしてるなと感じた。
躓いたときや、
上手くいかないこと