作品一覧
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-<特集>『新・日常考―きのうまでと違うこと』 「非日常」が私たちの「日常」を覆いつくしてから、二年余りが過ぎました。いままた恐ろしい「非日常」を告げるニュースが途切れず、不安な日々が重ねられていきます。それでも、きのうより今日を、明日こそはと願う気持ちは万国共通のはず。新・日常考―きのうまでと違うこと。「日常」を問い直し、新たな日々を編むための試みです。 【目次】噓でもいいから/堀江敏幸、斎藤茂吉の危機と再生/小池光、離れて働く、みんなと働く/酒井順子、特集とりとめな記/ 特集編集班、週末のアルペジオ/三角みづ紀、藤沢周・連作小説館⑥/藤沢周、猛獣ども/井上荒野、町田康の読み解き山頭火/町田康、しおり物語/岡もみじ、アマネク ハイク/神野紗希、兼好のつれづれ絵草紙/三遊亭兼好、漱石クロニクル―絵で読む夏目漱石の生涯―/大高郁子、楸邨山脈の巨人たち/北大路翼、Dr.よねやまの芸脳生活芸術家の生き様を医学で考える/米山公啓、江戸の愛猫/宮川匡司、気まぐれ編集後記/万年editor
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレけど、はずかしいなぁ。おむつあててて、ガニ股で、手を引かれて、えっちらおっちら赤ん坊歩きするまで長生きするなんて、正直おもってなかったなあ。(P16)
認知症を患っているカケイさんの一生の振り返りの物語。
母は早逝し、まま母にこきつかわれ、後妻に入れられ、亭主に捨てられ…自分にはミシンしかなかったと思っていたけれど。
数少ない全世界で平等に降りかかるかもしれない現実、50年ほど生きてきてある程度色々なことをやり過ごせてきたけどまだここには不安を掻き立てるものがあって人生ってどこまでも自分ではどうしようもできないことがあるな、と思う。
ミシンは伯母が内職で色々と作っていて最近聞いたのは夜