感情タグBEST3
Posted by ブクログ
大雑把で子供のような日出男と行方不明の父の面影を忘れられないアキラ。懐かしい昭和を背景にして、横浜の人々との温かな交流を活写。笑える筈の彼らの言動も、どこか切なくて哀しい。リズミカルな展開もいい。
Posted by ブクログ
小学生のアキラの毎日は、つぎはぎの夢みたいに突飛なできごとの連続で、そこにはお父さんがいて、もがきながら生きる大人たちがいて…。
言葉にならない未結晶な気持ちが伝わってくるようで、胸が締め付けられました。
くだらないことも、大切なことも、トラウマ級のできごとも、同じ濃さで過ぎていくけれど、大人の私から見たらめちゃめちゃハード…!
予想外の展開にかなりびびります!
小学生にできる精一杯を実行したラストシーンはまるで大人になるための儀式のようで、清々しく、切なかったです。
Posted by ブクログ
「親とはこうあるべき」みたいな理想像を作ろうとして戸惑いながら暮らすのもいいかもしれないが、子供の隣で自分の人生を精一杯楽しむだけでも、主体的な思考と感性を育てる良い教育になるのではと思わされた。
子供が持つような瑞々しい感想を意識して言葉を使っていて、類似の少ない形の小説だと感じた。