【感想・ネタバレ】ジョニ黒のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

大雑把で子供のような日出男と行方不明の父の面影を忘れられないアキラ。懐かしい昭和を背景にして、横浜の人々との温かな交流を活写。笑える筈の彼らの言動も、どこか切なくて哀しい。リズミカルな展開もいい。

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2024年01月16日

Posted by ブクログ

小学生のアキラの毎日は、つぎはぎの夢みたいに突飛なできごとの連続で、そこにはお父さんがいて、もがきながら生きる大人たちがいて…。
言葉にならない未結晶な気持ちが伝わってくるようで、胸が締め付けられました。
くだらないことも、大切なことも、トラウマ級のできごとも、同じ濃さで過ぎていくけれど、大人の私から見たらめちゃめちゃハード…!
予想外の展開にかなりびびります!
小学生にできる精一杯を実行したラストシーンはまるで大人になるための儀式のようで、清々しく、切なかったです。

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2023年11月23日

Posted by ブクログ

「親とはこうあるべき」みたいな理想像を作ろうとして戸惑いながら暮らすのもいいかもしれないが、子供の隣で自分の人生を精一杯楽しむだけでも、主体的な思考と感性を育てる良い教育になるのではと思わされた。
子供が持つような瑞々しい感想を意識して言葉を使っていて、類似の少ない形の小説だと感じた。

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2024年01月20日

Posted by ブクログ

『ミシンと金魚』でデビューした永井みみさんの新作だ。小学4年生のアキラが綴る、パワフルで下品でシッチャカメッチャカな夏休みの記録である。
想像力豊かな小学生の世界は広いようで狭い。そして、書かれていることのどこまでが本当に起きたことなのか疑問に思う箇所もちらほら。そうした一見無関係に思えるエピソードが、後になって繋がってくる。乱雑に書き散らしているようで、実はしたたかに計算しているように思える。
認知症のお年寄り→小学生の男の子と来て、次作はどんな作品を届けてくれるのか。とても楽しみだ。

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2024年01月15日

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