篠有紀子のレビュー一覧

  • 閉じられた9月

    あの頃の

    短編「センシティブ・パイナップル」が読みたくてずっと探していました。BookLiveにあって嬉しかったです。9割がた忘れていた内容も今読むと新鮮でした。
  • 碧のクレッシェンド

    30年ぶりに再読

    北海道の実家にいた学生の頃、篠有希子先生の作品好きで読みました。
    『センシティヴ パイナップル』が印象的ですね。
    このリロイ&ラス&シェリィの連作シリーズは、いつか続編が描かれるのを心待ちにしていた作品です。
    篠有希子先生、作風変わっても絵柄変わっても良いので、彼らのその後の活躍を描いてほしいです。
  • 花きゃべつひよこまめ(1)
    この世界観がすごく好き!
    少女漫画?はほどんど読まないけれど、これは大好きです。
    今は本屋さんにも古本屋さんにも無いのが悲しいです...
    ケメ子と同じ誕生日で嬉しい!
    でも誕生花が毒ニンジンなのはちょっと...
  • アルトの声の少女 1巻
    昔、従姉の部屋でチョロっと読んで、長らく気になっていて、
    ずーっと後になって入手し、確認した全3巻。
    主人公が少年っぽい体型の女子という、性の未分化を暗示するかのような設定。
    恋愛要素は薄く、主眼は家庭の問題と、女の子同士の友情の濃いぃヤツ。
    アクセントを添えるために男子も登場させている風だけど、
    ...続きを読む
  • さみしい夜の魚
    ふとタイトルを思い出したので古書店で購入した
    懐かしの昭和少女マンガ。
    しかし、ずっと前に読んだことがあると思ったのは
    気のせいだったか、ページを捲れども既視感を覚えず。
    収録作は

     さみしい夜の魚
     つぐみの鳴く樹の下で
     パラレル
     季節の迷宮(ラビリンス)

    表題作は1980年代の孤独な都会...続きを読む
  • 意地悪
    他のマンガのついで感覚で借りた一冊。
    篠作品はLaLaで活躍していた頃の一時期しか知らないし、
    既読コミックスは『アルトの声の少女』のみなので、
    新鮮な期待に胸を膨らませてみた……が、
    主にバブル期に発表された、放蕩臭(笑)漂う作品群で、
    今一つだった。
    表題作は、博愛主義を標榜する男子大学生が、
    ...続きを読む
  • アルトの声の少女 1巻
    小学生以来。読み返すと、ここまであからさまでおセンチな感じだったかしらん、と驚く。内田善美の「ひぐらしの森」の数ヶ月後に連載が始まっているのですね。男の子っぽい女の子は誰にも属せず、誰も所有せず、でも人気者で、女の子っぽい女の子はエキセントリックで、正直で、ワガママで、たったひとつ以外は何も要らない...続きを読む
  • 花きゃべつひよこまめ(1)
    空想するのが日常的なほやんとしたお母さんと家族の話。和む。巻が進むにつれ内容がうすくなった印象があり残念。