三品ゼミのレビュー一覧

  • リ・インベンション―概念のブレークスルーをどう生み出すか

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    笑う消費者、泣く企業。

    ■再読の背景
    最近読んだ「武器としての資本論」にあったイノベーションに対する考察が興味深かったで、あらためて本書を読み返した。資本論には"笑う消費者"の考察はないものの、イノベーションに成功しても労働者(ひいては生産者)がなぜ幸せになれないのか、報われないのかという視点があり、本書と共通している点が興味深い。
    相対的な生産手段の獲得(絶対的な手段=労働力の増加ではない、すなわちイノベーションによる高機能化、コストダウン)は消耗戦である…と。

    ■概要/感想
    では結論、イノベーションへの解は何か?
    それは「リ・インベンション〜前衛への挑戦〜」であると

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    2021年05月23日
  • リ・インベンション―概念のブレークスルーをどう生み出すか

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    イノベーションとリインベンションの違いから、リインベンションの実例紹介。そして、リインベンションのやり方。日本企業への提言。

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    2014年01月07日
  • リ・インベンション―概念のブレークスルーをどう生み出すか

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    いくつかの具体的なケースから学べるイノベーションの数々。日本のモノつくりのきっかけのように思います。

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    2013年07月28日
  • リ・インベンション―概念のブレークスルーをどう生み出すか

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    実例豊富で大変わかりやすい。
    皆、うすうす感じている企業競争への恐れを、説得力をもって解説、転換を促している。

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    2013年06月24日
  • リ・インベンション―概念のブレークスルーをどう生み出すか

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    今年読んだ本の中でもかなりのヒット!でした(*^-^*)

    『リ・インベンション』とは、今ある製品(特に成熟期や衰退期にあるすでに消費者が見慣れた製品)を、最新の技術やニーズの変化に対応して、一からやり直そうとすることです。

    その時に大事なことは、
    製品のコンセプト「誰に、何を、どのように提供するモノなのか?」を見直してみること。

    例えば、iPhoneはイノベーションだったのでしょうか?
    斬新な技術を新発明したわけではありません。Appleが掲げた新たな視点のコンセプトから、既存の技術を結集して生まれた製品です。
    これは、イノベーションではなく、『リ・インベンション』と言えるのかもしれませ

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    2014年01月04日
  • リ・インベンション―概念のブレークスルーをどう生み出すか

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    ■ひとことで言うと?
    リ・インベンションの鍵は「こだわり」「顧客洞察」「少数精鋭チーム」

    ■キーポイント
    - リ・インベンションとは
    - 既存製品の再発明
    - 暗黙の不合理の解消、新技術による革新的な性能向上
    - 既存のコンセプト(評価軸)を疑う
    - 誰に(Who)、何を(What)、どうやって(How)届けるか?
    - リ・インベンションに必要なこと
    - 強いこだわり:「やりたいこと」を中心に据える
    - 深い顧客洞察:ユーザーの潜在的な需要を発見・創出する
    - 自由な少数精鋭チーム:既存組織のしがらみに囚われずに活動する

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    2023年06月19日
  • リ・インベンション―概念のブレークスルーをどう生み出すか

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    9つの事例をもとに、「あたりまえと思っているものについて、ターゲットや進化の方向を変えて革新を行う」というリ・インベンションを説明。前半は事例の解説、後半はそれら事例を基した経営・組織論。9つの事例以外にも、日本の失敗事例などもあり。

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    2014年04月11日
  • リ・インベンション―概念のブレークスルーをどう生み出すか

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    引き算の美学。
    ・ラジカセ - 録音機能、スピーカー =ウォークマン
    ・パソコン - キーボード、マウス、USB =iPAD
    ・扇風機 - 羽根 =ダイソン・エアマルチプライヤー
    大量生産、大量消費を前提とした製造業の時代は終わった。物質的な豊かさから、精神的な豊かさへ。テレビの画面サイズ、画素数、太陽電池の変換効率。車の燃費競争も危ない。数値的なパラメーター、価値観はすぐに模倣され、過当競争になる。
    モノが溢れた今、人々が求めるのはより充実した時間の過ごし方とか体験だ。評価軸自体をつくり替える必要がある。質感、操縦感、乗り心地など数値化できない価値は模倣できない。

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    2013年09月26日
  • リ・インベンション―概念のブレークスルーをどう生み出すか

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    戦略論では旬な三品先生の最新本、相変わらず鋭いツッコミです。日本企業はブルーカラーをホワイト化したが、どうじにホワイトカラーをブルー化してしまった、というのは思わず笑ってしまいました。当たらずといえども遠からず。

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    2013年08月28日
  • リ・インベンション―概念のブレークスルーをどう生み出すか

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    戦略不全の論理を読んで以来、その鋭い指摘に共感できるところが多く、気になる存在になった三品先生の最新刊。
    さまざまな事例紹介も興味深い。
    リ・インベンションではやりたいことを持った個人が先にいて、あとからプロジェクトが立ち上がるのが普通であって、安易な社内公募に走ると、顧客にそっぽを向かれるだけという指摘に、思わず苦笑い。事業が厳しくなると、新規事業を検討するワーキンググループが各地で立ち上がるが、一過性で終わることが多く、本当に真剣に考えている人は一体どれだけいるだろうと首を傾げることが多い。
    一通り読み終えると、大企業が大企業として生き続けることが厳しいと思わざるを得ない。特に日本の大企業

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    2013年08月13日
  • リ・インベンション―概念のブレークスルーをどう生み出すか

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    10年以上の積読だったので、筆者の提言も虚しく日本企業の存在感低下が更に進んでしまっている感じがするのが寂しい。そうは言いつつ自分も旧態依然の日本企業でイノベーションもリ・インベンションもせずただ働いてきただけだったので、その原因に一役買ったか。ただ最近は日本企業でも組織構造や雇用、意識の見直しが進み始めているように思い、その先にリ・インベンションがあるといいなと思うし、そういう視野で世界を見ながら働くことは意識付けたい。

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    2025年06月13日
  • リ・インベンション―概念のブレークスルーをどう生み出すか

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    P:285 推定文字数:203490(17行×42字×P) 抜き書き:2541字 感想:355字 付箋数:8
    (対ページ付箋:2.80%、対文字抜き書き:1.24%、対抜き書き感想:13.97%) 

    ※付随して読みたい本
    どうする? 日本企業(東洋経済新報社) 三品和広 

    話題は広くて、少し古い音楽や絵画でのイノベーション的限界により日の目を見なかった作品群の話など、とても惹きつけられて一気に読める。

    ・織機で布を織るには開口、よこ入れ、打ちの三つの動作が必要。たて糸の偶数群と奇数群を上下に分け(開口)、その間を杼(ヒ)という道具でよこ糸を通す(よこ入れ)。通したよこ糸を筬(オサ)で手前

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    2014年06月30日
  • リ・インベンション―概念のブレークスルーをどう生み出すか

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    「どうする?日本企業」や、「戦略不全の論理」で有名な三品先生の本であり、ゼミ生の成果発表的な本でもあります。

    「リ・インベンション」という概念を用いて、日本企業に成長して欲しいというメッセージが含まれています。

    本書で言うイノベーションは技術革新や技術改善として使われており、既存の技術やビジネスの延長線上にあるものを指しています。このイノベーションが救世主の役割を期待された概念であるのですが、機能していませんということなんです。理由として、消費者に受けいられなかったり、利益に結びつかなかったりと。イノベーションが起きても、時代にあわないということで、開発者の努力が水の泡になってしまうケース

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    2014年05月19日
  • リ・インベンション―概念のブレークスルーをどう生み出すか

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    ■リ・インベンション

    A.イノベーションが有効ではない理由は、次の通りである。
    ・イノベーションの背後には汎用部材技術の進歩がある。よって、新製品を生み出しても競合他社が容易に追随できる。
    ・メーカーは「いいものを作れば売れる」と、技術の向上に励んできた。だが、「いいもの」かどうかは市場によって異なるため、向上した技術が評価されないことがある。
    ・消費者の製品を評価する目が肥え、単純に性能向上や多機能化を謳っても、容易に飛びついてくれなくなった。

    B.従来の製品のコンセプトを見直し、「誰に」「何を」「どのように提供するか」、この3 つのいずれかを大きく変えて、新しい価値基準を打ち立てること

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    2013年05月08日
  • リ・インベンション―概念のブレークスルーをどう生み出すか

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    好例として羽根のない扇風機。技術革新が進むなか、消費者の目は肥え、競合企業の追随は容易に。製造業のなかで生き残るには。

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    2013年05月03日
  • リ・インベンション―概念のブレークスルーをどう生み出すか

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    リインベンションとは直訳すると「ゼロから事物を再発名する」。ドラッカーはポスト工業社会のキーワードを知識に求めたけどそれでは安易すぎると著者は指摘。知識は資本と同様に蓄積できるけどもっと希少性が高いのは前衛への挑戦、起業家精神。5
    改善、イノベーションは供給過剰でイノベーションしたけど儲からずな状況に。イノベーションのコモディティ化。市場が移ろうとするときは従来市場の枠内でイノベーションを重ねてもまったく報いられない。35
    ジャズは怒濤の勢いでイノベーションを起こした。しかしロックの登場で危機に。マイルスのみビッチェズブリューでジャズからリインベンションした音楽で自己革新して生き残ったが多くの

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    2013年04月29日