ジョーミラーのレビュー一覧

  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来

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    本書『mRNAワクチンの衝撃: コロナ制圧と医療の未来』は コロナワクチンを開発した会社の1つであるドイツのビオンテックを取り上げたノンフィクションだ。 日本では同じようにmRNAを用いたワクチン開発会社であるモデルナはよく知られているが、ビオンテックについてはあまり知られていないかもしれない。本書にも詳しく買いてあるが、それほど規模が大きくなかったビオンテックはワクチン配布にあたってはファイザーと提携しており、日本では”ファイザー”ワクチンと呼ばれていたからだ。

    生物を真面目に勉強した人をのぞいて、コロナワクチンが広く利用されるようになるまではRNAという単語を知っている人はほとんどいなか

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    2024年03月18日
  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来

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    コロナ禍に身をおき、コロナワクチンを実際に接種した一人として、ワクチン開発から実用化までのストーリーを臨場感をもって読むことができた。

    〜感銘をうけた文章〜
    エズレムがよく好んで強調するように「イノベーションは一度には起こらない」のだ。いくつもの個々の発見が、ときに何のつながりもない分野で同時に起こり、積み重なっていく。やがて、それらのアイデアや研究者が出会い、融合したとき、人類は総体として、とてつもなく大きな飛躍を成し遂げることができるのだ。

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    2022年06月30日
  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来

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    ドイツのトルコ移民2世が創業者のビオンテックのコロナワクチン開発物語。起業物語として創業者の意思決定などの話も勉強になる。mRNAについても少しだけ理解が深まった。

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    2022年06月25日
  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来

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    【はじめに】
    2019年末に中国で発生したコロナウィルスは瞬く間に世界中に拡散し、多くの命を奪い、社会的・経済的損失を拡大させた。コロナワクチンは、その影響の際限のない拡大を今ある程度までに抑えることに大きく貢献することとなった。本書は、このコロナワクチンが驚くべき速度で開発された成功ストーリーについて書かれている。

    著者のジョー・ミラーは、ファイザー製ワクチン開発の主役となったビオンテック社を中心に多くの関係者にインタビューを行った。創業者のウールとエズレム夫妻が本書の主役だが、ビオンテックのその他の数多くの社員や投資家、ファイザーの重役・社員も実名で登場し、人間ドラマも含めて開発物語が紡

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    2022年04月24日
  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来

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    新型コロナウイルス感染症へのワクチンを作り出したドイツの製薬会社ビオンテックの物語。コロナ禍に見舞われたベンチャー企業の社員たちががどのように国やファィザーなど大企業と対峙、連携、調整しながらワクチンをこれまでにないスピードで世に送り出したのか。その怒涛の1年がよくわかる。
    この企業が今後、治療薬を産み出してくれるのか期待してしまう。

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    2022年04月19日
  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来

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    FTフランクフルト特派員と、独ビオンテック創業者夫妻による共著。
    新型コロナワクチンの開発はビオンテック社内で「プロジェクト・ライトスピード(光速)」と呼ばれていたそうだが、本書の出版と、日本語への翻訳もそれぞれ光速のなせる業であり、詳しく、わかりやすく、ドラマチックな傑作ノンフィクション。

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    2022年04月07日
  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来

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    “Project Light Speed” ビオンテック社 光速のワクチン開発全記録

    今も世界中で繰り返し接種されているCOVID-19に対するmRNAワクチンの代表選手、ファイザーのワクチンの開発の全プロセスがわかる一冊です。ファイザーのワクチンとは言っても、ファイザーはいわば発売元であり開発・製造しているのはドイツの会社ビオンテック社です。

    ビオンテック社はトルコ系ドイツ人(ドイツが労働力不足からトルコ移民を多数受け入れていた時代に移民してきたトルコ人の二世)夫妻が2008年に作った会社。夫妻とはウール・シャヒンとエズレム・テュレジです。それぞれケルン大学とザールラント大学出身の医師で

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    2022年08月19日
  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来

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    新型コロナによるパンデミック下で、驚異的なスピードで開発され、その有効性においてもこれまでのワクチンとは一線を画すmRNAワクチン。本書はファイザーと組んでこのワクチンを開発したビオンテックの創業者夫婦を描いたノンフィクションだ。
    もともとはがん治療のためにmRNAを研究していたとか、感染拡大の危機感を抱いた時期、資金難で行き詰まる寸前だったとか、小説よりも面白かった。そして金儲けのためではなく、苦しんでいる人を救いたいという開発動機が素晴らしい。立ち上げに当たり資金提供した投資家も素晴らしい。

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    2022年01月30日
  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来

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    ネタバレ

    コロナもあまり騒がれなくなったので復習の一冊。

    ファイザーワクチンの製造経緯を語った本書なのだけど、実はある科学者夫婦が立ち上げたビオンテック社がメインで作り上げていた…など全然知らんことだらけだった。

    mRNAってのはタンパク質を作るように指示する設計図みたいなモノなんだけど、それをコロナに対応するようにする…というのが大筋の発想かな。mRNAワクチンの最大の特徴は、通常のワクチンと違って人の身体自身に抗体を作らせる点。生物学的薬剤とかに近い考えかもね。

    しかしワクチン供給のタイミングが妙に早いと思っていたら、こんなスゲー背景があったとはね…。どちらかというとビジネス書としての色が強い

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    2023年12月25日
  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来

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    コロナのワクチン接種が続いている時期に読めてよかった。
    mRNAの技術が将来、ガンやタンパク質など治療法の確立していない病気に転用できることに期待。
    ※付録が秀逸。

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    2022年12月17日
  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来

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    covid-19のワクチンを開発したドイツのバイオベンチャー企業の開発物語

    ある程度の専門知識があった方が良いが、NHK番組のプロジェクトXのような内容
    mRNAを用いて人間の免疫システムを制御してウィルスを抑制する、史上初のワクチン

    ビオンテック社は技術はあったが治験という複雑なプロセスかつ全世界を対象にした製品化の経験はなく、そこについてはファイザーと提携した

    RSウィルスのワクチンは治験段階で、抗体依存性感染増強(ADE)のため死者が出た。ワクチン開発には常に副反応や流行にワクチン開発が間に合わないというリスクがある

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    2022年11月24日
  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来

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    今でもワクチン懐疑論者が居る中、mRNAワクチンの製造に成功したビオンテック社のそこに至る開発の実態を素人ではあるが、読み進み、この開発が上首尾に成し遂げられ、世界を救うことが出来たことに僥倖を感じました。
    まだ、コロナの感染が収まらす、前の様な日常生活に戻れませんが、次は、軽症者に処方出来る飲み薬の誕生を切に期待します。
    日本発の塩野義のゾコーバが世界を救う、本書でも語られていた国籍云々に囚われる愚を承知しながらもそんな夢?を期待します。

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    2022年09月08日
  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来

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    mRNAワクチンの開発過程が臨場感を感じられる筆致で描かれています。開発者であるウールとエズレムの技術に向き合う人間性が成功への鍵となったことが分かりました。
    今度、フランクフルト近郊へ行く機会があれば、マインツのビオンテック社まで行ってみたいと思います。

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    2022年07月30日
  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来

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    「変異ウイルスとの闘い-コロナ治療薬とワクチン」(黒木登志夫、中公新書、2022)の中で、この本を読んで、著者が衝撃を受けた...とあったので、さっそく買って読みました。
    リアルタイムなので、とても面白かったですし、ビオンテック社(ドイツ)のウール・シャヒン、エズレム・テュレジご夫妻に敬意を表します...

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    2022年07月13日
  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来

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    mRNAとは全ての人間と動物の細胞に存在する、特定パターンの分子。
    それがいわば生物において暗号を運ぶ使者のような役割を果たしている。
    この分子はDNAから細胞内の工場のような場所に一連の指示を運ぶ。
    そこで運ばれた情報をもとに、体の臓器や組織を形作りコントロールするための必須タンパク質が作られる。

    uRNA(ウリジン含有mRNA)

    saRNA(自己増殖mRNA)スパイクタンパク質全体をコードするワクチン。


    modRNAとはスパイクタンパク質全体をコードするワクチンの中で、コブ状の突出部のヌクレオシド配列を調整したもの。

    ビオンテックのワクチンにはmodRNA(修飾ヌクレオシドmRN

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    2022年06月24日
  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来

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    ネタバレ

    ファイザーワクチンを作った夫婦の物語です。大変おもしろく前半はすいすい読めますが、後半は、若干、長く感じました。
    非常に魅力的な夫婦であり、かれらの情熱なしでは、mRNAワクチンの早期の完成は成しえなかったでしょう。

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    2022年06月01日
  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来

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    ファイザー社と組み、11カ月という常識外のスピードで世界初の新型コロナワクチンの開発に成功したビオンテック社。「医療界のゲームチェンジャー」として一躍脚光を浴びているmRNA医薬の技術で世界の最先端を走るバイオ企業の創業者/研究者夫妻に密着取材した迫真のドキュメント。
    非常にタイムリーな話題がここまで早く翻訳までされて我々の手元に届くとはまずスピード感にびっくりする、コロナワクチンの裏側を描いた作品。本当にすごい科学者が世の中にはいるんだなと胸が熱くなった。政治とは距離を置きながらも、ひとりひとりの命を救ってくれたのは彼らなんだ・・・ととても感動しました。日本ではファイザーの名前が独り歩きして

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    2022年02月27日
  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来

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    ビオンテックによるmRNAワクチンの開発ストーリー。
    他でも読んだことのある、mRNAの開発物語を期待して読み始めたんだけどそうではなくて。
    2020年に自分たちの持っている技術を使ってワクチンを開発することを決めてから、考えうる限りのスピードでワクチンを開発し上市した記録。
    そこでは科学者としての専門性だけでなく、全体像を把握して最善を目指すジェネラリストとしての能力も遺憾なく発揮されていた。
    ふと振り返る。自分たちは常に冷静に最善を目指しているか?

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    2022年02月12日
  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来

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    コロナワクチンは、どうやらこれまでのワクチンとは違い医療界の革命だったらしく、どのようなものなのか気になったので読んだ。

    コロナ関連のニュースはあまり見ていなかったので、なんとなくファイザーかモデルナかどっちかの企業がワクチンを作ったと思っていたのだが、違っていた。
    実際には、バイオンテックというそれまで無名だった医療メーカーが、当社の画期的な癌治療技術を用いて開発したものだった。
    (大規模な治験や流通の段階から、ファイザーと協力した。モデルナはその何週間か後に独自で完成させたらしい。)

    本書は、画期的なワクチンの仕組みはもちろんだが、どちらかといえば、優れた洞察力と素早い判断力によって、

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    2022年01月26日
  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来

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    バイオンテック社のワクチン開発までの概略記録本。正月休みに喝を入れてもらえた、良い作品だった。
    (追記)誰向けの本かというと、プロジェクトマネージャーだと思う。リソースの最効率化とスケジュール管理よく書かれてる。

    欲を言えば、もう少しワクチンの知識を得られることを期待していた。

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    2022年01月02日