佐々木鏡石のレビュー一覧
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他の追放ものとは毛色が違いました。
アリシアにはアリシアの正義があって、ノエルにはノエルの正義があって、それぞれの正義を通そうとしたことがすれ違いを生んでいたようです。
結局どっちも悪く、どっちも良かったということかな。
最後は仲睦まじくまとまったけど、夫婦としてはこれからといったところに少し物足りなさを覚えます。 -
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良いとこで終わるな〜
とにかく続きの舞踏会シーンが早く読みたい!!!
虐げられて自己肯定感の低かったヒロインが優しく優秀なヒーローと頼りになる仲間に恵まれて徐々に覚醒していく過程がユニークなキャラクター設定で進んでいくのが面白い!!
アリシアとノエルという双子の姉妹は顔は似てても中身は天使と悪魔のように違っている設定だが…本来のアリシアの凄さを本能的に恐れた凡庸な華やさ位が取り柄の双子妹ノエルの嫉妬心ゆえな気がするし、前聖女エブリン様は民に寄り添う素晴らしい聖女として偉大であったし、アリシアのような優秀で頑張る弟子に対しては優しかったけれど… 母親として息子に寄り添い、立派な王子に育てる能力は低かったことも事実だか -
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ぶっ飛んだ展開
全体的にぶっ飛んだ設定の話が多かったです。ざまぁ要素が分かりやすくて良かったですが、2話の話はぶっ飛び過ぎてちょっとついて行けなかったです。
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地に足をつけて
根を張って生きていく。
出だしこそ既視感のある婚約破棄で始まるけど、聖女の役割もただ祈り、象徴であれ、というのでもなく、人が生きていくために、三貧から抜け出すために何ができるか、何をするか。
実りの少ない土地で、飢餓と隣合わせの人達まで描いて、底辺から農業改革を進めようと奮闘するヒロインには頭が下がります。 -
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婚約
アリシアの作った青い薬の効果が出て、カールの畑は救われます。べと病への特効薬ができたということで、ネリンガ村では飲めや歌えやの大騒ぎです。ロランはグスタフに絡まれていたアリシアを助け出して、ハノーヴァーに向かいました。一つの成果を出したこともあり、アリシアは遂にロランとの婚約を受けることにしました。ここで一旦物語は終わってもいいのでしょうが、まだこれから何かが起きるのでしょうね。
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モノローグ
今回はアリシアとの婚約を解消した王子ユリアンのモノローグ的なお話で、アリシアはあまり登場しません。いつもの婚約解消ものでは相手の王子はバカであることが多いのですが、この王子はそのようではなく、幼い頃先代聖女である母に厳しく躾けられ、婚約者も同じような女性だったため、そこから逃げ出したくなったことから婚約解消に至ったということで、少し同情すべき点があります。いけないのは新たな婚約者となったアリシアの妹ノエルで、聖女のつとめを全く理解していないようなので、これから波乱を巻き起こしそうです。