佐藤淑子のレビュー一覧

  • イギリスのいい子日本のいい子 自己主張とがまんの教育学

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    自己主張の強いアメリカ人、自己抑制の強い日本人、両方に長けているイギリス人を比較し、今後の日本における子どもの教育(主張できる、かつがまんができる子どもへの教育)を模索する。

    本書で、著者はイギリスの文化が良いと言っているのではなく、例として提示している。
    自己主張もできなければ自己抑制もできない最近の日本人の傾向に警告し、周りの者の気持ちを配慮しながら自己主張(自分の考えを伝える)できる人間育成、環境づくりを提示する。

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    2023年08月04日
  • 日本の子どもと自尊心 自己主張をどう育むか

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    日本では自己主張しないように育てる風潮があるというのは分かったけど、どうしたら自尊心が高まるのか、自己主張できるようになるのかは分からなかった。
    単純な方法論ではなく、調査結果が詳しく書かれていて参考にはなるが、私には難しかった。

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    2023年02月19日
  • 日本の子どもと自尊心 自己主張をどう育むか

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    日本人の典型的な考え方がもろに当てはまったり、「母親感情に込められた価値態度を子供は敏感に読み取り内面化していく」のはまさしくそのとおりのような気がした。
    対処法は簡単でほめること。
    それが自己肯定を高めセルフ・エスティームか安定する。
    やるぞ

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    2022年07月29日
  • イギリスのいい子日本のいい子 自己主張とがまんの教育学

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    2017.10.2
    文面論文らしく固いので読み物としては読みづらいところもありましたが、育児中の身としては気づかされる部分も多々あった。
    親が揺らいでは子も揺らぐ。
    私は外国人の友達や、海外で生活した経験がないので、アメリカとイギリスと日本の比較がおもしろけった。

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    2017年10月02日
  • 日本の子どもと自尊心 自己主張をどう育むか

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    自己主張、出来る事だけが良い事か…
    自尊心、高いだけが良い事か…
    日本の社会との兼ね合いまで考えて考察。
    データ沢山の、とっても理性的な本。

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    2013年02月25日
  • イギリスのいい子日本のいい子 自己主張とがまんの教育学

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    ネタバレ

    著者によると、日本人は教育の結果、自己主張が弱くて、自己抑制が強いとのこと。確かに、自分の意見をはっきり言う人はなかなかいない。

    また、日本人は自己主張を、単なるワガママだと勘違いしているらしい。でも、著者が言う自己主張とは、相手の意見を尊重した上で自分の意見も述べるというもの。うん、これまあまりいない気がする。

    それと気になったのは、日本人は外と内とでは、パーソナリティが一貫していなとのこと。確かに、内では凄く規則正しいのに、外にいったら何でもアリな人いるもんな。

    勉強になった。

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    2011年10月23日
  • イギリスのいい子日本のいい子 自己主張とがまんの教育学

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    「常識って何だろう?」という事を考えさせられる1冊でした。
    国が変われば常識も変わる。日本で非常識だと思われる行動も国が変われば当たり前の事かもしれない。例えば、目の前に地図を持って困った顔をしている人がいたとする。そこで声を掛けようとするといつも友達に「知らない人だょ!やめときなょ!」といつも止められそうになる。けど、海外に行くと周りの友達の方が率先して声を掛けている。大切なのは、「これは常識的に考えて...」と考えて行動をするよりも自分が「正しい」と思う信念に基づいて行動をする事の方が良い事もあるのだと思わせてくれる一冊でした。

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    2011年03月13日
  • イギリスのいい子日本のいい子 自己主張とがまんの教育学

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    こどもの教育における自己主張と自己抑制について日本とイギリス、アメリカについて比較考察している

    日本では「思いやりのある子ども」を育てたいという親が多いにもかかわらず、電車で席を譲る、困った人がいたら助けるといったことが欧米に比べて自然にできない。外国人からは冷たい国とうつるらしい

    これは日本人が状況主義であるということ
    また思いやりを実際に行動にうつすことが苦手というところがあるようだ

    対人関係にやたらに気を使うわりには「他人に迷惑をかけない人間に育てる。」という部分が揺らいできている

    子どもの社会性の発達の歪みや屈折、学級崩壊や引きこもり、「キレる」現象などの問題が顕著化している今

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    2010年12月08日
  • イギリスのいい子日本のいい子 自己主張とがまんの教育学

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    自己主張・自己抑制の観点から
    アメリカ・イギリス・日本を比較していて
    わかりやすかったです

    特に他人に対する認識というのが興味深く

    日本人は他人にはすごく気を使うのに
    見知らぬ人にはまるで存在しないかのような態度になる

    これは電車の中で化粧する女性が増えていることにもつながり
    今後も継続・発展させて考えていきたいと思いました

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    2009年10月07日
  • イギリスのいい子日本のいい子 自己主張とがまんの教育学

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    「いい子」に対するイギリス人と日本人の考え方の違いを知る。国や文化が違えば「いい子」の定義も違うことを認識して、自分の「しつけ」について改めて考える。

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    2009年10月04日