佐藤淑子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
こどもの教育における自己主張と自己抑制について日本とイギリス、アメリカについて比較考察している
日本では「思いやりのある子ども」を育てたいという親が多いにもかかわらず、電車で席を譲る、困った人がいたら助けるといったことが欧米に比べて自然にできない。外国人からは冷たい国とうつるらしい
これは日本人が状況主義であるということ
また思いやりを実際に行動にうつすことが苦手というところがあるようだ
対人関係にやたらに気を使うわりには「他人に迷惑をかけない人間に育てる。」という部分が揺らいできている
子どもの社会性の発達の歪みや屈折、学級崩壊や引きこもり、「キレる」現象などの問題が顕著化している今