勝丸円覚のレビュー一覧
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警察の中でも厚い秘密のベールに包まれた組織が、いわゆる公安警察。捜査対象は国家の治安に敵対する組織や個人。戦前の特高警察の流れを汲む。
昔から数多くの小説やドラマ、映画の創作物では、諜報活動がスマートに描かれるし、表に出ない故に興味が湧くのが人情。
本書は、その公安警察組織の中でも、外国による対日工作やスパイ活動、国際テロを操作する外事警察にスポットを当てたドキュメンタリーで、著者は元組織の人。
公安警察の実態は、フィクションのようなきらびやかな活躍からは程遠い地味な活動が描かれる。
当然掲載される内容は公開できる限りの内容だが、一般人からしてみると、そんな世界があったのか。と驚くことばかり。 -
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国家情報法や国防動員法を適用する国を受け入れながら、彼らの非合法な活動リスクに対し、企業側はどう折り合いをつけるべきか。日本は国防もそうだが、企業単位でも非常に無垢であり、日本の研究員には学生みたいな無邪気で簡単にハニトラにはまりそうな人も多い。国力が徐々に削がれていくというのはこうした所からも危ぶまれる。
一般市民を装って有事の際に活動を開始する「潜伏工作員」をスリーパーセルという。有事じゃなくても、自国に有利になるような操作、撹乱が政治の現場やネット上、社会のあらゆる所で行われている。この国はいつまで大丈夫だろうか。
ー 火葬場がなぜ狙われるのか。理由は明確です。火葬場というのは、故人 -
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観光客を装った彼らの集合場所は東京──。スパイやテロリストの行動を追尾し、不正な情報漏出や破壊活動を防ぐ「外事警察」。そこにはどんな人材が抜擢されるのか。そしてどんな職務に従事し、いかなる日常を送っているのか。警視庁公安部外事課OBが秘密に包まれたカウンターインテリジェンスの実態を明らかにする。
著者の他の作品を読んでいるので正直真新しい内容は少ないのだが、こうして啓発活動を続けることがいかに今の日本にとって重要なのかということを実感する。どんどん外国人観光客や移民が増える中で、今のままだと日本の国益は守れずますます海外への情報流出が止まらないだろう。一刻も早い法整備を望む。 -
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TBS系日曜劇場『VIVANT』(2023年9月現在)公安監修者・元公安警察官の勝丸円覚による前作『警視庁公安部外事課』(光文社)に続く待望の最新作。スパイ取材の第一人者である山田敏弘(国際ジャーナリスト)が構成として参画。スパイ業界最強のタッグが放つ「スパイ本」の決定版!!
勝丸さんの著作は何冊か読んだので、だんだん目新しい内容が少なくなってきた。一刻も早くスパイ防止法を成立させるしか日本が生き残る道はないと思うので、政治家にもぜひ読んでほしい一冊。スパイと分かったということを敢えて相手に伝わるように尾行したりとか、目的は達成してるにせよ、逮捕できないのがもどかしいなと思う。 -
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長らく公安に携わってきた著者。
某国の大使館に出てからは身元オープンになったこともあって仕事も変わったようだが、その分?各国の情報機関のカウンターパートともなって、そんな話も語られる。
これまでもいろんな本はあったが、この本においては、「そうは言っても俺たちは頑張ってできることをやって来た」。
組織の援助が受けられないところでも、個人が使命感からリスクを背負って動く実態もあるらしい。
いやはや。
やはり、スパイ防止法と、情報機関がないのが如何にもまずい。
隣国が、あれとそれとこれなんだから、どう考えてもまずい。
経済安全保障の議論が俎上に乗ったので、スパイ防止法も検討されるんじゃないか -
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★中国が繰り出す「仲●由●恵」似のハニートラップ
★風俗好きの外国人スパイと店の常連同士に
★JR大塚駅ホームは尾行を撒く最適スポット
★宅配業者や看板持ちに変装
★007シリーズのQ(秘密兵器担当)のような存在も
元公安が明かす、外国人によるスパイ・テロ・犯罪行為を水面下で阻止する組織の実態。
公安って怖いイメージがあるけれど、こんな地道な世界なのかー!と普段全く知ることのない裏側が垣間見える本。もちろん細かいところは書けないし色々改変しているけれど面白い。私は注意力も散漫で絶対「消毒」「点検」とかできないし24時間いろんな人とコンタクトをとるなんて絶対無理だ・・・と思うので、公安の人って本